ホワイトゴールドケースにブルースチール針がお洒落!A.ランゲ&ゾーネ 1815アップ/ダウン LS2343AJ 234.026
こんにちは、本日はA.ランゲ&ゾーネの「1815アップ/ダウン」のホワイトゴールドケースのご紹介。
1815アップ/ダウンという名前は、ドイツ・ザクセンの時計産業の父であるアドルフ・ランゲ生誕年と、A.ランゲ&ゾーネの伝統的要素となっているパワーリザーブ表示AUF/ABにちなんでいます。かつての懐中時計やマリンクロノメーターにも搭載されていたこの表示は、1879年にA.ランゲ&ゾーネが取得した特許に基づきます。
伝統の要素はダイヤルにもあります。
「AUF」(UP)で完全巻上げ状態を示し、「AB」(DOWN)で香箱のゼンマイが完全にほどけた状態を示すパワーリザーブ表示は、A.ランゲ&ゾーネの伝統です。
特徴的な美しいブルースチール針(青焼きした針)と、黒色のアラビア数字、およびレイルウェイ風の明快な分目盛りの組み合わせは、最善の視認性を実現。さらに、これらの要素は往年のランゲ製懐中時計の偉大な伝統を想起させます。
A.ランゲ&ゾーネの特徴は、サファイアクリスタルのシースルーバックから見える美しいムーブメントも特徴的です。
4分の3プレートをはじめ、ハンドエングレービング入りテンプ受け、伝統が滲むチラネジテンプ、青焼きしたネジで留めたゴールドシャトンなどのディテールは、紛れもないランゲウォッチの証しです。
巻上げ輪列のサンバースト仕上げ装飾は、往年の懐中時計のムーブメントを彷彿とさせます。二次組立てでは、仮留めに使用したネジに代えて、熱処理で美しい青色に染まったブルースクリューを取り付けます。この独特の青色は、約300度でゆっくりと加熱することによって得られます。スチールの表面を覆う極薄のマグネタイト(四酸化三鉄)層が、光波のオーバーラップによる干渉効果により自然光のブルー以外の色素を吸収するため、深いブルーに見えるのです。青い輝きを放つビスが、洋銀製の受けと地板に一際美しく映えています。
テンプ受けのエングレービングは職人のいわば筆跡に相当します。この小さな部品に職人がフリーハンドで花のモチーフを彫刻することにより、ランゲウォッチの1本1本が一点物になるのです。スワンネック形のバネと側面にある調整用ビスも、ムーブメントの特徴です。これは速度を微調整するための部品です。
昔ながらのチラネジテンプが、A.ランゲ&ゾーネの多数のモデルの歩度を安定させています。これらのネジのうち4本は調整可能です。ネジを内側に回すとテンプの慣性モーメントが減少し、テンプの振動が速くなります。逆にネジを外側に回すと、テンプの振動がゆっくりになります。このようにして、時計をさまざまな姿勢で最適な歩度に調整します。それだけでなく、万が一、テンプに片重りが生じた際には、チラネジでそれを修正できます。
このモデルに搭載されているキャリバーL051.2では、ムーブメント上部に輪列を取り付け、ビス留め式ゴールドシャトンを二つ追加。小型化を可能にする設計のおかげで、パワーリザーブ表示用の部品が36個追加され、3日間のパワーリザーブを備えた大型の香箱が搭載されているにもかかわらず、高さはわずか4.6ミリという薄型になっています。
スモールセコンド(秒針)が4時位置に配していて、パワーリーザーブ表記が8時位置に、そしてアラビアインデックスもバランスよく配置されていて美しいモデルです。ぜひ店頭でご覧ください。
品番: LS2343AJ 234.026
ケース径:39mm
防水:3気圧防水
価格:3,078,000円(税込)