【実機レビュー】ジラール・ぺルゴ フェア開催中! ネオ コンスタント エスケープメント (93510-21-1930-5CX)
こんにちは、伊藤です。
ただいま、当店ではジラール・ぺルゴフェアを開催しております。
※4月30日までの開催となります。
期間中は、2024年に発表された新作モデルをはじめ定番の人気商品等をご覧いただけます。
この機会にぜひ、oomiya心斎橋店へご来店くださいませ。
はじめに
ジラール・ぺルゴは1791年の創業以降、永遠に捉えどころのない時のリズムを受け入れてきました。
ラ・ショー・ド・フォンの中心に位置するジュラ山脈に抱かれた高級時計のパイオニアであり、すべての製造を自社内で行い、類稀な時計製造の技術を何世代にもわたって守り続けることで2世紀以上その地位を堅持してきた独立系マニュファクチュールです。
ジラール・ぺルゴは、数々の業界初となるモデルを生み出すことで絶えず時間の流れを変えてきました。
時計に関する革新の先導者というこの地位は、1884年に米国で登録された3つの矢印型ブリッジのムーブメントのようなオリジナルのデザインに関する100件以上の特許、そして2013年にはGPHGで「金の針」賞を受賞。
精度の歴史とブリッジ コレクションの起源
19世紀、コンスタン・ジラールはクロノメーターの発展に精力的に取り組みます。
1860年コンスタン・ジラールは、3つの平行したブリッジを取り付けたムーブメントのデザインをスケッチしました。
3つのニッケルシルバー製ブリッジを搭載して、1867年に完成。
同年この時計は、ヌーシャテル天文台で1等を獲得しました。
その精度は17年間、破られることはありませんでした。
コンスタン・ジラールの作品は精度が高く、抜群の美しさにも定評がありました。
このときブリッジは単なる機能的な部品から芸術的な要素へと変貌を遂げたのです。
1889年に3つのブリッジはゴールド性となり、よりスタイリッシュになりました。
常に進化を続けるジラール・ぺルゴ。
2014年「ネオ ブリッジ」を発表。
ブリッジはの精巧なフォルムは、最先端のCNCマシンを使用することによって可能となります。
このモデルもまた、現代だからこそ可能となったフォルムを持ちます。
名前に込められたもの
ネオ コンスタント エスケープメントという名前は、このモデルが「新しい」ものであることを示し、「コンスタント」な力を「長足機構」に伝達するというムーブメントの能力をしめしています。
クロノメーターの発展に生涯を捧げたコンスタン・ジラールにも敬意を表すものとなっています。
コンスタントの力を得るための独創的な方法
コンスタントな力を得るためにまったく異なったアプローチが採用されています。
独創的なシリコン製ブレードが採用されており、香箱に蓄えられたエネルギーの量にかかわらず、テンプの振幅が一定に保たれるようになっています
この、コンスタント エスケープメントを完成させるために10年以上もの歳月を費やし、試作品の製造、仕様の改良、数々の特許の申請を行ってきました。
この開発プロセスで、コンスタントフォース機構に磨きをかけ、実験室コンセプトから量産用タイムピースに採用可能な技術へと高めてきました。
数年間に及ぶ研究の末、ジラール・ぺルゴは独自のシリコン製ブレードを組み込んだコンセプトウォッチを2008年に発表しました。
このノウハウは数年かけてなも完璧なものにされ、2013年にはコンスタント エスケープメント L.M の量産バージョンを発表。
これは同年のGPHGで「金の針」賞を受賞しています。
キャリバー GP9200
搭載されるキャリバーGP9200
文字盤と同じ左右対称なデザイン画採用され、上部にはツインバレル、下部には2つのネオブリッジも配置されています。
左右対称性を繰り返し使用し、機能的な部品を美的な特徴として見せることはブリッジ コレクションの特徴となっています。
時計の裏側から見ると、シルバーカラーの輪列が隠さず明らかになっており、隣接するブラックのムーブメント部品から際立っています。
動いている部品を眺めムーブメントの精巧な仕上げを堪能できます。
スペック
ブランド:ジラール・ぺルゴ
モデル:ネオ コンスタント エスケープメント
品番:9310-21-1930-5CX
素材:チタン
ケースサイズ:45㎜
ケース厚さ:14.8㎜
防水性:30m
価格:14,014,000円(税込)