皆様、こんにちは。いつもoomiya京都店のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
近年ではグランドセイコーの人気が非常に高くなってきております。
様々な理由はありますが、一番の理由は品質や仕上げなど日本人が作り出す細部まで拘り抜かれたクオリティだと思います。

グランドセイコーといっても何千万円以上のモデルもあれば50万円以下でも購入できるモデル等複数ありますが本日はグランドセイコーコレクションの中でも比較的購入しやすい価格帯でありながら最高品質を誇る
「9Fクォーツ SBGP001」をご紹介いたします。

本日紹介する「SBGP001」商品スペック

このモデルは、虚飾を排したバランスの取れた王道デザインが特徴のヘリテージコレクションに属しています。

限られた職人しか出来ない「ザラツ研磨」の技術

グランドセイコーの魅力の一つに、「ザラツ研磨」があります。
「ザラツ」とは、かつてスイスに存在した工作機械メーカーの名前で、そのメーカーが製造していた研磨機を使う工程を日本の研磨職人たちは「ザラツ」と呼んでいます。
この研磨法により、金属面を超平面に形成し、その後、仕上げバフで鏡面に磨き上げます。
この技術は限られた職人のみが持つ高度な技術であり、ケースサイドの稜線にゆるやかなカーブをもたせることで、腕なじみの良い装着感を実現しています。

上の写真では磨き込まれたケースの鏡面部分には文字が鏡のように映し出させれいるほど歪みのない磨きをしていることが分かります。

デザインと装着感

SBGP001は、ケースの厚みが非常に薄く、ケースサイドをなめらかにすることでスーツの袖を傷めない設計となっています。また、ケース自体がゆるやかなカーブを持ち、手首の太さに関わらず一体感のある装着感を提供します。リューズは半ばケースに埋まるデザインで、手首の太さに関わらず心地良い装着感を実現しています。

腕に滑らかに馴染むメタルバンドは、各駒がスムーズに可動する構造で、可動域が広いため、どんな方でもフィットします。また、駒間を適度に保つことで、汗や汚れが溜まりにくい設計となっています。

視認性のこだわり

インデックスと時分針には多面カットが施され、美しくきらめきながら視認性を高めています。フラットダイヤルの採用により、これらの要素が際立ち、12時位置のインデックスを他よりも太くすることで、時刻の読み取りやすさを追求しています。これらは、1967年の44GSで創造された9つのデザイン要素を忠実に再現し、「燦然と輝く腕時計」を作り上げています。

ムーブメントの革新性

新キャリバー9F85を搭載し、時針単独の時差修正機能が追加されました。これにより、分針を動かさずに時針だけを動かして時間を合わせることが可能です。海外渡航時など、時差に応じて短針だけを逆回転させて時間を調整でき、その際日付も連動して遡ることが可能です。

9Fクォーツは、従来のクオーツ時計の常識を覆す世界最高峰の性能を誇ります。一般的なクォーツ時計が月差±15秒であるのに対し、グランドセイコーの9Fクォーツは年差±10秒という高精度を実現しています。また、エネルギーを節約しながら重い針を動かすことができる「ツインパルス制御モーター」を搭載し、正確な時刻表示を可能にしています。

機械式時計は精度を微調整するための機構を持っていますが、一般的にクオーツ式時計では裏ぶたを開けても精度の微調整を行うことはできません。

しかしグランドセイコーの9Fクオーツには「緩急スイッチ」があり、精度の微調整を行うことができます。
使い始めて数年経って、進みがち、遅れがちといった傾向がはっきりした時に、このスイッチで精度を補正することができるのです。
長年ご愛用いただくとその時計の「癖」が分かり、個性に合わせた調整を行うことで、より長く寄り添える時計となります。

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