皆さま、こんにちは！渡辺です。

本日は、ジラール・ぺルゴの1966 オリオンの紹介をしようと思います。

 

GIRARD-PERREGAUX（ジラール・ペルゴ）
モデル名：1966 オリオン
品番：49555-11-631-BB6D
ムーブメント：自動巻き（自社製キャリバー GP03300）
ケース素材：ステンレススティール（DLC コーティング）
ベルト：アリゲーターストラップ
防水：30m防水
サイズ：40mm
その他特徴：パワーリザーブ46時間
価格：¥1,441,000 （税込）

【概要】

「1966 オリオン」は神話的なオリオン座を物語った、満天の星空を文字盤に再現​​したモデルとなっております。1966オリオンは、ギリシャ神話のゼウス神が巨人の狩人を星空に上げてオリオン座としたという壮大な物語にインスピレーションを得ました。アベンチュリンダイヤル文字盤が美しいオリオン3部作としたこのモデルは、他にSSケースとピンクゴールドケースと3つのバリエーションを展開しています。

​​1791年創業のジラール・ペルゴは、230周年を迎え、今もなお、継続して時計生産を行っている時計ブランドでは、世界で2番目の歴史があります。伝統的な時計製造技術を受け継ぐ一方で、革新をもたらす存在として常に時計界をリードしてきました。全てのムーブメントの製造と開発を自社で行っている、スイスを代表する、数少ない本格マニュファクチュールです。ものづくりにも徹底的にこだわったこだわりの作り込みで、細部の仕上げには熟練職人の手作業を多く取り入れていて、年間生産本数は約12,000本ほどしかありません。時計好きには「GP」（ジーピー）の相性で親しまれており、日本に最初に正規輸入されたスイス時計として知られ、実は日本とも深い関わりあいを持っています。

【1966 コレクション】

1966 コレクションは、1960年代にインスパイアされたジラール・ペルゴならではのクラシック スタイルが現代的かつ革新的にアレンジされています。年代を冠した名前にもかかわらず、1966 はタイムレスな腕時計です。端正なラウンド型の機械式時計で、超薄型ケース、リーフ型針、テーパード加工のアワーマーカーなどを特徴とし、あらゆる意味においてクラシックです。このコレクションには、1960年代にジラール・ペルゴが時間計測の分野において実現した功績が讃えられています。1966年はジラール・ペルゴが毎時3万6000回振動という高振動ムーブメントを発表し、ヌーシャテル天文台の100周年記念賞を獲得した同社にとってのメモリアルイヤー。同ムーブメントは小型自動巻き機構のジャイロマティックを搭載し、精度の飛躍的な向上を実現することとなりました。そのオマージュとして誕生したのが「1966」コレクションです。そのため、薄型ケースと自動巻きムーブメントという当時のマニュファクチュールの姿勢をモデルの基本としています。自動巻きムーブメントの信頼性と精度を組み合わせた、絶妙に調和のとれたスリムなライン。「1966」コレクションは時代に左右されない本質を追究しています。時計メーカーが時計測定の技術を競うようになってから、時間の監視者として1856年にヌーシャテル天文台が創設されました。以後100年以上にわたり、ヌーシャテル天文台は時間測定における最高の権威を保ち続けます。ジラール・ペルゴ社にとって1950年代〜1960年代は様々な商標登録を取得した時代で研究開発の技術者が活発に活動した年代でした。1966年、ヌーシャテル天文台世紀祭にてジラール・ペルゴ社は地道な試みや優秀な研究結果が認められ、賞を授与しています。ジラール・ペルゴ社は合計で1000以上もの賞を授与されています。特に1967年、ヌーシャテル天文台がクラシック腕時計部門に発行した全認定書のうちジラール・ペルゴ社に全体の73%となる662の認定を発行しています。

この功績を記念して誕生したのが、『1966』コレクションです。

【ケースについて】

時計のサイズは40mmとなっております。ケースの厚さはわずか9.4mmと非常に薄くなっています。ケースの素材には、DLCコーティングをされたステンレススティールを採用しています。

