歴史

【クストス】は、2005年、実業家サスーン・シルマケスとカルティエの元デザイナーであるアントニオ・テラノヴァによってスイスで創業されています。
【クストス】という名前はラテン語で〝守護神〟という意味があり、「ハイテク」「スポーティ」「エレガンス」の３つのコンセプトを意識して時計を造っています。そして、ハイテクな素材(カーボン、チタン、サファイアクリスタル)を用いて、時計の未来を築きたい想いがあります。
実は、創業者の一人であるサスーン・シルマケスの父は、フランクミュラーの創業者であるヴァルタン・シルマケスです。
父の影響もあるためか、どことなく時計のデザイン(トノウ型等)にフランクミュラーを感じます。

チャレンジの３つのライン

モデル名となっているチャレンジは、挑戦するというメッセージ性があります。
時計を購入される方はデザインや機能、または歴史が好きという理由がほとんどだと思います。
メッセージ性のある時計は珍しく、自分のモチベーションを上げるために購入される方もいます。サッカー選手や起業される方に人気のモデルとなっています。個人的には、何か新しい事に挑む、起業するんだという想いのある方にオススメしたいモデルです。

チャレンジには、「陸・海・空」をイメージした３種類のモデルがあります。

陸をイメージしたチャレンジクロノです。
スーパースポーツカーさながらのラグジュアリーを追求したモデルになります。

空をイメージしたジェットライナーです。
航空機を想起させるシリーズであり、本物の航空機体さながらの構造美や素材を探求し、軽量化を実現したモデルになります。

海をイメージしたシーライナーです。
航海から生まれた美学に着想を得て、6時位置にあるスモールセコンドには、船のスクリューを想起させる羽根車が取り付けられ、機能性がデザインにおいても表現されています。
今回、ご紹介するモデルはこのラインになります。

ちなみに、このチャレンジには、自分の時計ブランドを立ち上げる事も出来るんだという父親に対するサスーン・シルマケスのメッセージもあるみたいです。

「チャレンジ シーライナー P-S オートマティック サファイア」の凄い所

この「チャレンジ シーライナー P-S オートマティック サファイア」には凄い機能やこだわりがたくさんあるので一つずつ紹介していきます。

①防水性が高い
この時計は50m防水になります。え？100m防水の時計もたくさんあるし、別に普通じゃない？って思われがちなのですが、防水性の高いモデルは、大体ラウンド(丸形)のケースです。ラウンドのケースだとねじ込み、防水性を高める事が出来るのですが、トノウ型のケースだとねじ込む事が出来ません。トノウ型で防水性が高い、ここが凄いポイントになります。
ただ、どうやって防水性を確保しているのかは、企業秘密になっています。特許をとると機構が漏れてしまうため、あえて特許をとっていないみたいです。

②腕乗りが良い
ケースが人間工学に基づいて設計し湾曲させているため、時計が腕を占める割合が多くなり、腕乗りが良くなります。そして、ケースの横幅が41mm、ラグからラグまでが51.7mmのため、装着してみると思っている以上に小さく感じて腕にフィットします。

③ケース作成に約200時間かかる
サファイアクリスタルのケースを切削、仕上げ等、全て合わせて約200時間(8日間)かかります。そして、サファイアクリスタルはとても硬度のある素材のため、それより硬いダイアモンドを用いて、ケースを削っています。時間と費用がとてもかかっているのが想像出来ますね…。

④ムーブメントに永久磁石を使用している
６時位置にスモールセコンドがありますが、裏を見ていただくとテンプは12時位置にあります。ここだけで何が言いたいか分かった方もいると思います。構造上、大体の時計はテンプの横に秒針の歯車(4番車)がありますが、この時計は６時位置にスモールセコンドをもってきています。その位置まで持ってくるには新たな歯車がないといけません。新たな歯車を用いる分、スモールセコンドの秒針の動きが安定しにくく、動きを滑らかにするために精度に影響が出ない永久磁石を使用しています。本来、時計にはタブーとされている磁石を使用するという発想が凄いです。

⑤文字盤もケースもスケルトン
デザイナーのアントニオ・テラノヴァ曰く、「究極の透明性を表現したかった。全てスケルトンにすると品質を直接観て判断できるので、しっかり造られている事を主張する必要がない。」と言われています。
そのために、ケースも文字盤もスケルトンを用いているとてもエレガントなモデルになっています。

クストスフェア開催中(4/12～5/12)

サファイアクリスタルをケースに使用したモデルは、他ブランドだと1000万円を超えますが、今回、ご紹介した「チャレンジ シーライナー P-S オートマティック サファイア」は、764万5千円と他ブランドに比べて比較的お求めしやすい価格となっています。

現在、クストスフェア開催中です。フェア中しか観る事が出来ないモデルが多々あります。
そして、本日も豪華なイベント、YOICHIRO ANDO氏によるライブペイントを開催していますので、是非ご来店をお待ちしております。

フェア期間中のご購入者様へオリジナルノベルティをプレゼント！
※詳しくはスタッフにお問い合わせください。 ※数に限りがございます。万が一品切れの際はご容赦ください。

そして、並行開催で【京都店10周年記念フェア】も行っております。
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