高級時計ファン必見の一本!IWC ポルトギーゼ・オートマティック 42(IW501702)が日常を彩る理由とは?
皆さま、こんにちは!渡辺です。
今回ご紹介するのは、2024年の新作としてリモデルとして登場した、IWCの人気モデル「ポルトギーゼ・オートマティック 42」です。2000年に初めて登場して以来、多くの支持を集めてきたこのモデルが、さらに洗練されたエレガントなデザインへと進化しています。歴史ある「ポルトギーゼ」の魅力に加え、ケースデザインから文字盤、ムーブメント、ベルトに至るまで、今回のリモデルで新たに強化された点を詳しく解説します。ぜひ、最後までご覧いただき、この時計の魅力を存分にお楽しみください。
IWC(アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ・オートマティック 42
品番 IW501702
ムーブメント 自動巻き(IWC自社製キャリバー 52011)
ケース素材 ステンレススティール
ベルト アリゲーターストラップ
防水 5気圧防水
サイズ 42.4mm
その他特徴 パワーリザーブ約168時間
価格 ¥1,963,500 (税込)
【概要】
IWCは1930年代末に、二人のポルトガル人(ポルトギーゼ)時計商の依頼によって「ポルトギーゼ」を誕生させました。当初から「ポルトギーゼ」は、航海用計器の高い精度と視認性の高さが融合した、ポケットウォッチならではのスタイリッシュな特徴を備えていました。
IWCが「ポルトギーゼ」を生み出したきっかけは、まさに「マリン・クロノメーター級の精度を備えた腕時計」を求められたことにあります。当時、英国海軍向けに製造していた甲板時計が、その端正で機能的なデザインに大きな影響を与え、精度を優先して懐中時計用の大型ムーブメントを腕時計に採用することになりました。こうして誕生した「ポルトギーゼ」は、腕に着ける時計としては異例の大きさながら、圧倒的な精度で人気を博しました。「ポルトギーゼ・オートマティック 42」の原点ともいえるのが、2000年にミレニアムイヤーを記念して2000本限定で登場した「ポルトギーゼ・オートマティック 2000」です。このモデルは、1930年代のオリジナル「ポルトギーゼ」のサイズ感を忠実に再現しながら、高性能ムーブメントを搭載したことで一躍人気に。2004年にはコレクションの定番モデルとして復活を遂げ、以降もIWCのアイコン的存在として知られています。
「ポルトギーゼ」という様式
【ケースについて】
ケースサイズは42.4mmで、1930年代にポルトギーゼが初めて登場した当初のサイズに近い大ぶりなサイズ感です。ケース素材には、ステンレススティールを採用しています。新しいポルトギーゼ・オートマティック 42では、ベゼルを低くして時計の裏の厚みを抑え、全体がスリムに見えるよう設計が変更されています。これにより、40mmを超えるサイズではあるものの、手首にしっくりとなじみます。また、上品な細身のラグが描く自然なカーブも、装着感の良さにつながっています。
ケースの表面は、正面とベゼルには主にポリッシュ仕上げが施され、サイドにはサテン仕上げが施されています。仕上げの違いが立体感を強調し、上品な印象も強めています。
3時位置に備わっている円盤状のリュウズは、細かな溝がついているため指がかりが良く、正確な操作が可能です。やや膨らんだトップ部分には「プローブス スカフージア」のIWCロゴが浮き彫りにされています。
風防にはグラスボックス式のサファイアクリスタルを採用し、ポルトギーゼのレトロな雰囲気を強調する仕様となっています。
【文字盤や針について】
シルバープレートメッキの文字盤にブルーの針とアプライドインデックスを合わせた、非常に読み取りやすいダイヤルです。
インデックスのアラビア数字や細身のリーフ針など、オリジナルモデルを踏襲するクラシックなデザインとなっています。数字インデックスのさらに外側に備わっているレイルウェイ分目盛りも、ポルトギーゼを特徴づけるデザインコードの一つです。レイルウェイトラックの上に5分刻みであしらわれたブルーのドットが、明るくモダンな印象を与えます。
一見クロノグラフにも見える2つのサブダイヤルは、9時位置がスモールセコンド、3時位置がパワーリザーブ表示です。約1週間のロングパワーリザーブを誇るムーブメントを搭載しているため、パワーリザーブ表示も、スケールが7分割されています。
スモールセコンドは5秒刻みで目盛りがついており、10秒刻みに数字が記されています。どちらのスモールセコンドも、非常に視認性の良いフォントとデザインが特徴です。それぞれ、同心円状の溝のついた仕上げが施されており、針はメインダイヤルと同じくブルーを採用しています。
6時位置には、日付表示の窓が備わっています。時計の円形に合わせた台形に象られており、窓一杯に大きな数字で表示されるため非常に読み取りやすいです。枠などはついていませんが、縁の部分も丁寧に処理されているため高級感があります。12時位置にはIWCのロゴマーク、6時位置には自動巻きムーブメントを搭載していることを示す「AUTOMATIC」の文字がブラックであしらわれています。堂々と記されたロゴが、シンメトリカルな美しい文字盤デザインをより一層際立たせています。なお、IWCの正式名称でロゴにも含まれているシャフハウゼンは、IWC発祥の地であり工房を構えているスイスとドイツの国境沿いの町の名前です。
【裏蓋・ムーブメントについて】
