IWCで歴史が長く大人気の『ポルトギーゼ』を比較！！

こんにちは、舩越です！
いつもoomiya 心斎橋店のブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回はIWCの中でも歴史が長く、人気のあるシリーズポルトギーゼ　『オートマティック40』『クロノグラフ』『オートマティック』をそれぞれ比較し、特徴や魅力をご紹介します。

誕生は1930年代に遡ります。2人のポルトガル商人が航海中の温度変化や波の揺れによる衝撃を受けづらい、マリンクロノメーターに匹敵する丈夫で高精度の腕時計を注文したことが始まりです。このことから「ポルトガル」にちなんで「ポルトギーゼ」と名付けられました。これは当時、時代の遥か先を行くものでした。明瞭な構成で無駄を排した初代「ポルトギーゼ」の文字盤は、いまなお独自の様式をなしており、そのずば抜けた個性が光ります。

3つに共通するのは自社製キャリバーの搭載、アラビアンインデックス、先端が緩やかにカーブし高い視認性を備えたリーフ針、高精度のムーブメントを搭載するための大きな文字盤、ですが実際のケースサイズが大きくなり過ぎないよう考えられたスリムなベゼル(視認性を高めるためでもあります。)が特徴です。

ではそれぞれの良い点と違いを見ていきます。
一番上の写真(左)「オートマティック40」(右)「オートマティック」の共通の特徴は、当時ポケットウォッチで頻繁に用いれられていた鉄道の線路を想起させるレイルウェイ分目盛、1分間隔で区切られており高い視認性を備えます。
ムーブメント内のパーツは堅牢で高品質なセラミックを使用しているので、耐摩耗性に優れます。

「オートマティック」には更に18Kゴールド製メダルがローターに配され、少しの腕の運動量で容易にローターの巻き上げを行います。2つの香箱を備えたムーブメントは7日間のパワーリザーブを蓄えます。

「クロノグラフ」の特徴は、1/4秒単位の目盛りかつ傾斜させたインナーリング、これは計測時間の正確な読み取りを可能にし、航海計器のような外観とスポーティーな雰囲気を与えます。コラムホイール式を採用したIWC自社製キャリバー69355は、堅牢さと高い精度を誇るクロノグラフ・ムーブメントです。

そして、「クロノグラフ」の青針のみ、待望のブレスレットタイプが登場しました！
皮よりも少しカジュアルな印象でお召しいただけます。

3つのケースサイズ(左から順に)
「オートマティック40」40.4mm
「クロノグラフ」　　41mm
「オートマティック」 42.3mm

元々どれもケースサイズが大きすぎる訳ではありませんが、「オートマティック40」は6時位置にスモールセコンドのみを配したすっきりとした文字版で、クロノグラフも付かないクリーンなデザインがよりコンパクトに感じられます。「クロノグラフ」と「オートマティック」は1.3mmの差で「クロノグラフ」の方がコンパクトです。

ケースの厚み（上から順に）
「オートマティック40」12.4mm
「クロノグラフ」　　13.1mm
「オートマティック」 14.2mm