“超”高級時計の代表的な複雑機構トゥールビヨンは「鑑賞する時代」から「使う時代」へ！

タグホイヤーから珍しいモデルが入ってきました。
珍しい2つの理由は、
①日本限定50本という生産本数の少なさ。
②普段使いできるトゥールビヨン搭載。

まず本数限定の場合、〇百本や〇千本といった限定モデルはよく耳にしますし目にしますが、50本しか生産しないというのはとにかく流通量が圧倒的に少ないので、まず周りに同じ時計を持っている人を見かけないでしょう。
そして、
トゥールビヨン搭載モデルということですが、皆様一度お手元のスマホで検索してみて下さい。
時計と思えない程の金額のモデルがズラリと出てきます。
そうなんです、三大複雑機構の一つと言われているトゥールビヨンはとにかく複雑すぎて一般の人が一般的な使い方する時計というより、芸術要素が詰まった芸術作品としての価値がある？あった？機構が積まれた時計なんです。
ちなみに、トゥールビヨン以外の三大複雑機構とは何かと言うと、
・ミニッツリピーター：音で時刻を知らせてくれる機構
・パーペチュアルカレンダー：永久カレンダーと言われ、大の月小の月うるう年など操作なしで表示してくれる機構。
個人的にトゥールビヨンに惹かれるのですが、その理由は見た目で複雑さを感じる事ができるから！です。

まずはご覧ください。
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モデル：カレラキャリバーホイヤー02T トゥールビヨンブルーエディション
品番：CAR5A8H.FC6446
ケース径：45mm
動力：自動巻き　自社開発製造ホイヤー02T
防水：100m
価格：2,189,000円（税込）
備考：日本限定50本

45mmという迫力のあるケースサイズでありながらチタン製の為、非常に軽く大きさを感じさせないのが特徴です。
また冬場着けても一般的に多いステンレススチールの時計と比べると冷んやりすることもないのでこの季節助かります。
そして、本題に入りますが6時位置に見えるのがトゥールビヨンの機構です。テンプという部品を始め時計のエンジンの役割を担う調速脱進機が集結しています。
ちなみに一般的にテンプという部品はこんな感じに固定されています。（金色の輪っかの部品）
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テンプの位置は固定されているので、時計が下向いている時や上向いてる時、平たく置いてる時などでテンプの中にある伸縮を繰り返しているヒゲゼンマイ（渦巻き状のスプリング）が重力によって引っ張られます。
つまり、姿勢（かかる重力の方向）によって少なからず動き方が違うので姿勢による精度のズレというものが時計にはつきものなのです。
そのズレを緩和してくれるのがトゥールビヨンです。
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テンプを始めエンジンに関わる部品は丸々観覧車のように動いてくれます。
そうすることで姿勢によるかかる重力のバラつきを抑え、精度を安定させてくれます。
そして、
醍醐味は、その動きを見て楽しむことができることです！
音で時間を教えてくれるミニッツリピーターも良し、カレンダー操作不要のパーペチュアルカレンダーも良しですが、トゥールビヨンは見て楽しめる複雑機構なんです。
しかも、ブリッジというトゥールビヨン機構を支える足は正面からは見えないようになっているので、まるで宙に浮いているように見えることからフライングトゥールビヨンと呼ばれています。裏蓋はもちろんシースルーバックでタグ・ホイヤーの技術が詰まっています。
ベルトは表面にクロコを、裏面にはラバーを使っているのでレザー特有の汗など水分によるベルトの傷みを軽減してくれるので普段使いにピッタリです。