時計の裏側も、表側と同様にボックス型のサファイアガラスが使われています。裏蓋の際までガラスが覆っているため、精巧なサーキュラーグレイン装飾やコート・ド・ジュネーブ装飾をまとったムーブメントを存分に眺めることができます。
内部が良く見えるようにスケルトン化されたローターは、アーム部分もくり抜かれた特徴的なデザインです。IWCのロゴが刻まれたゴールドメダルを中心にサンバースト模様が施され、メダルの左右にあるブランド名とパワーリザーブの文字は浮き彫りで高級感があります。
搭載されているのは、信頼性の高い52000系キャリバーのひとつであるIWC自社製自動巻きムーブメント「キャリバー 52011」です。約7日間という驚異的な長さのパワーリザーブを誇ります。
ほとんど摩耗しない素材である酸化ジルコニウムセラミック製の部品で強化されたぺラトン自動巻き機構を搭載しているため、耐久性があり、長期に渡って高い精度を保ちます。基となっている自社製キャリバー5000は、実に5年もの歳月をかけて完成された、当時世界最大級の自動巻きムーブメントです。その堂々たるサイズ感を実感できるのも、グラスボックス式のシースルーバック仕様の見応えのひとつです。2015年に新世代として誕生した52000系キャリバーは、大型香箱をふたつに分割することでスペースの余裕を生み出し、そのぶん輪列のレイアウトを最適化して中間車を削減することで効率化されています。これにより、毎時2万8800振動のハイビートムーブメントでありながら、7日間ものパワーリザーブを維持しています。
【ストラップベルトについて】
ストラップベルトは、ブルーのアリゲーター・ストラップで、裏面にも革が張られているため、手首にしっとりと馴染みます。
大き目なケースに合わせた幅のあるストラップがしっかりと支えてくれるため、安定感は抜群です。
深いブルーはレザーの光沢が美しく、使えば使うほど味わいを増していくでしょう。流行に左右されないスタイリッシュな印象のレザーは、どんな装いや場面にも溶け込みます。ステンレススティール製のバックルはサテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせた高級感のある仕上がりで、形も個性的です。中央には、IWCのロゴが丸く彫り抜かれています。着け外しが簡単なフォールディングバックルで、革へのダメージも最小限に抑えることができます。
【防水性能について】
防水性能は5気圧防水となっております。
【まとめ、感想について】
まず目を奪われるのは、その見事な文字盤です。幾重にも塗り重ねられた透明なラッカーが、奥行きと深みを与え、まるで静かな湖面のように光を捉えて放ちます。上品なブルーの針とインデックスは、クラシックなエレガンスと現代的な洗練を巧みに融合させ、見る者の心を一瞬で捉えます。この美しいコントラストが時計全体に気品を与え、身に着ける人を引き立てると思いました。また、サファイアクリスタル製のケースバック越しに覗く自動巻きムーブメントは、まさに機械工芸の粋を極めたものです。内部で繰り広げられる精密な動きは、時計愛好者ならずとも息をのむ美しさで、時を刻む音までもが一種の芸術作品のように感じられます。リューズの操作感は、適度なクリック感がありながらも驚くほど滑らか。巻き上げるたびに感じるしっかりとした手応えは、高級時計ならではの特権です。安定した心地よさが手のひらに伝わり、時計との一体感を深めていくでしょう。そして、アリゲーターストラップの装着感も素晴らしいものです。上質な素材が手首に柔らかく馴染み、長時間の装着でも快適さが損なわれることはありません。使い込むほどに手にフィットし、独特の愛着が深まっていくのを感じます。完璧に仕上げられたデザイン、そして実用的なロングパワーリザーブを誇るムーブメントなど、あらゆる要素が、この時計を特別なものにしています。時計愛好家のみならず、すべての時計ファンにとって一見の価値がある、おすすめの1本です。
【IWC SCHAFFHAUSEN】
IWC シャフハウゼンは、スイスの北東部シャフハウゼンに拠点を置くスイスの高級時計メーカーです。ポルトギーゼやパイロットウォッチなどのコレクションを擁するこのブランドは、エレガントな時計からスポーツウォッチまで、あらゆる範囲をカバーしています。1868 年にアメリカの時計職人兼エンジニアであるフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによって設立された IWC は、人間の最高の職人技と創造性を最先端の技術とプロセスと組み合わせた、独自のエンジニアリングによる時計製造手法で知られています。
150 年を超える歴史の中で、IWC は、独創的で頑丈で、顧客が使いやすい、特にクロノグラフやカレンダーなどのプロ仕様の計器時計や機能的な複雑機構を製作することで定評を得ています。チタンとセラミックの使用の先駆者である IWC は、今日、カラーセラミック、セラタニウム®、チタンアルミナイドなどの先進的な素材から製造された高度にエンジニアリングされた時計ケースを専門としています。
持続可能な高級時計製造のリーダーである IWC は、責任を持って材料を調達し、環境への影響を最小限に抑える措置を講じています。透明性、循環性、責任という柱に沿って、同ブランドは世代を超えて使用できる時計を製作し、最も責任ある方法で製品の製造、流通、サービス提供のあらゆる要素を継続的に改善しています。IWC は、子供や若者を支援するために世界的に活動する組織とも提携しています。
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