今日のIWCは、歴史を少しおさらい。
こんにちは、伊藤です。
今年は、ポルトギーゼコレクションが75周年を迎えるIWC
ご紹介のモデルはポルトギーゼコレクションよりハンドワインド エイトデイズです。
さて、今日はIWCの歴史をおさらい。
現在のブランド名は「IWC」(アイダブリュシー)とアルファベット3文字のシンプル。
以前までは、インターナショナル・ウォッチ・カンパニーというブランド名でした。
このそれぞれの、頭文字を取ったのが現在のブランド名になっています。
1868年、スイス チューリッヒ近郊のシャフハウゼンにてフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」を創業しました。
フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズは、アメリカ ボストン生まれの時計職人。
スイスに渡る前年までウォルサム創業者アーロン・ルフキン・デニソンのパーオナーであったE・ハワードが経営する「E・ハワード・ウォッチ・カンパニー」で時計技術を習得し、1868年スイスへ渡ります。
(当時、アメリカの時計産業は機械による懐中時計の大量生産が確立していました。)
当時、大多数の人々は成功を求め西部へと進出していましたが、ジョーンズはまだ比較的、低賃金のスイスに目を付け、労働力を利用しようと考えスイスへ渡りました。
一流メーカーの集まるジュネーブではなく、なぜシャフハウゼンで創業したのか・・・
それは、フランス語系住民から激しい抵抗を受けた(シャフハウゼンはドイツ語圏)、当時シャフハウゼンはライン川を利用した水力発電所の建設が進められており、工作機械による時計製造に必要な電力が確保できた、また1857年にはシャフハウゼンに通じる鉄道が完成していた。
また、ジョーンズはハインリッヒ・モーザーと出会います。(ハインリッヒ・モーザーは、時計ブランドH.モーザーの創業者です。)
モーザーは、シャフハウゼン出身の時計職人でありロシアで実業家としても成功していました。
水力電を備えたモーザーの工場を借り受けることに成功したジョーンズは、シャフハウゼンで創業することができたのです。
また、シャフハウゼンは長きにわたる時計製造の歴史もありました。
1583年シャフハウゼンに時計職人ギルド(時計師組合)が設立されたという公式記録も残っています。
時計製造の歴史に残る最高傑作の一つ、ストラスブール大聖堂の天文時計を作ったことで世界的な名声を得た時計職人ハブレヒト一家の故郷もこのシャフハウゼンでした。
このような歴史を持つ街ちに、ジョーンズは精度に誤差がない高品質な時計を自社で大量生産しそれをシャフハウゼンで作られた時計として、世界的に有名にしようと思い描いていました。
アメリカ南北戦争後、一旗揚げようとした、IWC創設の背景にはアメリカ人魂と開拓者精神があります。
写真と、文章は全く関係ありませんが・・・本日はIWC創業の歴史をご紹介させて頂きました。
写真モデルの詳細は下記になります。
品番:IW510202
機械式ムーブメント、手巻き
IWC自社製キャリバー59215
パワーリザーブ:8日間
シースルーの裏蓋から見ることができるパワーリザーブ表示
日付表示
秒針停止機能付きスモールセコンド
アーチ型エッジと両面反射防止加工を施したサファイアガラス
サファイアガラスのシースルー裏蓋
防水性:3気圧
ケース厚さ:12mm
直径:43mm
サントーニ社製アリゲーターストラップ
価格:1,144,800円(税込)
IWC (アイダブリュウシー)
Official Site=http://www.iwc.com
関連記事=https://www.jw-oomiya.co.jp/blog/osaka/watch/category/iwc
■株式会社オオミヤはIWCの正規販売店です。 ブランド解説
COMMENTS & TRACKBACKS
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あべちゃん様、コメント有難うございます。ミュージアムへ行かれたのですね、私もいつかは行ってみたい場所の一つです。今年はポルトギーゼが75周年を迎え、ポルトギーゼコレクションがさらに盛り上がる年になると思います!まだ、発表されていない新作モデルも今から楽しみですね!
伊藤さまこんばんは。ご無沙汰しております。最近、忙しくなかなか心斎橋店へ行けてません。IWCは10数年前にイタリアのフィレンツェ迄行くのに乗り換えの時間がかなりあった為、シャフハウゼンのミュージアムへ行った事があります。知的で、いつかはほしいブランドです。最近はサントーニ製のベルトがついたモデルもあり、もうすぐSIHHもあるので今年はどんな新作がリリースされるかが楽しみです。