パネライ、イタリア海軍の特殊潜水部隊のために製作した試作品に由来「ラジオミール S.L.C PAM00425」

本日は、ラジオミールコレクションから「ラジオミール S.L.C 」のご紹介。

高級時計の世界的アイコンであるラジオミールが、「ラジオミール S.L.C.」として甦りました。パネライの歴史だけでなく、プロフェッショナル・ダイバーズウォッチの歴史に金字塔を立てた偉大な時計へのオマージュです。

“オフィチーネパネライの歴史の中でも、非常に希少でミステリアスなラジオミールモデル。1930年代後半に製作され、僅か2つの例だけが知られているものです。パネライはこのミステリアスな文字盤を S.L.Cと名付けました。この文字盤は、容易にオリジナル版を再現することはできません。この時計の現存する2例 ― そのうち1つには秒針がありました ―はおそらく試作品であり、実際の生産には至らなかったようです。 “

直径47mmのスティール製のクッション型ケース、ワイヤーループ式ストラップ・アタッチメント、円錐形のリューズ、暗闇でも最大限の視認性を確保するためのシンプルな文字盤など、このモデルに備わる特徴の多くは、1936年にパネライがイタリア海軍の特殊潜水部隊のために製作した試作品に由来しています。

文字盤はバータイプとドットタイプのアワーインデックスを交互に配したユニークな歴史的デザインを踏襲しています。

1930年代後期に登場したバージョンは、恐らく文字盤のサンドイッチ構造を実験する目的で製作されたと考えられています。

モデル名の「S.L.C.」は「Siluro a Lento Corsa」の略で、パネライの時計と計器を装備したイタリア海軍特殊潜水部隊の兵士が、潜水作戦の際に搭乗した低速魚雷艇を意味します。

パネライマニュファクチュールで一貫生産された P.3000 キャリバーは、構造、堅牢性、精度、およびパワーリザーブの面でパネライムーブメントの主な特徴を備えています。

パネライのヒストリックモデルに使用されていたムーブメントを元に開発していることから、径16½リーニュと大きいサイズです。その構造は3/4プレートムーブメントを彷彿とさせ、ひと目ですぐに判別できます。

大小のブリッジが大半を覆い、分厚いネジで底板に固定され、堅牢な構造を実現しています。

このムーブメントは、21石と連結された2つのバレルで構成されています。この構造により長くて薄いゼンマイの使用を可能にし、より均一な力の伝達を確保するとともに、3日間の長いパワーリザーブを実現します。

ガラスはクラシカルなドーム型サファイアクリスタルガラスを採用しています。

ブラックの文字板にブラウンのストラップを合わせたこのモデル。。。ブラウンのカラーで統一したコーディネートを楽しみたいです！

白×グレーのストライプシャツにベージュベースのレジメンタルタイを合わせて、力強いメリハリを演出。そんな王道を行くストライプオンストライプの装いにさらりとした素材感のペイズリー柄のベージュのポケットチーフを挿せば、印象はぐっとフレッシュな印象になります。

メガネはアンティークゴールドのテンプルに時計のゴールドの針を合わせ、ブラウンのストラップとメガネのブラウンのリムで合わすと全体のトーンが揃います。

腕時計もスーツも小物も含めて全体の色彩を統一することで、スーツスタイルもより楽しめます。

ぜひ実物をご覧ください。

モデル名：ラジオミール S.L.C.
品番：PAM00425
ムーブメント：手巻きメカニカル、パネライ自社製P.3000キャリバー
パワーリザーブ3日間
ケース径：47mm
防水：100m
価格：979,000円（税込）

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