【ゼニス】古典的なムーブメントは史上最高!あなたの心の振動数もハイビートに!~クロノマスタースポーツ03.3100.3600/69.M3100~
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12月も半ばを過ぎ、底冷えする京都の街並みが一層寒さを増していますね。そんな時には、ホットな飲み物を手に取るのも良いですが、心を温める方法としてゼニス(ZENITH)の傑作ムーブメント「エル・プリメロ」を眺めるという贅沢はいかがでしょうか?
誕生から55年を迎えるこの伝説的なムーブメントは、時計業界の歴史に燦然と輝く存在。その基本設計は今なお踏襲され、現代の「クロノマスター スポーツ」や多くのモデルに命を吹き込んでいます。古典的だからこその魅力が詰まったこの唯一無二のクロノグラフムーブメントについて、本日はたっぷりとご紹介いたします。
エル・プリメロ:1969年の革新、今もなお魅了する
「エル・プリメロ(El Primero)」は、1969年にゼニスが開発した世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントです。当時、スイス時計メーカーはこぞって自動巻きクロノグラフの開発競争を繰り広げていましたが、その中でゼニスが生み出したエル・プリメロは、以下の点で他を圧倒しました。
1. 36,000振動/時(5Hz)の高振動
エル・プリメロの最大の特徴は、1秒間に10回振動する高振動数の設計です。このおかげで、クロノグラフの針が1/10秒単位の精密な計測を可能にし、他のムーブメントでは得られない正確性を実現しました。
2. 一体型クロノグラフ設計
他の多くのクロノグラフがモジュール式(既存のムーブメントにクロノグラフ機構を追加する形式)である中、エル・プリメロは最初からクロノグラフ専用に設計された一体型ムーブメントです。この設計は操作性の向上だけでなく、ムーブメント全体の耐久性や信頼性をも高めています。
3. 古典的な並行クラッチ方式
エル・プリメロには、クラシカルで美しい並行クラッチが採用されています。クロノグラフを作動させると、メインの歯車とクロノグラフ用の歯車が横方向に噛み合い、動作を連結します。この方式はメンテナンスがしやすく、耐久性にも優れており、50年以上にわたって多くの時計愛好家から支持を得ています。
エル・プリメロが持つ「古典的だからこその魅力」
エル・プリメロが55年間も愛され続ける理由は、単に「古いから」ではありません。むしろ、その古典的な設計が持つ以下の魅力が、現代の時計にも新たな価値を与えているのです。
1. 視覚的な美しさ
クロノグラフのムーブメントは、動作中の歯車やクラッチの動きが見られることが一つの楽しみです。ゼニスのモデルではサファイアクリスタルの裏蓋を通してエル・プリメロの精密な動作を鑑賞することができます。並行クラッチが噛み合う瞬間や、テンプの滑らかな振動は、時計好きにとってまさに「癒し」のひととき。
2. 現代技術に劣らない精度
エル・プリメロの高振動設計は、最新の時計にも匹敵する精度を発揮します。特に現行モデルではパワーリザーブが向上し、約60時間の駆動を可能にしており、日常使いでも不便を感じません。
3. 伝統と革新の融合
「古典的」という言葉が持つ重みは、ゼニスの歴史そのものを象徴しています。1969年当時の革新をそのままに、最新モデルでは現代の技術を融合させた改良が施されています。この「伝統を守りつつも進化を続ける姿勢」は、ゼニスというブランドそのものの魅力を体現していると言えるでしょう。
クロノグラフムーブメントの頂点を体感する「クロノマスター スポーツ」
エル・プリメロが現代に蘇った代表的なモデルが、「クロノマスター スポーツ」です。その中でも特に注目されるのが、品番:03.3100.3600/69.M3100。このモデルでは、エル・プリメロ 3600キャリバーが採用され、伝統的なムーブメントの魅力を現代風に進化させています。
- 1/10秒の計測を可能にしたクロノグラフ秒針
- トリコロールのサブダイヤルが象徴的なシルバーダイヤル
- 洗練された41mmのステンレススチールケース
これらの仕様は、エル・プリメロのクラシックな設計を受け継ぎつつ、日常でも活用できる実用性を追求したものです。
冬の京都でゼニスを堪能する
寒い京都の冬、和の風景に映えるゼニスの時計は、ただのアクセサリーではなく、一緒に時を過ごす相棒となります。そして、ムーブメントの動きを眺めることで、心が温かくなるような充実感を得られるでしょう。
ゼニスのエル・プリメロは、過去から現在、そして未来へと続く物語を紡ぐ特別な存在です。この冬、ぜひその魅力を手に取って感じてみませんか?
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