ポルトギーゼ・オートマティック40

1939年に初代ポルトギーゼが誕生しました。ポルトギーゼ・コレクションは、IWCで最も長い歴史を持つコレクションです。

その中で最もシンプルで美しいと言われるポルトギーゼの初代ダイヤルのモデルがこちらのモデルです。シンプルでありながら、人気のポルトギーゼのデザインで、6時位置にはスモールセコンドが配置されたクラシカルなモデルになっています。

それでは、本題の3つのポルトギーゼのモデルの比較をしていきたいと思います。

今回は人気を博しているIWCの名作モデル「ポルトギーゼ・クロノグラフ」と「ポルトギーゼ・オートマティック」とこの「ポルトギーゼ・オートマティック40」の3つのモデルの比較をします。

『3つのケースの厚みの比較』

まずは、気になる厚みから。。

上から、
ポルトギーゼ・オートマティック40（12.3mm）
ポルトギーゼ・クロノグラフ（13mm）
ポルトギーゼ・オートマティック（14.1mm）こう見ると真ん中のポルトギーゼ・クロノグラフのミドルケースの厚みが抑えられているのがわかります。でも裏蓋の厚みは、今回発表されたポルトギーゼ・オートマティック40が抑えられていて一番薄くできています。

『3つのケースサイズの比較』

続いて、ケースサイズの比較。。

左から
ポルトギーゼ・オートマティック40（40.4mm）
ポルトギーゼ・クロノグラフ（41mm）
ポルトギーゼ・オートマティック（42.3mm）

ポルトギーゼコレクションのケースはどれも良くできているので、ぱっと見はどれも数値以上に差はないように見えますが、よく見るとやはり左のポルトギーゼ・オートマティック40が一番小さく小ぶりに感じます。

「ポルトギーゼ・オートマティック40」には、IWCの高品質自動巻きムーブメントの伝統を継承したIWC自社製キャリバー82000が搭載されています。特筆すべきところは、主ゼンマイを巻き上げるのにローターの双方向の回転運動を利用する、効率性に優れたペラトン自動巻き機構を搭載しています。

こちらがポルトギーゼ・オートマティック40の搭載ムーブメントです。IWC名作キャリバー52000シリーズ同様、巻上げ爪、自動ホイール、カムといった顕著なストレスにさらされるムーブメントの部品はセラミック製です。

ポルトギーゼ・オートマティック40とポルトギーゼ・オートマティクの比較

せっかくなので、52000系キャリバーを搭載したポルトギーゼ・オートマティック（左）との比較をしてみます。

やはり52000系ムーブメントを小型化させたムーブメントだけあって、ポルトギーゼ・オートマティック40の方が、ケース直径、厚みともに小さく薄くできています。上がポルトギーゼ・オートマティック40です。

ポルトギーゼ・コレクションの中で最もシンプルで、小さなモデルということで、シンプルで、小ぶりなクラシカルなモデルをお探し方には、今回発表されたポルトギーゼ・オートマティック40がオススメですね。

いかかでしたでしょうか。この3つのモデルで悩まれている方も多いモデルです。ちなみに、この3つのモデルの中で一番パワーリザーブ（ゼンマイの持ち時間）が長いモデルは52000系ムーブメントを搭載した「ポルトギーゼ・オートマティック」の7日間です。

『3つのモデルのスペック』

↑モデル名：ポルトギーゼ・オートマティック40
品番：IW358304
ムーブメント：自動巻き（IWC自社製キャリバー82200）
パワーリザーブ：60時間パワーリザーブ
ケース径：40.4mm
防水：3気圧
その他特徴：ペラトン自動巻き機構、秒針停止機能付きスモールセコンド
価格：1,023,000円

↑モデル名：ポルトギーゼ・クロノグラフ
品番：IW371605
ムーブメント：自動巻きクロノグラフ（IWC自社製キャリバー69355）
パワーリザーブ：46時間パワーリザーブ
ケース径：41mm
防水：3気圧
その他特徴：秒針停止機能付きスモールセコンド
価格：1,177,000円（税込）

↑モデル名：ポルトギーゼ・オートマティック
品番：IW500705
ムーブメント：自動巻き（IWC自社製キャリバー52010）
パワーリザーブ：7日間パワーリザーブ
ケース径：42.3mm
防水：3気圧
その他特徴：パワーリザーブ表示、ペラトン自動巻き機構、18Kゴールド製メダルを配したローター、秒針停止機能付きスモールセコンド
価格：1,699,500円（税込）