イタリアを象徴するパネライの魅力に迫る～Part4-カラフルな世界
こんにちは
前回のPart3からだいぶ空いてしまいましたが今回はPart4をご紹介致します。
パネライと言えば多彩な革ベルトが印象的だと思います。革の種類や特徴を紹介致します。
パネライは、ワシントン条約を遵守し野生動物の脆弱なあるいは絶滅の危機に瀕した種から採取した皮革を使用しません。ベルトの種類が多いブランドはパネライ以外にもありますが、ここまでベルトに拘っている所は見た事ありません。
まず、パネライのベルトには大きく分けて5種類あります。
①アリゲーター
②カーフ
③ラバー
④キャンバス
⑤メタル
①アリゲーター(ワニ)
パネライで使用されるアリゲーターの皮革は、米国ルイジアナ州の農場で生産されたものです。ルイジアナ州の農場では、野生のワニの安定した成長に貢献し、絶滅危機種の保護にもつながっています。アリゲーターストラップの場合、アリゲーターの頭、腹、尾などの最も均一な四角形の部位を使用します。このため、1枚の皮革から作ることができるストラップは平均4～5本となります。カットされ皮革がアリゲーターストラップになるまでには手作業で80以上もの工程が実行されます。ルイジアナ産アリゲーターの皮革は、「背部切開」と呼ばれる方法でカットされます。背部から皮革をカットして開くことで、全体を無駄なく使用することができます。皮革は部位によって特徴的な形をしています。腹、尾、頭などは四角形のスケール、脇腹と呼ばれるサイドパーツは円形のスケールになります。アリゲーターの皮革は、レザーの中でも最も貴重な種類であり、ラグジュアリー産業では最も需要がある素材のひとつになっています。
②カーフ(牛)
カーフレザーは、時計産業で使用される全ての素材の中で、最も高級で汎用性に優れた素材のひとつです。スポーティーなカーフスキンから、ずっと変わらない表面を備えた伝統的な天然レザーまで幅広いバリエーションがあります。使用するレザーは、熟練した職人の手作業によって行われるさまざまな加工・仕上げによって作り出されています。素材にはそれぞれ、独自のカラーと表面の風合いがあり、それぞれが唯一無二の存在であります。製造過程の中で、レザーはなめし、染色、仕上げの3つの方法で取り扱われます。外部からの影響に対する耐性を備えることを目的としており、また同時にレザーに最終的な見た目の美しさも与えます。レザーストラップは通常、フォルムに立体感を出すために、ストラップの内部が「半ヘリ返し」のパディングになっています。 「アッソルタメンテ」や「ポンテヴェッキオ」などの天然のレザーストラップでは、モデルによっては「ヴィンテージパディング」と呼ばれる、オリジナルモデルからインスパイアされた要素が特徴となっています。 ストラップは、単一層のレザーで形成されており、それ自体が手縫いで折り込まれるように縫われています。カーフレザー ストラップには、多様な仕上げとカラーがあり、あらゆるシーンに適した選択をして頂くことができます。
③ラバー(ゴム素材)
最高の品質と長期に渡る耐久性を備えた、天然ラバー製のハイテク製品です。これは、防水性、形状の安定性、長時間着用しても快適さが保たれる肌への親和度などの非常に優れた技術特性を備えていることから、スポーツ時に身に付けるストラップとして最適な素材です。さまざまなデザインやカラーをご用意しています。ラバーストラップは特に、サブマーシブルやスポーティーなデザインにつけるとよりマッチします。
④キャンバス(布素材)
特徴的なリネンの見た目を持つ合成素材です。縦糸と横糸から成る特徴的なリネンの構造を持ち、パネライにふさわしく、この素材特有のベージュカラーによってスポーティーでクラシックな雰囲気を合わせ持っています。
⑤メタル(金属)
さまざまな素材やデザインのメタル ブレスレットをご用意しています。それぞれのメタル ブレスレットは、時計のケースにぴったりと合うように設計されており、レザー、ラバー、メタルブレスレットとの交換が保証されています。パネライのメタル ブレスレットは、「ルミノール」および「ルミノール1950」にのみ使えます。ただ、ザインや構造の違いから、すべてのメタル ブレスレットが各ケースに適応している訳ではありません。メタル ブレスレットには、それぞれ異なる仕上げが施されたAISI 316L製およびチタン製の物がございます。
各種類の中にも細かく分類されています。
種類が多いので一回では覚えられないかもしれないので新しいベルトを買おうかなと思う時に見て頂けると分かりやすいと思います。
①アリゲーター
・セミマット
この伝統的なセミマットのアリゲーターレザーには、アニリンで染色し、乾燥させた高級なルイジアナ産アリゲータースキンが使用されています。この伝統的な手作業による方法で、滑らかで柔らかくマットな表面が作り出されます。ブラシを使った手間のかかる工程を経て、ストラップは自然なツートンカラーに仕上がります。時間の経過と共に、アリゲーターレザーには美しいつやが生じ、より高級感が増します。オフィチーネ パネライのアリゲーターストラップには、多様なモデルとカラーがあり、あらゆるシーンに適した選択をしていただくことができます。
・シャイニー
