【グラスヒュッテ・オリジナル】ムーブメントの綺麗な装飾を裏返すのでなく表で見る「パノインバース」
新たにoomiya京都店で取り扱いスタートしたドイツの名門ブランド『グラスヒュッテ・オリジナル』
本日は人気のパノコレクションの中でも一際異彩を放ち、思わずどんな仕組みになっているのか気になるモデル「パノインバース」をご紹介します。
パノインバース
アシンメトリーで革新的なデザインが魅力的なパノコレクション。
今回ご紹介する「パノインバース」は通常の時計では裏返さないと見ることができないムーブメントの一部が表面から見えてしまう時計です。
一目見て独創的なデザインと判断出来てしまうほど、機械式時計ファンは特に気になるのではないでしょうか。
このモデルは時計内部の美しさを文字盤側で楽しめるモデルで、通常はサファイアクリスタルガラスのケースバックを通して眺めることができない様々な部品の配列をあえて逆にすることで実現。
ちなみにモデル名のインバースとは「逆の」「反対の」という意味を持ちます。
独創的かつ洗練された文字盤のデザイン
パノインバースの文字盤はただ逆にムーブメントを組み上げていくだけでなく、各パーツの見え方にも拘りがあります。
ネジ留めのゴールドマウント、ガルバニックグレーの3/4プレートとグラスヒュッテストライプの仕上げ、ホワイトゴールドの針、ダブルスワンネック緩急針など文字盤のどの角度から見ても楽しめるモデルです。
ちなみに3/4プレートといえばドイツ時計には多く採用されていますが大きなパーツをしっかりと歯車を押さえることができ耐久性は上がりますがプレートが分割されていないので組付けていく際に少しでも形が合わなければ一から作り直しになります。
さらにペルラージュ装飾やコート・ド・ジュネーブ装飾などを施すとさらに失敗の確立は上がりますがドイツ時計の時計作りへの熱い情熱と伝統ならではの拘りのモデルです。
ダブルスワンネック緩急調整機構
文字盤右下に位置し、ひげゼンマイ上にセットされた細長い形状のパーツはダブルスワンネック緩急調整機構。
白鳥の首のような形をしている調整機構で時計の精度を細かく調整することが可能ですがダブルスワンネックにすることでより精度が補正しやすくなります。
時計ファンの中では通称「バタフライ」とも呼ばれております。
職人の手彫りで仕上げられた芸術的なエングレービングやチラネジなど美しいだけでなく完璧な精度を追求しているグラスヒュッテ・オリジナルならではの革新的な機構ですね。
美しく仕上げられたプレートには二つのリングが存在し、この二つのリングで時刻を読み取ります。
そして右側上部には控えめなデザインのパワーリザーブ表示が備えられており蓄えられている残りのパワーを表してくれます。
上の写真ではパワーが0の状態で、リューズを手巻きしていくことでパワー蓄えられます。
気になるケースバックは?
文字盤側に本来あるべき機構がきているのであれば…気になるのは裏側ですよね。
ケースバックはシンプルでプレートのみですが美しいグラスヒュッテストライプが際立ちますね。
また機止めされているネジの頭の部分までしっかりとポリッシュ仕上げが施されております。
パノインバースのスペック
グラスヒュッテ・オリジナル
パノインバース
品番:1-66-06-04-22-62
ムーブメント:手巻きムーブメント キャリバー66-06
パワーリザーブ:約45時間
ケース素材:ステンレススティール
ケース径:42mm
防水:5気圧防水
価格:¥1,628,000-(税込)
オリジナリティ溢れるパノインバース。
機械式時計といえばメカニカルな部分が見えるモデルが魅力的でスケルトン文字盤などもたくさん、ありますがドイツ時計の高い技術力だからこその素晴らしい技術を常に表側で堪能できるモデルです。
ブログでは中々伝わりにくい部分もありますがこちらのモデルはご来店の際には是非、お手にとってご覧くださいませ。
みなさまのご来店、スタッフ一同心よりお待ちしております。