英国海軍による北グリーンランド遠征探検70周年を迎える、記念すべき2022年。チューダーは、この果敢な冒険の精神を体現するツールウォッチとして、マニュファクチュールキャリバー MT5402およびクイックアジャストクラスプを搭載する39mm径モデル、レンジャーを世に送り出す。
新しいレンジャーは、自らの歴史の中で確立された3、6、9、12のアラビア数字インデックスを配したダイアルを筆頭とするデザイン基準を重んじながら、高性能マニュファクチュール キャリバーやチューダー独自の “T-fit” クイックアジャストクラスプといった最先端技術を採用している。堅牢で実用的、そして手の届く存在のツールウォッチ。本モデルは、北グリーンランド探検隊が携行したオイスター プリンスとともに誕生した、この探検時計の伝統を受け継いでいる。
実用性に基づいたこの伝統の象徴として、レンジャーの39mm径ケースとブレスレットは全体にマットな質感をもたらすサテン仕上げとし、「ツールウォッチ」の純粋な精神を表現している。ただし、ケースが描く曲線を強調するために、ベゼルのエッジなど一部の要素にはポリッシュ仕上げが用いられている。またダイアルに目を向ければ、歴史からの影響を色濃く受けているディテールに気づくだろう。ベージュの発光塗料があしらわれたアワーマーカーは、グレイン仕上げのマットブラック ダイアルとコントラストを成すと同時に、チューダーのロゴマークのトーンに呼応する。時針は丸みを帯び、秒針は角張ったいずれも矢印型の針もまた、レンジャーならではのデザイン。秒針の先端は新たにバーガンディカラーを採用している。
レンジャーはマニュファクチュール キャリバー MT5402を搭載している。堅牢性、耐久性、信頼性そして精度を兼ね備えたこのムーブメントは、2ヶ所で固定されたトラバーシングブリッジによって支持される可変慣性テンプを有している。また非磁性のシリコンバランススプリングを備えるほか、MT5402はスイス公認クロノメーター認定を取得している。その認定ではムーブメントの状態で日差が -4秒から+6秒を基準としているが、チューダーはさらにその上、腕時計として組みあげられた状態で日差が -2秒から +4秒という、より高い基準を達成している。 その他の特筆すべき特徴は約70時間のパワーリザーブ。それは金曜日の夜に腕時計をはずし、月曜日の朝に身に着けたときに再びゼンマイを巻く必要がないことを意味する。