ものづくりへの愛を継承してきたA.ランゲ&ゾーネの歴史
皆様こんにちは、及川です。
ドイツ時計の最高峰と言われるA.ランゲ&ゾーネ。
A.ランゲ&ゾーネにて働く社員は皆さん世界最高の時計を作り続ける事、そして「Never stand still」(決して立ち止まらないこと)をポリシーにしています。
だからこそ、高い精度と完璧なる技術をいつまでも保ち続けることができています。
そんなA.ランゲ&ゾーネの時計の信念は創立者であるフェルディナンド=アドルフ・ランゲ氏の思いを継承しているからです。
創始者であるフェルディナンド=A・ランゲ氏は時計師職人の見習い期間を終えた後、更なる高みを目指して4年にわたり各所を旅してその目で体で時計造りについて学びました。
当時はどこでも情報や知恵が入る時代でもなかったからです。
この学んだ力を19世紀の当時貧困で経済状況が厳しかったエルツ山地一帯を時計産業で盛り上げ、復興しようという考えでした。
彼が学んでいく中で、このエルツ山地の気候は時計産業のメッカであるスイスのジュラ山地にそっくりだと気付いたからです。
そして、この旅の中で目にした脱進器の仕組みや時打ち機構、歯車の輪列など異国で目にしたあらゆるものを正確な縮尺で書き留めました。
この旅の記録が今日のA.ランゲ&ゾーネを司る基盤となったのです。フェルディナンド=A・ランゲ氏が創り上げた工房は瞬く間にドイツ時計産業の花となっていきます。
彼は可能な限り正確で可能な限り安定した時計を一定の品質で作るということ目標にしていきました。
しかし、転機が訪れます。
第二次世界大戦により、ドイツの街は東西に二分化してしまいます。
時計職人たちもバラバラになり、工房は接収されてしまい、戦争の影響により全てが燃え尽くされてしまします。
全てが失われたA.ランゲ&ゾーネの工房は復活することが難しいと思われました。
そこで、フェルディナンド=A・ランゲ氏が残した旅の記録が真価を発揮することになります。
曾孫であるウォルター・ランゲ氏が遺品の中から旅の記録を発見したのです。
この記録こそがランゲ家とザクセンの時計産業にとって大きな価値があるとすぐに見出しました。
そしてドイツ再統一から僅か数週間後の1990年12月7日にウォルター・ランゲ氏は新生A.ランゲ&ゾーネを立ち上げたのです。
かつてフェルディナンド=A・ランゲ氏が大切にしてきた人の手によるものづくりへの愛と、ものづくりを進化させ続けたいという思いを受け継いで現在でもA.ランゲ&ゾーネは世界最高の腕時計を作りつづけています。
今回着用しているモデルは「ランゲ1・ムーンフェイズ」2002年に発表され、仕様変更して2017年に発表されたモデルです。
ブランドの顔とも言われている伝統と最先端技術を結びつけたランゲ1に幻想的なムーンフェイズの機構が搭載されています。
控え目で慎み深く、上品なデザインは職人の人間性を表しています。
是非店頭にてご覧くださいませ。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
A.ランゲ&ゾーネ
商品名:ランゲ1・ムーンフェイズ
品番:LS1923AG 192.029
ケース径:38.5㎜
ケース素材:18KWG
価格:\5,148,000(税込)