人々を魅了し続ける【金】その魅力に迫る
皆様こんにちは。中原です。
いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
いきなりですが、私は前職で金を扱う仕事に携わっておりました。
現在、高騰し続けている金ですが時計でも金のケースを採用しているモデルは数多くあります。
本日はそんな金の魅力を少しでも皆様にお伝えできればと考えております。
金とは
金(きん)は、元素記号「Au」(ラテン語で「aurum」)で示される、自然界に存在する貴金属の一つです。
地球上で最も価値が高い金属の一つとされ、古代から現代に至るまで貨幣や装飾品、さらには産業用途にも使用されてきました。
今から3000年以上も前、ツタンカーメンの時代には既に金が使用された装飾品なども発掘されております。
その金は3000年以上経った今でも美しい輝きを放っており、金の耐腐食性の強さや経年劣化への強さを証明しています。
金は非常に安定した物質であり、腐食しにくいため、時代を超えて価値を持ち続けるのです。
金の特徴
・密度が高い:金は非常に重い金属であり、同じ体積であれば鉄などよりも重いです。水の約19倍もの比重があるといわれており、1リットルのペットボトルへ金を流し込むと19㎏もの重さになるそうです。
この重厚感も人を惹き付ける要因の一つかもしれません。
・耐腐食性が強い:金は酸や水分に非常に強く、腐食や酸化がほとんど起こりません。上記でも記載した通り、長い年月輝きを放ち続ける金です。この特性が金を非常に価値のある素材にしている理由の一つです。
・伸縮性と良導体:金は優れた導電性を持ち、エレクトロニクス業界でも重要な役割を果たします。また金は伸びやすく加工がしやすいことでも知られています。1gの金を糸状に伸ばすと約3000mまで、板状にすると60×60㎝四方まで伸びると言われています。
希少性
金はそもそもどうやって採れるのか?
金は金鉱石と呼ばれる石の中から採ることが一般的です。
金鉱石を1トン取って2g前後採掘できればいい方だと聞いたことがあります。
1トンの石というと想像しにくいですが、ビジネスホテルにあるバスタブの大きさで約1トンの石と同等の大きさだそうです。
バスタブ大の大きさからほんの少し採れるというだけでも希少性が高いのが分かります。
また有史以来現在まで採られた金の総量はオリンピックプール約2.5杯分だけらしく、埋蔵されている金の総量もプール1~1.5杯分だけで限りある資源です。
金鉱石とは別に、我々が持っているスマートフォンを40台集めると約1gの金が回収できるそうです。
都市金山と呼ばれ、家電製品の中には糸状の金が入っている事も多くリサイクルから最近する方法もあります。
現在は年間約3000トンのペースで採金されており、残りの埋蔵量が約50000トンと言われています。
金鉱脈と呼ばれる金が眠っているところは地球上に数多くありますが、深い海の底やマグマの中だったり採ること自体が難しい所が多く今の金相場では採掘コストが合わずこれからも金の相場は上がり続けるのではないかと考えております。
アメリカの王手銀行「バンク・オブ・アメリカ」でも同様の予想をしており、現実味が帯びてきています。
この希少性こそが、金価格の高騰の一番の要因だと考えております。
時計に使われている金
時計やジュエリーに使われている金は多くが18金と呼ばれる金になります。
18金とは金の純度を表していることで、日本では純金の事を24金と呼んでいます。
18÷24=0.75
18金とは75%が金で残りの25%を違う物質を入れた金です。
時計に使われているのはピンクゴールドや、ホワイトゴールド、イエローゴールドが多く銀や銅、パラジウムといった素材を金に混ぜ合わせて色味を出しています。
18金にする意味としては、24金だとどうしても柔らかすぎてしまってケースやジュエリーには不向きと言われています。
混ぜ物をすることにより、硬くして形を維持しやすくさせることが目的です。
まとめ
古くはツタンカーメンやナポレオンなどといった歴史的偉人もこよなく愛した「金」
保育園児に折り紙のセットを渡すと。90%近い園児たちが金を最後まで大事そうに取っておくというデータもあるそうです。
人間のDNA的に「金」は特別なものだと認識しているのかもしれません。
時計の価格は年々上がってきていますが、「金」はそれ以上の高騰を見せています。
これからも「金」は上がり続けるのではないかという意見も多いので、今が高すぎるということは決してありません。
長い目で見たときの資産の保有という意味でも、「金」を使用した時計を選んでみてはいかがでしょうか?
oomiya京都店では様々なブランド・ モデルを取り揃えております。
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皆様のご来店スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。