年末年始緊急企画①【ユリス・ナルダン】浦波波浪!海の荒々しい波を越えたモデル!「ダイバーネット ヴァンデ・グローブ」の魅力をユリスナルダンの営業担当に突撃インタビュー!
皆さま、こんにちは。谷です。
さて今年もあと3日!年末年始はクリスマスに始まり、大晦日。お正月。成人を迎えるかたであれば成人式もあるのではないでしょうか?
そんなイベントがたくさんある年末年始に特別企画といたしまして、【ユリス・ナルダン】の営業担当にこの11月7日に発表された『ダイバーネット ヴァンデ・グローブ」の魅力をインタビューしてみました。
思わず立ってしまう場面もあるほど力説された「ダイバーネット ヴァンデ・グローブ」その魅力と海と深い関わりがあるブランドだからこそのSDGSや再生素材へのチャレンジを聞いてみましょう!
新作モデル「ダイバーネット ヴァンデ・グローブ」その魅力とは?
まずは今回発表されたモデルはどんなモデルかユリス・ナルダンの「T.Kさま」に語っていただきます。
ケースだけ、ベゼルだけ、ストラップの1点1点だけがリサイクル素材ではなく、リサイクル・スチール、アップサイクル・カーボンファイバー、リサイクル漁網などその全てがリサイクル・アップサイクル素材で作られていることが大きな魅力です。
でも、そもそもこちらのモデルは「ヴァンデ・グローブ」の開催を祝って作られた時計ですよね?
なぜ、そんなにもエコ素材やリサイクル素材を使うのでしょうか?
もちろん、ヴァンデ・グローブ自体4年に1度開催される世界最大の単独、無寄港、無支援世界一周に全身全霊で打ち込む勇敢な男女からインスピレーションを得ているのも事実です。
それこそ、ユリス・ナルダンとヴァンデ・グローブはお互いに海をメインに船を使って世界を駆けるという意味では深いつながりがあります。
そのような意味では、前回の2020年〜21年のヴァンデ・グローブでは、オフィシャルパートナー・タイムキーパーを務めていて、今回はコラボレーションモデルとして世界限定300本という本数で「ダイバーネット ヴァンデ・グローブ」を作成しました。
海のエベレストと呼ばれる「ダイバーネット ヴァンデ・グローブ」裏スケに記された自然を前に人の忍耐力が試される!?
さて、ここからはヴァンデ・グローブのレースについて私、谷から説明いたします!
ヴァンデ・グローブは、ユリス・ナルダンのフリークのように型破りな人・不可能を可能にすると信じる人たちが参加できる旅です。
1989年に開催して以来、200人のセーラーがチャレンジし、わずか114名しか成功していない過酷なレースでもあります。
このレースは、無寄港(港に立ち寄らない)、単独、無支援で行われ、第三者からの支援は一切受けることができません。
レースに参加する人には、船を動かす技術力、精神的・肉体的にも回復力、さらに決断力に、少しの運も必要です。
このレースは「海のエベレスト」と呼ばれており、ヴァンデ・グローブよりも世界最高峰の山を登った人の方が圧倒的に多いため、間違いなく人間の忍耐力を試す地上にある最も過酷なレースとなります。
レーサーたちは、45 ,000キロのコースを完走する必要があり、そのルートこそ「ダイバーネット ヴァンデ・グローブ」の裏側に刻まれています。
今年で10回目を迎えるヴァンデ・グローブですが、2024年11月10日にフランス西部の大西洋岸のレ・サーブル・ドロンヌ湾からスタートし、南アフリカの希望峰まで南下、インド洋と太平洋を横断して、オーストラリアのルーウィン岬と南米のホーン岬を通過した後レ・サーブル・ドロンヌのフィニッシュラインまで北上します。
レースの距離はあくまでも、理論上のもので実際は50,000キロ以上を走ります。勝者でも70日間(約2ヶ月近く)陸に上がることなく1月の寒い海の中フィニッシュラインを超えることとなります。
今回のレースでは、2020-21年に完走したタイムでもある116日18時間15分46秒以内にレースを終えないといけないのです。
不可能なレースには、不可能な時計を。既成概念に囚われない時計「ダイバーネット ヴァンデ・グローブ」
T.Kさん、最初からサスティナブルな素材を用いて作られた時計と何度もおっしゃっていますが、実際にどのような点がサスティナブルな素材なのでしょうか?詳しく教えてもらっても良いでしょうか?
「ダイバーネット ヴァンデ・グローブ」は、ラグの側面、ラグ、ケースバックにはNyloFoilという素材を採用しています。この素材は、ヴァンデ・グローブのレースの出発地でもあり、到着地でもあるレ・サーブル・ドロンヌ湾にて個人漁師である「フロリアン」によって漁網が回収されます。回収された漁網はフランスのリサイクル会社Fil&Fabに引き取られ、Nyloと呼ばれる素材に再利用されます。そして、CDKテクノロジーズ社のアップサイクル・カーボンファイバーとNylo(60%)、アップサイクル・カーボンファイバー(40%)を組み合わせたハイブリット素材が用いられています。
このベゼルには、Carbonfoilを採用し、艇のフォイル製造に使用される余剰のカーボンファイバーのみから作られるアップサイクル素材です。これはCDKテクノロジーズによるもので、今回のヴァンデ・グローブに参加するような艇を作る世界的なエキスパートの会社が、ユリス・ナルダンのパートナーでもあります。
サスティナブルな素材と言ってもパーツや部位ごとに異なるアッパーサイクル素材を使っているのは知れば知るほど魅力がありますね!
個人的には、ダイバーネットシリーズはリサイクル素材を用いているのかな?と思っていたのですが、よくよく知ると全く異なってくるのですね!そんな側面も他にない時計ブランドではないのかなと思います。
今回はここまで!次回はさらに細やかな点についてインタビューをしていこうと思います!
時計詳細
商品名:ダイバーネット ヴァンデ・グローブ
品番 :1183-170LE-2A-VG/0B
価格 :¥2,255,000 (税込)※2024年12月29日現在
仕様については下記をご覧ください!
ムーブメント | 自動巻き(自社製キャリバーUN-118) |
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ケース素材 | 95%リサイクル・スティール |
ベルト | リサイクル漁網を使用したレッドストラップ |
防水 | 300m防水 |
サイズ | 44mm |
その他特徴 | NyloFoil(リサイクル漁網とアップサイクル・カーボンファイバー)製ケースフランク&ラグ&ケースバック CarbonFoil(アップサイクル・カーボンファイバー)製ベゼル パワーリザーブ約60時間 振動数4 Hz / 28,800 V/H 耐磁性シリコンとアップサイクル・シリコンウェハーから製造したDIAMonSIL脱進機搭載 時、分、スモールセコンド、日付表示、パワーリザーブインジケーター サンドブラスト仕上げを施したグレーの文字盤に、ヴァンデ・グローブのオフィシャルカラーであるレッドとブルーの「X」 日付の10日はヴァンデ・グローブ第10回大会とレースの出発日である2024年11月10日を表す赤色で表示 サファイアクリスタルケースバックにヴァンデ・グローブのルートを示す地図と「THE ONLY SOLO UNASSISTED NON-STOP SAILING RACE AROUND THE WORLD」の文字 ケースバックの周囲にユリス・ナルダンのマニュファクチュールの座標の記載 スクラッチクロージャー式 シリアルナンバー入り 世界限定300本 |