シャイニー アリゲーター ストラップは、魅惑的な光沢のある輝きが特徴です。この輝きは、アリゲータースキンを瑪瑙を使って手作業で研磨することで得られます。たぐい稀な輝きを放つこのストラップは、独自のエレガンスと気品を兼ね備えています。このシャイニー アリゲーター ストラップには、多様なカラーをご用意してあり、特に女性のお客様にはご好評をいただいております。
・ヌバック
ヌバック アリゲーターは、滑らかでベルベットのような手触りになるように、手作業で研磨されたレザーです。この研磨プロセスによって皮革の毛穴が開かれてレザーの特徴が作り出され、エレガントな見た目となります。使用するにしたがって、この素材には美しいつやが生じ、唯一無二の個性的なストラップになります。
②カーフ
・ポンテヴェッキオ
「ポンテヴェッキオ」は、伝統的なイタリアのなめし技術を使って加工されたカーフレザーです。このレザーは、着用することでそれぞれが唯一無二の表面へと変化していきます。そのため、同じ時計を身に付けてもそれぞれ異なる「装い」となります。また、この素材は折り曲げるとさまざまなカラーに変化するという、いわゆる「プルアップ」効果が特徴となっています。「ポンテヴェッキオ」にはラッカー仕上げは施されておらず、完全に天然な仕上がりです。そのため、このレザーは柔らかく、しなやかな手触りとなっています。
・アッソルタメンテ
伝統的なイタリアのなめし技術を使って加工されたカーフレザーです。この素材は折り曲げるとさまざまなカラーに変化し、着用することでそれぞれに唯一無二の表面へと変化するという、いわゆる「プルアップ」効果が特徴となっています。そのため、同じ時計を身に付けてもそれぞれ異なる「ストラップ」となります。「アッソルタメンテ」ストラップはラッカー仕上げは施されておらず、レザーの表面は柔らかで滑らか、それでいて手触りの良い完全に天然な仕上がりとなっています。「アッソルタメンテ」ストラップおよび「アッソルタメンテ ヴィンテージ」ストラップは、水泳やダイビングには適していません。
・カシミア
セミマット仕上げのレザーです。ミリングと呼ばれる特殊な加工によって、レザーの繊維をルーズに編み上げ、柔軟に仕上げることで作られます。この加工によって、天然の素材が改良され、ブレスレットとして優れた着用感が生まれ、レザーにも柔らかさと柔軟性といったメリットが備わります。
・フィレンツェ
植物由来成分を使って耐久性を高め、繊維を染色して作られた特別な天然イタリア産カーフレザーです。その素晴らしい見た目はさらに、アルチザンレザーのシンボルとしてこのレザーを特徴付ける、はっきりとした表面のグレインによって引き立てられています。
・バッファロー
ベルベットのように柔らかく、滑らかなストラップです。その原料である水牛の皮革は、無機塩を使ってなめしてあり、アニリンで染色することでこのレザーに美しい色合いを添えています。この素材にはさらに、天然の立体的なグレインの表面とセミマット仕上げの表面という特徴も備えており、そのベルベットのような見た目をさらに強調しています。
・ラグビー
ミネラルでなめされた滑らかなレザーです。控えめなグレインと均一な表面の質感が特徴となっています。これらのストラップの製造過程では、摩擦や傷に対する耐性を高めるため、レザーに保護コーティングが施されます。
③ラバー
・ロゴ
すっきりとしたシンプルなデザインを備えた天然ラバー製です。オフィチーネ パネライの刻印が入っています。
・アコーディオン
天然ラバー製で、海やダイビングの世界とのつながりを感じさせる特殊なデザインが特徴になっています。
④キャンバス
・革には無い独特な柔らかい雰囲気が特徴的です。
⑤メタル
・メタルブレスレット2017
1990年代後半のメタル ブレスレットのデザインに着想を得た、この新しいデザインは、これまでに発表された2つのデザインを徹底的にリニューアルしたものです。このデザインによって時計の見た目の美しさがさらに引き立てられており、ネジがなく、ケースに一体化された軽量のブレスレットが誕生しました。ミドルケースにはサテン仕上げ、ベゼルにはポリッシュ仕上げが施されており、ケースに調和した完璧な仕上げが施されています。ブレスレットのリンクは、「ルミノール」ウォッチのアイコン的なブリッジ型のリューズプロテクターを想起させるものであり、これらにはオフィチーネ パネライのロゴが刻印されています。
この様にたくさんのベルトがあり楽しむことができます。
自分でベルトの交換を行えるので、その日のスタイルで楽しめます。
上記以外にも多彩なカラーバリエーションがございます。
色んなブランドでベルトの付け替えが出来る時計が増えて来ていますが、専用設計になっていたりで純正しか使えなかったりします。パネライの場合は、当社で取扱いのある 「カシス」 「モレラート」・オーダー作成出来る 「ジャンルソー」でもパネライのサイズをお作りする事が出来ます。
是非一度店頭でご覧になって見て下さい。
イタリアを象徴するパネライの魅力に迫る～Part1-大きさの壁
イタリアを象徴するパネライの魅力に迫る～Part2-光る力
イタリアを象徴するパネライの魅力に迫る～Part3-変わらない事への安心
