こんにちは、oomiya京都店です。
10月も後半に差し掛かり、朝晩はひんやりとした秋の空気が身に染みるようになりましたね。
さて今回はゼニスより、その表面から機械式時計の醍醐味が楽しめるこちらをご紹介いたします。

文字盤の左上にある小窓から覗くのはゼニスの代表的なムーブメント「エル・プリメロ」の一部分。
毎時36,000振動(10振動/秒)と、現在の機械式時計における基準振動数28,800振動を大きく上回ります。
これにより機械式時計の中でも圧倒的な精度の高さを誇ります。
さらにガンギ車とアンクルの素材にシリコンを採用。パーツの摩耗が極端に抑えられた設計となっております。
小さな小さなパーツがかみ合って動くさまは規則的で美しく、まるで生き物のようにも見えてきます。
この動きが電池を使わずに行われていると思うと、その技術の高さに驚きを感じずにはいられません…。

深いブルーの文字盤はゼニスにとってなくてはならない人物、シャルル・ベルモ氏に敬意を込めて作成されたという特別なカラー。世界が機械式時計衰退の流れを迎える中、ただ一人機械式時計の未来を信じていた職人です。
彼がいなければムーブメント「エル・プリメロ」は現代には無かったかもしれません。
ケースバックには「TRIBUTE TO CHARLES VERMOT」の刻印が。どれほど偉大なる職人だったかが感じられる要素ですね。

ストップウォッチの針にも星があしらわれており、時を刻む様子がブルーの文字盤との組み合わせにより夜空を駆ける星のようにも思えます。となると、決して動くことのないゼニスのロゴの上にあしらわれた星マークは、さながら夜空に浮かぶ北極星といったところでしょうか。
写真ではお伝えしきれない魅力を秘めたクロノマスター エル・プリメロ オープン。
是非店頭にてその動きを直接感じてみて下さいね。

クロノマスター エル・プリメロ オープン
品番：03.20416.4061/51.C700
ムーブメント：自動巻きクロノグラフ(エル・プリメロ4061)
ケース素材：ステンレススティール
ベルト：ラバーで裏打ちしたアリゲーターストラップ
ケースサイズ：42mm
防水：100m防水
価格：¥1,034,000（税込）
その他特徴：伝説のエル・プリメロムーブメントの心臓部が見えるオープンデザイン
　　　　　　シリコン製のアンクルとガンギ車
　　　　　　毎時36,000振動（5Hz）