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本日は、【グランドセイコー】から「9Sメカニカルハイビート36000GMT」をご紹介致します。

グランドセイコーの魅力をもっと多くの方に知って頂く為に、よく耳にするけどなんの事？と思う事ありますよね。
それを、今回紹介するモデルを通して分かりやすくお伝えしたいと思います。

グランドセイコーの時計を欲しいと思って色々見ていくうちに一番最初に皆様が引っ掛かるのが「9S」「9R」「9F」などのシリーズ名ではないでしょうか。
この3つの「9」は何かと言いますと、時計に搭載されているムーブメント（機械）の事をいいます。
「9」の後に付くアルファベットによって、どの種類の機械が搭載されているのかがすぐに分かるようになっています。
今回、紹介するモデルには「9S」が搭載されていますので、まずは、「9S」ムーブメントについてお話しをしたいと思います。
「9」という数字は「究極」の「9」だと言われているように、それ以上ない物を作ろうとする【グランドセイコー】の精神の現れだとも思います。
「S」というのは、機械式の時計を表している記号になります。

9S＝メカニカルとなるのですが、実際店頭で他のシリーズと比較した時に見分けるのはなかなか難しいと思います。
そこで、ある程度、時計を見ただけで分かるポイントをお伝えしようと思います！

時計の文字盤をよく見て頂くとAUTOMATICと書いてあります。
機械式時計には2つ種類があり、1つ目は腕の振りで中のゼンマイを巻き上げる「自動巻き」と、着用前に手でぜんまいを巻き上げる「手巻き」があります。
AUTOMATICとは「自動」という事ですので、この時計は機械式の中でも「自動巻き」という事になります。
9Sメカニカルのモデルに関して、機械式時計の世界の最高峰を目指しているだけあり、厳格な基準の中で製造されております。
スイスの有名な精度規格に「クロノメーター規格」というものが御座います。【グランドセイコー】も過去にはその表記がございました。
しかしながら、今現在は、それを超える規格を独自に生み出すことで、非常に高精度の時計を製造しています。
沢山の時計を安定して、厳格な水準で製造をするのは並大抵の技術力ではありません。
9Sメカニカルの時計は１本1本に精度検査表が付いてきます。これは厳格な基準に合格した時計のみを出荷しているという証明に他ならないのです。

次に、「ハイビート」について。
現在販売されている殆どの自動巻きの時計は「8振動」と呼ばれる、28,800振動/時となっております。
と言っても難しいので、簡単に言うとこれは１秒間に振動する回数でそれが1時間なら何回振動しているかの表記となります。
1秒間に8回ならば、8×3,600＝28,800／時となるわけです。

このモデルの文字盤には「ハイビート36000」と表記がありますので、36,000振動／時となり1秒で10回振動することを表しています。
高振動にすれば、時計の精度を上げることが出来ます。
しかし、それは簡単な事ではありません。高振動化にはリスクも伴います。
高速で回転、振動するムーブメントには、耐久度、耐摩耗性が求められます。その為に、負荷のかかるパーツなどは、徹底的に磨き上げ、摩擦抵抗を少なくしたり、機械油に関してもいかに歯車に保持させるかを考えなくてはいけません。
そしてハイビートは、大きなトルクを必要とする為に、駆動時間が短くなってしまう欠点があります。通常、2つの香箱（ゼンマイ）にすることでパワーリザーブを伸ばす試みなどは他ブランドにありますが、時計本体がかなり分厚く大きくなってしまう。１つの香箱で55時間というパワーリザーブはグランドセイコーの技術力があってこそ、成しえる物なのです。
次に、お仕事上で2か国の時間が知りたい。デザインに1つアクセントを加えたいという方に人気のある「GMT」についてです。
そもそも「GMT」とは何の事かご存じですか？
色々、説はありますが、すごく簡単に言うと第2時間帯を表示できる機能の事をいいます。
遠く離れた国に連絡を取りたいが、今その国は何時だろう？海外出張に来たが、今日本は何時だろう？
時差を予め設定しておくことで、時計を見るだけで一目で認識できる機能の事です。
今回のモデルでいうと、赤い針の事で、24時間で1周します。文字盤の隅に一周数字が書かれていると思いますが、今、赤い針が指している時間が現地の時間です。
上の写真でいうと、朝の8時という事になりますね。

金属で作られる高級時計には欠かせない要素。それは「輝き」だと思います。
よく使われている「サテン仕上げ」と「ポリッシュ仕上げ」の違いを簡単にご説明。
「サテン仕上げ」とはステンレスの素材の表面に線状の傷をつける加工方法の事です。
また、「ポリッシュ仕上げ」は傷のない状態へ綺麗に磨き上げる加工です。
グランドセイコーはこの2つを使い分け、光と影を表現しています。
ケース両端やベゼルなどはポリッシュ加工し、腕の上では存在感を排す、つまり影となります。
そして、はっきりと存在感を際立たたい、ケースサイドやストラップなどにはヘアライン仕上げを使う。つまり光。
腕の上に乗せた時に、厚みやベゼル周りの存在感が消える事で、より文字盤を認識度が高まります。つまり文字盤がはっきりと浮かび上がるように見えるのです。

沢山の拘りがあり、なかなか全てを語りつくすのは難しいですが、あっと驚く拘りが、いろいろな場所に御座います。
他にも沢山のモデルが御座います。
是非とも一度店頭にてご覧ください。
皆様のご来店お待ちしております。

グランドセイコー
9Sメカニカル　ハイビート36000GMT
品番：SBGJ203
ムーブメント：自動巻き（9S86）
素材：ステンレススチール
ベルト：ステンレススチール
防水：日常生活用強化防水（10気圧）
サイズ：40.0mm
価格： ¥825,000-（税込）

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