IWC 永久カレンダーへの挑戦 「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー」
皆様、こんにちは!渡辺です。
本日はIWCから、パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)を搭載したモデル「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー」のご紹介。
IWC(アイダブリューシー)
ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー
品番:IW503404
ケース径:44.2mm
ムーブメント:IWC自社製自動巻きムーブメント52615
文字盤:スレートグレー
ケース:18Kレッドゴールド
ベルト:サントーニ社製アリゲーターストラップ(ブラック)
防水性:3気圧
価格:¥5,247,000(税込)
永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)への挑戦
永久カレンダー、それは時計の機能では最高峰の複雑機構です。
機械式腕時計はいったいどれだけの未来を表示することができるだろうか、というのはだれでもが考えることかもしれません。そして、その疑問に真っ向から取り組む時計技術者とその時計の製品には、いつも驚かされ、感動すらさせられます。この分野での挑戦はすでにブレゲの時代にポケットウォッチで、それは今日でも続いています。永久カレンダーという、見果てぬ夢への挑戦です。
まず、永久カレンダーとは、月・日・曜日、暦年などを、無補正で表示する時計の機構を備えていなければなりません。
この機構を持つ時計の場合、小の月(30日までの月)・大の月(31日までの月)は時計自身が把握していくことになります。また、さらに注目すべきメカニズムは閏年(2月を29日とし1年を366日とする年)の補正です。
永久カレンダー時計ではこの4年に一度のプラス1日も、もちろん折り込んでいなければならない高度なメカニズムが絶対条件になります。
IWCの時計技師のリーダーを務めていたクルト・クラウスが、様々な変則性のあるグレゴリオ暦を腕時計のための機械的なプログラムに変換するという、技術的な挑戦に取り掛かったのは1980年代初頭のことでした。1985年の「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー」でデビューした彼の精巧な永久カレンダーは、わずか80個の部品しか使われていないにも関わらず、日付・曜日・月表示の他、4桁の西暦やムーンフェイズまで表示します。このスマートな機械式プログラムは、各月の日数の違いを自動的に判別するだけでなく、4年ごとの閏年には2月末日に1日を追加します。また、ムーンフェイズ表示は、実際の月の満ち欠けとの間に生じる誤差が577.5年間でたった1日分という精度を誇ります。すべての表示が完璧に同期し、リューズを回すだけで簡単に調整することが可能です。さらに、センチュリースライドを搭載したモデルは2499年まで日付を表示し続けることが出来ます。また、永久カレンダー搭載のポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーは、北半球と南半球の月の姿が鏡像のように描き出されるダブルムーンフェイズ表示も備えた複雑時計になっています。
4桁の”西暦表示”という精巧な機構
この「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー」は、さらに4桁の”西暦表示”という精巧な機構も搭載します。
この4桁の”西暦表示”(表示は2022)という複雑な表示機能を加えたのは革新的でした。この腕時計は、つねに「〇年〇月〇日〇曜日〇時〇分〇秒」という表示をもって、二度と存在しない「今」という非可逆的な時を表示する素敵なタイムピースです。
IWCのポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーは、4年周期の100年毎の設計が基本となっていますが、このモデルの文字盤の7時から8時位置に表示されている西暦表示のセンチュリースライド(西暦表示の付属パーツ)の交換によって、なんと500年以上もの先の2499年12月31日まで表示が可能な特別設計になっています。
ようく見るとセンチュリースライドは、10年と1年の数字を記した回転ディスクを組み合わせて行われ、それぞれ100年、10年、1年毎に一つ先に進む精巧なメカニズムになっています。
しかし、ここで問題になってくるのは4年に一度の閏年の他に、西暦年(グレゴリウス歴)のもう一つのルールです。
●西暦年が4で割り切れる年は”閏年”
●ただし、西暦年が100で割り切れる年は”平年”
●ただし、西暦年が400で割り切れる年は”閏年”
(今後やってくる、2100年、2300年のように400で割り切れない西暦年は”閏年”ではないのでメーカーが3月1日に日付を1日進める必要があります。)
厳密に言えば、現行の永久カレンダーはどれも完全には永久ではあり得ないし、西暦1万年といった数字の上では考えられる未来の表示も、今のところは不可能です。もっと先、太陽がその寿命を終える時には、時間の概念も変わるだろうし、何より人類は生き延びてはいないでしょう。
このモデルには、この永久カレンダーのセンチュリースライドに、22〇〇から24○○とセンチュリースライドが搭載されています。これは、2200年から2499年まで対応できる、センチュリースライド(付属パーツ)が付いています。
まとめ
500年以上も先のことまで考えられて作られているってすごいですよね。
自分の一生が終わって、さらに何世代か後までが、腕時計の中に予定されているんです。そして、だからこそ永久カレンダーへの挑戦はまだまだ続くのかもしれません。
最高峰の複雑時計のメカニズムでありながら、永遠に完成しない永久への取り組み。こうした時計を作る人間がいて、それを楽しむファンがいる。なんかそう考えるとまた新しい時計の見方ができますね。
こちらのモデルは、複雑な永久カレンダーをリューズ1つで操作を可能な簡単にして、永久カレンダーや調整ボタンを必要としないムーンフェイズ表示などをデザインしています。
時計を身に付けずに止まってしまっても、日付、曜日、月、4桁の西暦、永久ムーンフェイズなどのすべての表示は、リューズ1つで同時に早送りができてしまいます。機械式時計の超絶機構ならぬ、最高峰の複雑時計は憧れです。
そして、それが手元にある喜びは技術職の方ならずハイエンドを求めるビジネスマンの方にも感じてもらいたいです。ぜひ気になる方は店頭でご覧ください。
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