革時計の魅力とは?革時計を4年愛用するスタッフがお勧めするドレスウォッチ3選
皆さま、こんにちは。谷です。
寒暖差のある日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
年末年始に向けての準備も忙しくなる今日この頃、体調には気をつけて今年を終えましょう!
さて、今回は、革時計を4年間愛用する私がお勧めするオオミヤ心斎橋店にあるおすすめの革時計3本をご紹介していきます。
その理由とそれぞれの時計の魅力をお伝えしていきたいと思います。
革時計の魅力とは?革時計を4年愛用する私が革時計をお勧めするわけ
皆さま、革時計はご存じでしょうか?
いわゆる、アリゲーターやカーフなどのストラップがついたものが革時計に該当いたします。
最初の時計で革時計を選ばれる方は私の肌感では少なくて、基本ブレスと呼ばれるステンレススチールやゴールドでできた素材を選ばれる方が多いかな?と思います。
しかしながら、2本目や3本目、または時計を使用するシーンを考えて革時計をお選びになる方は多いです。
私は、最初の1本目が革時計でした。アリゲーターの革でしたので、正直手首に馴染むまでは革が硬く、最初の着用感はブレスのようにいい!とは言い切れませんでした。
ですが、長期間使用するにあたって革時計はとても良くて、より時計に愛着を与えてくれるものでした。
なぜなら、アリゲーターやカーフなどの革ベルトは、エイジングが行われ、使用される頻度や環境などによってご自身にしか出すことができない味が出てくるからです。
また、最初は硬かった素材が手首に乗せ続けることで、自分の手首にピッタリと吸い付き、カーブ感などがピッタリとフィットするのです。
経年変化で変わっていく艶感や尾錠とよばれるピンを穴留めに刺して固定するタイプのものは使用する人によって型のつき方が変わってきます。
ご自身と、機械式時計と革が同じだけ同じ時を刻むのです。
ここがもっとも革時計の魅力ではないのでしょうか?
そして、ベルトは各ブランドにさまざまなカラーがあったり、つけたい色味がなくともジャンルソーと呼ばれるオーダーベルトで制作することができる時計もあります。また、オーダーベルトはご自身でステッチや表の革の色・素材、裏側のラバーの色をお選びいただけます。
(※オーダーベルトを製作するにあたり対応可能な時計もあれば、ご対応が難しいお時計もございます。ぜひ一度当店に時計と一緒にお越しくださいませ!)
このように、ご自身の好みに合わせて。またそれがご自身と一緒に少しずつエイジングを重ねていきます。
革時計愛用歴4年の私がお勧めする時計No,3
それでは、今回のテーマでもある革時計愛用4年の私がお勧めする時計をご紹介させていただきたいと思います!
まずは、第3位!
IWC「ポートフィノ・ポインター・デイト 39mm」です。
デイト表示が6時位置にあることと、最近の時計では珍しく1か月でどのくらいたったのかなんとなく感覚でわかる点がとてもいいなと思います。
特に忙しい今の時期は時が過ぎるのが早過ぎますよね!そんな時に時計を見て、針の指し示す位置をご覧いただくとまだ1ヶ月のうち1/8が経ったのだなとか1/3が過ぎたなと大雑把にはなりますが、わかります。
そのようにすることで、1か月を可視化することができて、より丁寧で時間を意識した暮らしができそうです!
また、よく見ると細かいところにデザインが施されており、スモールセコンドの周りは金色で縁取りされています。
バーインデックスはゴールドカラーで華がありどんな服にも似合いそうです。革ベルトも深過ぎないブラウンで、カーフの素材のため柔らかい印象を与えます。
私個人のコーディネートとしては、ゴールドの針と合わせて、キャメルやベージュなどもいいかな?と思います。
さらにワンポイントで!ってことでしたらオレンジカラーなど挑戦してみるのはいかがでしょうか?
もしくは、スモールセコンドと合わせて、ブルーやネイビーなどもおしゃれかなっと思います!
