皆さん、こんにちは！
oomiya心斎橋店の毛利です。
いつもoomiya心斎橋店のブログをご覧いただき有難うございます。

時計について知ろうシリーズの第二弾です！
今回は【電池式時計の歴史と魅力】です！
是非、前回の投稿と合わせてご覧ください！

電池式時計の歴史

皆さんは電池式時計の歴史や誕生背景をご存知ですか？
電池式時計の歴史や時計職人たちの苦悩と努力の歴史をご紹介していきます！

電池式時計の誕生
1950年代、時計の精度は向上していきました。
スイスでは時計の精度を競う「天文台コンクール」において、各社が時計の高精度化に
しのぎを削り始めました。

激化する精度競争の中、様々な会社がしのぎを削り精度を求めた結果、
「腕時計の電子化」の熾烈な開発競争が始まります。

1957年、米国ハミルトンによる「テンプ駆動式電池腕時計」が発表され世界の時計業界に衝撃が走ります。
時代はここで電圧を加えると正確に振動するクオーツ（水晶）の性質を生かしたクオーツ時計へと向かいます。

当初クオーツ時計は大型ロッカー並みのサイズで、腕時計サイズにするには体積で30万分の1にする必要がありました。
ここで日本を代表とするメーカー「セイコー」が1969年12月25日に世界初のクオーツ腕時計「セイコークオーツアストロン35SQ」を発売します。

セイコーは世界初のクオーツ時計を発明するにあたり取得していた特許を公開しました。
高価であったクオーツ時計が特許公開により低価格化が進んでいきます。

価格だけでなく、精度においてもクォーツ時計は機械式時計をはるかに凌駕していました。
それまでの時計業界はスイスの機械式時計がトップに君臨していましたが、
安くて正確なクォーツ式時計が台頭したことにより徐々に下火になりました。

さらにオイルショックによる生産コストアップやスイスフランの高騰などが追い打ちとなり、
スイスの時計産業が低迷していき、後にこの出来事は「クオーツショック」と呼ばれるようになります。

電池式時計って何？

電池式時計（クオーツ時計）とは、
電圧を加えると正確に振動するクオーツ（水晶）の性質を生かした電池を動力として動く時計です。
クォーツ時計は、機械式時計より丈夫で安く、仕組み上ゼンマイを巻く必要もありません！
クオーツ時計には応用され新しく登場した「ソーラー電池式時計」がございます。

クオーツ時計とソーラー時計どっちが良い？

皆さん、電池式時計を選ぶ際にどちらを選べばいいか迷いますよね！
主な違いやそれぞれの魅力をお伝えしていきます。

クオーツ時計とソーラー時計の主な違いは電池の種類と電池寿命です。

【クオーツ時計】：内部電池　平均電池寿命：約2～3年
【ソーラー時計】：ソーラー充電式電池　平均電池寿命：約7～8年
このように差があります。

クオーツ時計は内部電池の為、充電なしで稼働し寿命が尽きぬ限り動きつづけますが、
平均電池寿命がソーラー時計よりも短いデメリットがございます。

ソーラー時計はクオーツ時計よりも電池寿命が長いメリットがございますが、
ソーラー時計はクオーツ時計よりも価格が高くソーラー時計は日光に当てなくては止まってしまうというデメリットがございます。

クオーツ時計に適している方
・機械式時計に比べ比較的お求めやすい時計をお探しの方
・時計に正確な精度をお求めになる方
・色々なデザインの中からお気に入りのものを選びたい方

時計を初めてご購入される方や時計の正確な精度を求める方はクオーツ時計がお勧めです！

ソーラー電池式時計に適している方
・買うときは高くても電池交換の費用をかけたくない方
・頻繁に使う方(光に当てられる)
・電池交換をなるべく少なくしたい方

ソーラータイプは、電池タイプと比べると、買う際は高いですが、維持費用は安く済みます。
ただ光に当てる必要があるので、頻繁(週に数度)は使う方であれば、かなり便利に使うことができるでしょう！

まとめ

皆さん、今回は電池式時計の歴史や魅力をご紹介致しました。
いかがでしょうか？

クオーツ時計は機械式時計とまた違った良さを兼ね備えております！
また安価なものが多いからこそコレクターの方々も沢山いらっしゃいます。
是非、電池式時計をお探しの方はoomiya心斎橋店までご来店お待ちしております！

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