【IWC】わずか40mmのケースに収められた「ポートフィノ・パーペチュアル・カレンダー」(IW344601)
こんにちは、内田です。
いつもoomiya京都店ブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。
上品かつエレガントなモデルが多数ラインナップされるIWC。
中には複雑機構を搭載し何千万円というモデルも作りだすことが出来るデザインだけでなく高い技術力を持つIWCですが
複雑機構のエントリーモデルとして発表し、人気モデルになりつつあるIWC 最新モデル「ポートフィノ・パーペチュアル・カレンダー(IW344601)」を改めてご紹介いたします。
バランスのいいデザイン
ポートフィノシリーズからパーペチュアルカレンダーが登場し、ポートフィノ特有のクラシカルで繊細な印象はこのモデルにも継承されています。
実機を見た印象ですが、インデックスや針のラインを全体的に細くしていることで、情報量が多くなりがちなパーペチュアルカレンダーでもすっきりして見えるなと感じました。
カラーを多用することなくシルバーやブルーカラーで統一させているので、落ち着きのある印象を与えてくれます。
小ぶりなサイズが非常にいい
IWCのパーペチュアルカレンダーを搭載しているモデルの中で最も小ぶりなケースサイズ40㎜を採用。
40㎜サイズの時計は腕元が細い方にも抵抗なく使いやすい人気サイズで、ビジネスシーンにも悪目立ちすることなくお使いいただけます。
現在IWCのパーペチュアルカレンダーを備えるモデルは46.2㎜、44.2㎜、42.4㎜など少し大振りなケースサイズでしたが、今回サイズダウンしたパーペチュアルカレンダーが登場したことで、楽しめる方も増えたかと思います。
その一方でケースサイズを小さくするということは、いわば職人泣かせの作業であることをご存知でしょうか。
その理由を次の表題でご説明いたします。
職人泣かせのムーブメント
そもそもパーペチュアルカレンダーは世界三大複雑機構の1つと言われるほど、作業工程もパーツ数も通常の時計に比べて遥かに多くなります。
ちなみに通常の機械式時計の平均部品数が約100個パーツ前後とされている一方、こちらのパーツ数はなんと326個のパーツが使われています。通常の約三倍のパーツ数…少なくとも326回の工程があると考えるとゾッとします。
膨大な作業工程に加えてこれまで以上に小さなケースに収めるとなると、パーツ一つ一つを小さくして組み立てる必要があります。
パーツが小さくなればなるほど、細かい作業が増えるため組み立てる難易度も高くなるのです。
まさに職人の技術力の結晶といっても過言ではありません。
ムーブメントはIWC自社製キャリバー82650 を搭載しており、ケースバックからムーブメントを覗くことができます。
堅牢性と精度に焦点を当てて開発された高品質な自動巻きムーブメントで、セラミック製の部品で強化されたIWC独自のペラトン自動巻き機構(巻き上げ効率◎)を備え、最大60時間のパワーリザーブを蓄えます。
パーツ1つ1つに面取りや磨き、装飾が施されていたり、摩耗に強いセラミックパーツを使用するなど細部に至るまでIWCの時計作りに対するこだわりを感じることができます。
優秀すぎる機能
そもそもパーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)とは何かといいますと、各月末の最終日の違いを認識し、自動的にカレンダー調整を行ってくれる機能です。
一般的な機械式時計の日付表示は「31日周期」で変わるため、30日・29日・28日が月末となる月は、手動でカレンダーを調整しなければいけません。ところが、パーペチュアルカレンダーは手動でカレンダーの調整をする必要がないのです。
月末が31日・30日・28日に加えて4年に1回の閏年(2月29日)となる全ての場合にも自動的に1日へとカレンダーが切り替わるので、2100年までカレンダーの調節を一切必要とせずに正確に作動し続けます。
9時位置のサブダイヤルにある小さな窓は、年を意味する表示で「1」→「2」→「3」→「L」の周期で1年に1度変わります。閏年(Leap year)から何年目といった解釈です。また、その周りのダイヤルは指し示す針が曜日を教えてくれます。
3時位置のサブダイヤルは日付を、
6時位置にあるサブダイヤルは何月かを指し示してくれています。
そして背景に見えます月は「ムーンフェイズ機能」と言い、その日の月の形(月齢)を教えてくれます。
中でもIWCのムーンフェイズは精度が非常に高く、通常は約3年に1日分のペースで実際の月軌道との誤差が出るためムーンフェイズの調整が必要となりますが、こちらのムーンフェイズはなんと577.5年間でわずか1日分という精度を誇ります。特殊な減速輪列によりこの高精度を実現しています。
群を抜く操作のしやすさ
「時間」・「年」・「月」・「曜日」・「月齢」とこれだけの機能と表示が充実していると、時計を合わせるのが大変になると思いますが、IWCのパーペチュアルカレンダーは群を抜いて操作が簡単なのが魅力の一つです。
リューズ一つで操作ができ、通常の時計と同じように日付を合わせる操作と何ら変わりないのです。
リューズを一段階引き、上方向に回すだけで、それぞれのカレンダー表示が同時に切り替わるようにできています。
実は私、パーペチュアルカレンダー=操作が大変、気を遣う時計というイメージを持っていたのですが、あまりの操作のしやすさにこの時計なら持っていいかもと思えた一本でもあります。
パーペチュアルカレンダー搭載の時計の中でも名作と言われる IWCのパーペチュアルカレンダー。
IWCで時計技師のリーダーを務めていたクルト・クラウスが1980年代に開発したものです。
約40年前に開発されたのにも関わらず、操作のしやすさやムーンフェイズの精度の高さなど今でも高い評価を受けているのは凄いと思います。
ユーザー目線で考えられ、開発されたものだからこそ、実用性に長けた”使いたくなる”パーペチュアルカレンダーだと思います。
IWC
ポートフィノ・パーペチュアル・カレンダー
品番:IW344601
価格:¥3,410,000 (税込)
ムーブメント:自動巻き(IWC自社製キャリバー 82650)
ケース素材:ステンレススティール
ベルト:カーフストラップ
防水:5気圧防水
サイズ:40mm
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