エレガントで時代の流行りに左右されない、タイムレスなデザイン。全体に落ち着いたブラックDLCコーティングが施されたケースを採用した超薄型に設計された極薄のラウンドケースは、外側にわずかなふくらみを持たせ、柔らかなドーム型で、曲線を描いています。クラシックなケースデザインはビジネスシーンでも主張しすぎることなく使用することができます。

【文字盤や針について】

文字盤に使われているアベンチュリンとは、微細な結晶を内包するガラスや鉱石の総称で、これ自体が無数の星がまたたく宇宙を表しています。アベンチュリンダイヤル文字盤を製造するにあたり欠かせない“ガラス”は脆く繊細な素材であるため、優れた技術を有する時計職人が難易度の高い技法により製作しています。

超薄型のアベンチュリンダイヤル文字盤の外縁を、繊細なドーム形状にして、文字盤の表情に奥行きが生まれて、このモデルの高級感そして美しさが際立つようになりました。輝く星空を彷彿させるブルーのアベンチュリンダイヤルにいっそうの深みを与えています。

ブラックアベンチュリン文字盤は近づいて見るとキラキラと光るアベンチュリンが非常に美しくどの角度から見ても飽きのこないモデルですね。

長く伸びた秒針と時針は、文字盤の丸みに合わせて先端をカーブさせています。

それを​​12時、3時、6時、9時位置の繊細なシルバーのインデックス＆指針とに組み合わせた壮麗なアートピースに仕上げた逸品です。

【ムーブメントについて】

信頼性に定評のあるキャリバー GP3300は、5種類以上もの異なる仕上げによって精緻なものとなっています。

地板とブリッジは鏡面仕上げ、面取り、エングレービング、ペルラージュ仕上げ、コート･ド･ジュネーブ装飾が入念に施されています。

スモーキーサファイアクリスタルシースルーケースバックからはブルースティール製ネジや輝くプレートのエングレービングが姿を見せています。このようにジラール・ペルゴの特徴の一つは、手仕上げによる磨きの美しさにあります。部品一つをとってみても、手間を惜しまず、時計装飾の伝統的技法を今も継承しています。ジラールペルゴは他社に先駆けて、自社ムーブメントの開発に着手した歴史があります。4半世紀近くの歳月をかけて、改良を重ねつつ同じムーブメントを作り続けることにより、安定した精度と耐久性を兼ね備えることに成功したのです。

このキャリバーGPは切り替え車だけでも6回の改良を加えてきた基幹機として、新型ムーブメントにも活かされています。

またオーバーホールなどのメンテナンスにおいても、改良パーツを古いムーブメントにも改良パーツを用いて修理するなど、ユーザーが長年使用できるように考慮されています。

パワーリザーブは46時間となっております。

 

【ベルトについて】

ストラップはブラックのアリゲーターストラップを採用しています。

DLC コーティング スティール製のピンバックルにはGP（ジーピー）ロゴが刻まれています。

ケースラグに取り付けられたストラップは、ケースのカーブに合わせて、隙間なくストラップが取り付けられているので、エレガントに美しさを感じます。

また、一体型ストラップによる快適な装着感などこだわりの詰まったモデルです。​​フォーマルなシーンではもちろん、ビジネスシーンでも活躍しそうですね。

【防水性能について】

防水性能は30m防水で、日常生活防水となっているので、手洗いの水しぶき、突然の小雨程度などには耐えうる防水性能です。

 

【まとめ】

腕につけて見ると、まずキラキラと輝くアベンチュリンダイヤルに目が奪われます。

またわずか9.4mmという薄型の薄いケースデザインが厚みを感じさせることなく、とても付け心地が良いです。よく、ケースに沿ったストラップの形状もエレガントな雰囲気を出しており感じさせ、ドレスウオッチとしての装着感の高さと華やかさを感じる、とても実用的なモデルだと思います。文字盤の美しさだけでなく、シルバーの針と、インデックスはどの角度からで見ても煌めき、薄暗い場所でも時間を確認することができました。とても視認性の高さを実現しています。