黒などの重たい色味とも相性が良いので、お好きなカラーと合わせて楽しんでいただけます。
革時計愛用歴4年の私がお勧めする時計No,2
続いてのおすすめ時計No.2は、「ジャガー・ルクルト」です。
クラシカルな時計が好きな方はご存知でいただいている時計ブランドではないでしょうか?
革時計が好きな私はいつかJLと考えてしまうぐらい引き込まれる時計ブランドの1つです!
個人的は、上記の写真にあるようにバーインデックスやブランドロゴの角の落とし方が、先端は角が立たないように、しかしストレートで見える点には、しっかりと磨きがかかっていたり…。
小さなことですが、ドレスウォッチとしてのこだわりが非常に見える時計でもあります。
またおすすめる理由といたしましては、2針の時計であり、レールウェイミニッツがついていることです。
2針であることは、ベルトのカラーを選ばず色々とお好きな色に変えていただけます。
ジャガー・ルクルトのお時計でございましたら、個人的には赤やブルーなどとあわせても可愛いのかな?と思います。
ファーストセッティグでついているベルトは、カーフストラップで、カーサ・ファリアーノ デザインと呼ばれています。
このカーサ・ファリアーノデザインは「2011年、レベルソとポロの深いつながりにより、ジャガー・ルクルトは100年の歴史を持つ、世界で最も優れたポロと乗馬用ブーツを手作業により手がけるメーカーとして名高いアルゼンチンのアトリエ、カーサ・ファリアーノとの最初のコラボレーションを展開することとなりました。そして、このコラボレーションにより、ファリアーノのシグネチャーであるレザーディテールを取り入れたエレガントで現代的なデザインのオリジナルストラップが誕生し、現在も受け継がれています。
時計だけでなく、ベルトにもこだわりがあるのが個人的にさすが、ジャガー・ルクルトと伝統を重んじるブランドだなと感じました。同じポロという競技に対して真摯に向き合っているブランド同士のコラボレーションは時計を選ぶ上でも大切なポイントの1つではないのでしょうか?
一方で、シンプルな文字盤はどんなストラップも受け入れおしゃれになるのではないでしょうか?
個人的は、深いグリーンカラーのベルトやフォーマル向けにアリゲーターのブラックに艶ありなども大人の色気、究極のシンプルを体現しているように感じます。
革時計の最大の魅力は裏スケが絶対条件!私史上No,1はこちらの時計!!!
私史上、最も革時計の魅力を感じていただけるのは、ついている革ももちろんですが、+αで言うのであれば「裏スケ」ではないでしょうか!?この点はお時計に1mmでも興味があり、手巻き時計を検討している方は候補として上がってくる点かと思います。
そうです…。薄々皆さまがお気付きの通り、私は革時計が好きでありながらも、ムーブメントが好きなのです。
最も今回おすすめ時計No,1に選んだ時計は「グラスヒュッテオリジナル」
さらっとお話しいたしますと、第2次世界大戦に敗戦したドイツは東ドイツが当時のソ連に。そして西ドイツは、アメリカ資本となりました。
「グラス・ヒュッテ」にある時計会社は「東ドイツ」当時7社ほどグラスヒュッテにあったのですが、全て国営化「GUB」の傘下となりました。
しかし、1989年にベルリンの壁が崩壊されると、A.ランゲ&ゾーネは再復興。そして同様に他のブランドも再興することとなります。
一方で「GUB」に残る方もいらっしゃいました。その方々が立ち上げたのが、「グラスヒュッテ・オリジナル」と言われています。
そうして、「グラスヒュッテオリジナル」が生まれたのです。よく「ランゲに似ているね!」と言われることも多いのですが、個人的は全くテーマが違うなと感じる点が多くあります。「グラスヒュッテ・オリジナル」は「ドイツ時計の最も伝統的な技法を用いて作られる時計」だと私は個人的に考えています。
特に、この時計は手巻きで裏側から伝統的なドイツ時計の製造であるゴールドシャトン、チラネジテンプ、4分の3プレート、グラスヒュッテストライプなどが見れるのはとても良いのでないのでしょうか?
