毎年スイスにて開催される高級時計の展示会。
2019年まではSIHH(Salon International Haute Horlogerie)という名で毎年1月に各ブランドから新作が発表されていましたが今年2020年からは「Watches ＆ Wonders Geneva」に名称変更されました。
4月25日からジュネーブ市全体で行われ、新たなコンセプトで発表されるような形になるということで今から楽しみですね。

本日ご紹介するのは2019年最後の開催となりましたSIHHにて発表されましたモデルがoomiya京都店に待望の初入荷となるモデルです。IWC　アイ・ダブリュー・シー
ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ
品番：IW459402
ムーブメント：自動巻き
ケース素材：ステンレススティール
ケース径：40mm
防水：3気圧
その他特徴：ムーンフェイズ表示
価格：¥775,500-(税込)

クラシカルで上品な印象をもつポートフィノは、丸みを帯びたケースにバーインデックスとローマ数字インデックスの組み合わせに分目盛りまで伸びた長い指針が魅力的なシリーズです。そして昨年発表されようやく入荷となったこちらのモデルはポートフィノ・シリーズの中でも男性に人気の高い
ポートフィノ・オートマティックにムーンフェイズ表示が追加されたモデルです。先ほど述べましたポートフィノ・オートマティックとケースサイズ40mmのケースに12時位置にムーンフェイズ表示が追加されたモデルです。ムーンフェイズとは月の満ち欠けを表しますがIWCのムーンフェイズ機構は美しいデザインだけでなく優秀な精度であることでも有名です。
天文学的に観察すると月の正確な回転週期は、29日と12時間44分2.9秒ですが、従来のムーンフェイズ機構では、29.5日に切り下げられています。しかしながら、機械式の輪列に半日分を変換することは困難なので、シンプルなタイプのムーンフェイズ表示では59本の歯を設けた輪列を、29.5日周期2周分に用います。
IWCは2015年に初めて発表されたキャリバー50000では、これまでより歯数の多い大きなムーンフェイズ歯車を用いることで、表示誤差を大幅に削減することができました。
理論上では577.5年が過ぎて初めて、この時計を受け継いだ未来の所有者が、1日分の誤差の調整を専門家に依頼すればよいことになります。
今までのIWCの実績があるからこそこの価格帯で高精度なムーンフェイズ機構を搭載することを実現したモデルです。万が一ムーンフェイズ表示がズレた場合でもリューズの上側にあるプッシュボタンを押すことで修正が簡単に行えます。
ブルーの夜空に浮かぶシルバーの月が美しい1本です。
機械式時計の中でも複雑機構と呼ばれるムーンフェイズ機構を搭載。
デザインはもちろん、高い精度も兼ね備えたIWCらしさ溢れるモデルですのでご来店の際には是非、お手にとってご覧くださいませ。