こんにちは、内田です。
いつもoomiya京都店ブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。

今回は「ポルトギーゼ・オートマティック 40」について特徴など詳しく解説していこうと思います。

バリエーション

バリエーションは全6種類となります。
ブルー文字盤、シルバー文字盤（金針）、シルバー文字盤（青針）と大きく3色展開でしたが、今回の新作でサーモンピンク文字盤が追加されました。
※こちらの新作は順次入荷予定となっております。京都店へ入荷いたしましたら、またブログでご紹介していきます。

元祖ポルトギーゼモデルを継承

今や不動の人気シリーズ、ポルトギーゼ。
ポルトギーゼの歴史はIWCの中で最も長く、1939年に二人のポルトガル商人が「マリン・クロノメータ―級（高精度の航海用時計）の精度を備えた腕時計を作ってほしい」とIWCに依頼したことがこのシリーズの始まりとなります。
その依頼を見事に応えたモデルが初代ポルトギーゼ（Ref. IW325）となり、そのデザインをそのまま継承したモデルとなります。

このデザインからポルトギーゼが始まったと思うと感慨深いですよね。
また80年以上前のデザインなのにも関わらず、今、いつの時代も色褪せずにモダンな印象を与えてくれて、IWCのデザイン力の高さを感じます。
流行に左右されず、良いものを永く使いたいという方にもおすすめしたい時計でもあります。

ただの復活だけではない！？ここに注目！

元祖ポルトギーゼのデザインを単に復活させただけでは終わらないのが、IWC。
視認性をさらに良くするための工夫が施してあります。
インデックスはアプライドのアラビアインデックスにさせて立体感を持たせています。
さらに下地のシルバー文字盤は半つや消しにさせ、インデックスや針はきれいに鏡面仕上げにさせているため、コントラストが強くなり、どの角度から見ても常に時間を認識できます。
インデックス自体は細字で小さいのにもかかわらず、ここまで視認性を高くできるのは見事だと思います。

ケースにも工夫がされているのはご存知でしょうか。
正面から見たときにラグやベゼルはつるっと鏡面仕上げになっています。
鏡面仕上げは周りの環境と馴染むので、文字盤に自然と視線が集まるような工夫をしています。

ちなみにケースバックも同じように鏡面仕上げで囲むことにより、IWC自社製キャリバー82200の存在感がより際立つように設計されています。

一方でケースサイドはヘアライン仕上げを施すことでケースからラグにかけて流れるような綺麗なラインが強調されています。
ポルトギーゼシリーズの中でも最も小ぶりで薄型のケースサイズですので、袖口に引っ掛かりにくく、さり気なさのある時計です。

外観だけでない！中身までこだわってます

搭載されているIWC自社製キャリバー82200は摩耗にさらされやすい「巻上げ爪」、「自動ホイール」、「カム」といった重要なパーツをセラミック製（上図の黒く見える歯車）にすることで、理論上はほぼ摩耗せず、注油の必要もないため、長期の使用でも巻き上げ効率は下がらないような仕組みになっています。
摩耗に強く耐久性のあるセラミックですが、作る際に焼成する工程があり、焼成すると陶器のように全体的に収縮にする性質を持っています。収縮することも考えて歯車やパーツの大きさを計算しながら設計しなければならないので、かなりの時間と手間がかかってしまうのがデメリットでもあります。
ユーザー目線に立って「長く使える」を重視した作り込みであることが、保証の長さ(8年保証)や不変的なデザイン、パーツ1つをとっても感じられ、私がIWCを好きな理由の一つでもあります。

いかがでしょうか。
「シンプルな時計」だけでは終わらない、歴史やこだわりが詰まった時計です。

価格改定（値上げ）のお知らせ

IWCが価格調整のため価格改定することとなりました。
2023年７月１日(土)よりほぼ全ての現行モデルを対象に新価格でのご案内となります。
値上げ幅はモデルによって異なりますので、ご検討中の方はご注意くださいませ。

さまざまなお支払方法をお選びいただけます

oomiya京都店では現金、クレジットカード、分割支払いの他、通信販売もご利用いただけます。
分割払いをご希望の方はブランドや商品により異なりますが最大60回まで金利・手数料無料でご利用いただけます。

本日も皆様のご来店、スタッフ一同心よりお待ちしております。