そして何よりもこの面取りが「ドイツプロダクト」らしさを象徴していると思います。
ランゲでは45度の面取りと言われているのに対して、「グラスヒュッテ・オリジナル」の時計は面取りの面が細く、しかしキラッと光るように丁寧に施されているのがなんとも言えません。ドイツプロダクトらしい実用性と審美性を追求した時計です。
ぜひ、店頭でルーペ用いてゆっくりと心ゆくまで楽しんでいただきたい1本です!
ムーブメントのお話はこのくらいにして、文字盤もみていきましょう。
通称ビックデイトと呼ばれる日付ですが、グラスヒュッテの時計は「アウトサイズデイト」と呼ばれています。また瞬転式ダイヤルとなっており、11時50分から12時10分の間で瞬発的に変わります。
スモールセコンドは、メインのダイヤルにかぶるようにして設計されており、針の軸とスモールセコンドの間には「GLASHUTTE I \SA」のワードが。
このマークはグラスヒュッテでムーブメントを含む時計自体の製造原価の50%以上を占めること。が条件となります
つまり、グラスヒュッテに本拠を構え、時計を組み立てているだけでは基準を満たさず、それをクリアするためには、ムーブメントがたとえスイス製のエボーシュであっても、50%以上の手間のために改良などの何らかの作業をしなければなりません。
またドイツにはグラスヒュッテという地名が複数存在するようで、A.ランゲ&ゾーネの創業者、フェルディナント・アドルフ・ランゲが興した、歴史ある時計産業の地としてのグラスヒュッテと、他の地域とを明確に区別する目的もあります。
そして最後に何よりもグラスヒュッテ・オリジナルはアリゲーターが良心的な価格であることも魅力の1つです。
最初にブレスで買っても、革時計にしたいと思うと他ブランドですと10万円前後が予算となってきます。
しかし、「グラスヒュッテ・オリジナル」は、半分程度で買えちゃうのです。一気に革時計のハードルが下がりませんか?
ぜひ店頭でお気に入りの革時計1本を探してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
正直私はどの時計もそれぞれの魅力があっていいなっと思います。もちろん今回ご紹介した時計以外にも「ボーム&メルシエ」や「モーリス・ラクロア」などたくさんの魅力ある時計を取り扱っております。
私はせっかく革時計をお持ちいただくのであれば、ぜひ尾錠タイプの時計を手にしていただきたいです。
尾錠のタイプだと何度も着用するために手に取るのでエイジングをしやすくなるのですが、それがまたいいなと思います。
何故なら、手に取るたびにエイジングが進み、美しく色味がご自身のための色に変わっていくのです。
ぜひ、皆さまも当店にお越しになって、ご自身のための1本を探してみませんか?
時計情報
ブランド:IWC
モデル:ポートフィノ・ポインター・デイト
品番:IW359201
ケース径:39㎜
ケース厚み:10.7㎜
防水性:5気圧
価格:¥808,500 (税込)
ランド名:ジャガールクルト
商品名:レベルソ・トリビュート
品番:Q7168420
ムーブメント:手巻き(ジャガー・ルクルト製キャリバー822A)
素材:ステンレススチール
ベルト:カーフストラップ(カーサ・ファリアーノ デザイン)
防水:3気圧
サイズ:40.1×24.4mm
価格:¥1,399,200(税込)
Glashütte Original(グラスヒュッテ・オリジナル)
パノリザーブ
品番:1-65-01-04-15-61
ムーブメント:手巻き(自社製キャリバー 65-01)
ケース素材:18Kレッドゴールド
ベルト:ルイジアナ・アリゲーター・ストラップ
防水:5気圧防水
サイズ:40mm
価格 ¥3,047,000 (税込)
また、当店では現在、 ウィンターフェア2024 を開催しております。※12月29日(日)までの開催となっております。
期間中は、各ブランド2024年の新作モデルや人気の定番商品が多数店頭に揃っております。
この機会にぜひ、oomiya心斎橋店へご来店くださいませ。