いつもoomiya仙台店のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
サムネイルの写真はとあるブランドの時計を裏側からのぞいてみたんですが、ムーブメントだけで何のブランドか分かりますでしょうか？？
最大のヒントは部品の中にデザインされた☆マーク。
少しぼかしているので雰囲気から感じ取ってみて下さい。

正解はゼニス！
本日は、ゼニスより”クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”のご紹介です。

○ル・プ○○○

ゼニスの2024年最初の新作として「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」が発表されました。
トリプルカレンダーは1969年に作られたA386の設計図を忠実に再現したモデルになります。

あれ？A386って前にも復活してなかったっけ？そもそもA386ってなに？
という方のために。

「A386」はゼニスが生み出した世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を初めて搭載したモデルです。
伝統的なゼニスカラーのインダイヤルを持ち、エル・プリメロが初めて搭載された時計史に残る最初のクロノグラフだということ！

ゼニス＝エル・プリメロ＝世界初のクロノグラフ用自動巻きムーブメント。
エル・プリメロの知名度の高さから、ゼニスといえば「クロノグラフ！」とよく言われていますよね。

これがどんなに凄いかと言うと、ロレックス、ブルガリ、パネライ、ルイ・ヴィトン、ウブロなど名だたるブランド達がこぞってエル・プリメロを購入し、それぞれ自社の時計に組み込んでいたくらいなんです！
あのブランドもこのブランドも時計の中身は実はゼニス…なんていう時代があったと考えると、まさに時計製造の世界で星をつかんだブランド。

実は完成していた？

1969年に製作されたA386ですが、実は設計図の段階で既にプロトタイプモデルが存在しました。
設計図ではトリプルカレンダー（月、日付、曜日）、ムーンフェイズ、クロノグラフを搭載するように考えられていて、ゼニスはこのアイデアを製品化するためにまず試作品を作ろうとしました。

…が、その間にブライトリングやセイコー、タグ・ホイヤーなどが自動巻きクロノグラフムーブメントを次々に完成させ製品化していったのです。
そして時計業界に一気に自動巻きクロノグラフの波が押し寄せ、我々ゼニスもこの流れに乗り遅れるわけにはいかない！と。

というわけでトリプルカレンダー搭載のA386は諦めて、実際にはシンプルな機能のA386が発表されたというわけです。

ゼニスでは比較的珍しい色合いで、隠れた歴史が感じられる一本ですので是非店頭でご覧ください！

商品詳細

商品名：クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー
品番：03.3400.3610/39.M3200
ムーブメント：自動巻き（エル・プリメロ 3610）パワーリザーブ約60時間
ケース：ステンレススチール
ベルト：ステンレススチール
防水：5気圧防水
サイズ：38ｍｍ
価格：￥1,837,000-（税込）

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