クォーツ クロノグラフ…高精度と計時機能を持ち合わせ、また機械式クロノグラフに比べると手が届きやすい価格が魅力的になります。
クォーツ クロノグラフの時計を所有されている方で、クロノグラフ(ストップウォッチ機能)の針が、リセットしてもゼロ位置に戻らないという経験はありませんか？
磁気や衝撃などの影響を受けると針の位置がズレてしまい、リセットしてもズレたままの位置に戻ってしまいますが、この症状はユーザー様でも比較的容易に修正ができます。
画像のタグ・ホイヤーの場合、中央のオレンジ色の針がクロノグラフの秒針になり、クロノグラフをリセットすると12時方向を指して止まります。

3時位置のインダイヤルは時計の秒針になり、電池切れや時刻合わせ時以外は常に動いています。

6時位置のインダイヤルはクロノグラフ作動後、30分までは1/10秒カウンター、30分以降は10時間カウンターとなります。

9時位置のインダイヤルはクロノグラフの30分カウンター、6時と9時のインダイヤルはリセット後は中央の秒針同様、リセットすると12時方向を指して止まります。
上の画像の様にリセット後、針がゼロ位置に戻らない場合は、下記の操作をしてみてください。

①3時位置のリューズを2段引き、時刻合わせができる状態にする。
②2時位置のスタート/ストップボタン(Aボタン)、4時位置のリセットボタン(Bボタン)を同時に2秒以上押します。オレンジ色のクロノグラフの秒針が1回転してクロノグラフ・カウンター調整モードになります。

③Aボタンを押すとクロノグラフの秒針が動くので、ゼロ位置までボタンを繰り返し押します。

④秒針操作後、Bボタンを押すと6時位置インダイヤルのカウンターを調整できるようになります。秒針同様、針がゼロ位置を指すまでAボタンを押し続けます。

⑤6時位置のインダイヤル調整後、再びBボタンを押すと9時位置のインダイヤルの調整ができるようになり、Aボタンの操作でゼロ位置に修正します。

⑥全ての針がゼロ位置を指した状態になれば、リューズを元の位置に戻して調整完了です。

モデルによっては上記以外の操作方法の場合もございます。
またボタンを押しても針が動かない場合は、メンテナンスの必要性も考えられます。
タグ・ホイヤーの場合、エドワードクラブにご入会いただくことで、メンテナンス料金が大変お得になります。

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