まずは時計の特徴からご紹介していきます。
こちらの「ダイバーXスケルトンOPS」は、何と言っても透けている！ここが一番の魅力です！
特にダイバーXは、モデル名にもなっているように「X」のように軸があり、その周りが「スケルトン」として透けています。最も９時位置には、遮るものがなく綺麗に裏側まで透けています。

このように作ることは、簡単ではなく、必要最低限の歯車で時計を回す必要があります。
一見アバンギャルドなデザインで手にとるまでは、犬猿されがちですが実際はユリス・ナルダンの時計製造の魅力を垣間見れる1本でもあるのです。
大きめの時計なので、ニットの上から着けて、遊ぶのもいいですね！

続いては、サスティナビリティーと革新についてお伝えしていきます。
「ダイバーXスケルトンOPS」には、300mの防水性と、60時間のパワーリザーブを備えた自社製自動巻きキャリバーUN-118を搭載しています。
6時位置に鎮座するヒゲゼンマイは、2001年にユリス・ナルダンが初めて導入した最先端素材であるシリコンで作られています。
さらに脱進機には、シリコンにダイヤモンドをコーティングした超ハイテク素材で特許も取得しているDiamonSilが施され、卓越した精度と耐久性を実現しています。
またそのシリコンは10年保証が付いており、いかにユリス・ナルダンがシリコン素材に自信を持っているのか垣間見れます。

独自のケースは、95％をリサイクルされたステンレススティールを使用して作られ、その構造はユリス・ナルダンが開拓してきた画期的な素材であるシリコンとの組み合わせを特徴としています。
サイドパーツとケースバックは、ナイロ（60％）とカーボニウム（40％）で構成されており、ナイロは漁網をアップサイクルして作られたポリアミド（簡単に言うとナイロン素材）です。

カーボニウムは最先端の航空機の翼や胴体に使用されているものと同じカーボンファイバーを使用して作られており、優れた強度と軽さを併せ持つ最先端素材で、ユリス・ナルダンでは航空機の廃材を利用して作るため、他のカーボンに比べて環境負担が40％低くなっております。サスティナビリティー（環境保護）に努めています。

大胆なビジュアルですが、相反する魅力を持っているのがユリス・ナルダンの「ダイバーXスケルトンOPS」
ゼンマイは、シリコン製のため、耐磁性が高く、磁気帯びしにくいです。
また、ケースにカーボニウムを用いることで軽量化が図られており、腕への負担も少なく長時間着用することができます。

元アパレルの販売員であり、ジーンズが大好きな私は、今流行りのY2Kファッションにもピッタリです！
今からの時期ですと、オーバーサイズの黒やクリームカラーのセーターに、あえてワンポイントして「ダイバーXスケルトン　OPS」を着用いただき、ヴィンテージ調に加工されたデニムと合わせて着用いただきたいです。

いかがでしたでしょうか？
ユリス・ナルダンといえば、マリーンやフリークなどが有名ですが、ダイバーもお薦めです！
また、時計細部の仕上がりやシリコン製のぜんまい、カーボニウムなどいろんな素材や技術を用いて作られている点も魅力的ではないでしょうか？
ちなみに「OPS」の意味は、operation（任務）を意味します。「地球環境を守るため」SDGSに取り組む、ユリス・ナルダンらしいですね！

私の個人的な「ダイバーXスケルトン」の魅力は、この隙間から見える歯車の美しさやケース内の仕上がりをご自身の目で楽しんでいただける点です！

ぜひ、店頭でゆっくりと心ゆくまで時計をご覧いただけますと嬉しいです！
皆さまのご来店をスタッフ一同お待ちいたしております。