【グランドセイコー】エバーブリリアントスチールってどんな素材? ~SBGJ265~
皆様こんにちは。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回はグランドセイコーからコチラのモデルをご紹介いたします。
9Sメカニカル ハイビート36000 GMT
品番:SBGJ265
素材:エバーブリリアントスチール
ベルト:エバーブリリアントスチール
ムーブメント:自動巻き(9S86)
サイズ:40mm
防水:日常生活用強化防水(10気圧)
駆動期間:最大巻上時約55時間持続
価格:¥979,000-(税込)
1967年発売の「44GS」によって確立された独自のデザイン理念「セイコースタイル」が定義する「燦然と輝く時計」を現代解釈して生まれた外装デザインは言わずと知れたことですね。
文字盤
前回ブログでご紹介させていただいたモデルと同じ技法で作られており、「岩手山パターン」と称されています。
ベースのカラーはブラックですが、光の当たる角度によって見え方が変わり非常に表情豊かなデザインになっています。
近くで見ると線が入ったような仕上げが施されており、岩手山の岩肌をイメージさせてくれます。
エバーブリリアントスチール
エバーブリリアントスチールは3年以上の開発期間を経て誕生しました。
最大の特徴は、極めて優れた耐食性です。
一般的に使われるステンレススティールは「316L」、「904L」と表され、孔食指数(こうしょくしすう)が20~35なのに対して、エバーブリリアントスチールのベースとなったスーパーステンレスは孔食指数が40を超え、一般的なものよりも優れていると言えます。
ただ耐食性にこだわっただけではなく、エバーブリリアントスチールのベースになっている『スーパーステンレス』は切削などの加工が難しく時計製造に用いるのは容易なことではありません。ですが、グランドセイコーに導入される決め手となったポイントが磨き上げた際に従来のSSと同等以上の美しい輝きを担保できたことだと言われています。
既存技術をベースに各工程をひとつひとつ見直し、加工条件を確立させました。研磨においても、セイコースタイルには欠かせない要素であるため従来の条件を見直し、歪みのない鏡面を実現することに成功しています。
従来のステンレススチールと比べてもエバーブリリアントスチールの方が、白く美しく輝きます。細かい部分の仕上げは圧巻でその差は一目瞭然です。
安心のサイズ感、着け心地
直径40mm、厚みは約14mmと安心のサイズ感を誇るこの1本。
『44GS』のデザインが取り入れられているだけあってケースもかなり秀逸。ザラツ研磨されたケースは歪みのない滑らかな仕上げになっています。
腕への密着度も高く、安心の着け心地を提供します。エバーブリリアントスチールが使われている分、少し重量感を感じる場合もあるかと思いますが、従来のステンレススチールよりも上質な素材だと考えれば納得ですね。
グランドセイコーのラインナップを見てみると40mm近くのモデルが多数存在しますが、やはりそこは国産ブランドです。日本人の腕には40mm前後のサイズが良く合います。大きすぎず小さすぎずという言葉をよく耳にしますが、まさにそのサイズ感のど真ん中だと言えますね。
ムーブメント
巻き上げ方式 | 自動巻(手巻つき) |
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静的精度*1 | 平均日差+5~-3秒 |
携帯精度 | 日差+8~-1秒 |
持続時間(最大巻上時) | 約55時間 |
振動数 | 36,000振動/時(10振動/秒) |
石数 | 37石 |
その他機能 | – 日付表示機能 |
外乱に強く携帯時に安定した精度を実現した性能はそのままに、GMT機能を付加した、ハイスペックなムーブメントとなっています。
いかがでしたでしょうか。
是非店頭にてご覧になってみてくださいね。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。