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老若男女問わず幅広い年齢層から支持を集めるIWC。
エントリーモデルから1000万円を超える超複雑機構も自社で製作可能なスイスの名門高級時計ブランドです。

本日はタイトルにもある通り〈曜日、日付、月、ムーンフェイズ〉を僅か41mmというケースに収めた新作モデル「ポートフィノ・コンプリート・カレンダー」をご紹介いたします。

複雑機構を搭載していると聞くと、情報量が多く、視認性が悪いのではと考えがちですがIWCらしい非常にシンプルかつ洗練されたデザインとなっております。
丸みを帯びたクラシカルなポートフィノ独特のケースには12時位置と6時位置にサブダイヤルが設けられております。

まずは12時位置のサブダイヤルは
MONDAY、TUESDAY、WEDNESDAY…とサブダイヤルのサークル部分に曜日が表示されており、美しく仕上げられた針で曜日を示してくれます。上の写真では「FRIDAY」のところに針があるので金曜日ということが分かります。
そして写真で分かりにくいのですが星が散りばめられた背景に夜空を連想させる深青の色の部分からは月の満ち欠けを表すムーンフェイズを搭載します。

6時位置にあるサブダイヤルは2本の針が備えられています。
長い針は〈日付〉、短い針は〈月〉を指し示しており、上の写真では1月2日を表します。

ちなみに〈曜日〉〈日付〉〈月〉を表示するモデルはトリプルカレンダーやフルカレンダーとも言われます。
さらに一年間カレンダーの調整が不要なモデルはアニュアル（年次）カレンダー。
パーペチュアル（永久）カレンダーとなれば4年に一度の閏年も調整が不要となります。

ちなみIWCはこの複雑機構を呼ばれるパーペチュアルカレンダーも得意とするブランドで7日間パワーリザーブを誇るモデルやクロノグラフを搭載するモデルもございます。

現在は金の価格が搭載しており、金を使用した時計が欲しいという方も増えてきています。
今回ご紹介するモデルはケースサイズは直径41mmと小さすぎず、大きすぎず、日本人にとっては程よいサイズ感。
ケース素材には18Kレッドゴールドを採用しており、裏蓋、尾錠までも18Kレッドゴールド製となります。

先程のべました複雑な機構はサファイアクリスタルガラスを採用した裏蓋からもご覧いただけます。

ストラップはトープカラーの型押しカーフストラップ。
上品な18Kレッドゴールドのケースとトープカラーに相性が非常に良く、エレガントない印象を与えてくれます。

こちらはリューズが装着された3時側からの写真になります。
丸みを帯びたケースはクラシカルな印象を与えてくれますがリューズも丸みを帯びつつ下に向かわせることで腕への装着感を向上させています。
ガラスは非常に強度の高いサファイアクリスタルガラスを採用していますがクラシカルな雰囲気をより感じるようにボックス型に加工されています。

この角度からみると針やインデックス、インダイヤルの段差など細部まで拘り抜かれていることが良くわかります。

こちらは先程とは逆側、9時側のケースサイドの写真になります。
複雑機構を搭載しているモデルなので日付や時刻の他に、月やムーンフェイズなども調整する必要があるのですがこのケースサイドのプッシュボタンを操作することで個別に調整が可能です。
カレンダーの調整が少ない、パーペチュアルカレンダーやアニュアルカレンダーのモデルであれば日付などが万が一ズレてしまうと自分で修正が不可能ですが、コンプリートカレンダーであれば各機構が独立しておりますので調整も容易に行えるのがポイントです。

またこの手の時計だとパワーリザーブが短いモデルが多いのですが
本日ご紹介したモデルはIWC自社製自動巻きムーブメントでパワーリザーブは最大約72時間。
日数にすると約3日間のパワーリザーブを備えますので複数本所有している方でも3日一回腕に装着してもらうだけで十分なパワーを備えてくれるモデルです。

個人的には複雑機構を搭載しているモデルでもスモールセコンドと呼ばれるインダイヤルで秒針を表示するモデルが多いですがこちらは文字盤中央から伸びる秒針がしっかり一分を一周してくれる、機械式時計ならではの動きをするのでおススメなモデルです。

店頭には本日ご紹介したモデルのケース素材がステンレススティール製のモデルもご用意しておりますのでご来店の際には是非、お手にとってご覧くださいませ。