5つのシリーズからなるパイロットコレクションの中でも、人気の高い「ビッグ・パイロットウォッチ」
機能性を重視したコックピットの計器を想起させるデザインと、大きな円柱型のリューズは1940年代の飛行監視要員用時計にインスピレーションを得たものです。
以前は46.2㎜のみでしたが、2021年に3㎜以上サイズダウンした43㎜が追加され、大型のケースはが腕に合わないかも…とネックだった方には嬉しいバリエーションの追加ではないでしょうか？

ということで今回46.2㎜と43㎜のサイズ違いのビッグ・パイロットを比べてみました。

ムーブメント

どちらもIWC自社製キャリバーを採用していますが、スペックの大きな違いはパワーリザーブですね。
46.2㎜はぜんまいをフルに巻いた状態から7日間、43㎜は60時間動き続けます。
例えば、土日がお休みでその日だけ時計を着ける方がいらっしゃったとすると、60時間のパワーリザーブの場合お休みの度にゼンマイを巻いて時間の調整をする必要がありますが、7日間のパワーリザーブだと次のお休みの時にまだ時計が動いている可能性が高く時間のセットをする手間が省けますね。

ダイヤル

46.2㎜のダイヤルには3時位置に7日間のパワーリザーブ計、6時位置に日付がありますが、43㎜は時針・分針・秒針のみのシンプルなダイヤルになりました。
ケースが3㎜以上サイズダウンしましたが、太い針やアラビア数字など視認性が高く、瞬時に時間が判断できます。

ケース

◎厚みの違い

46.2mmは15.6mm、43㎜は13.6㎜ですので43㎜の方が2㎜薄いく、ケースのサイズに合わせてリューズの大きさも変わります。
ビッグパイロットの円柱型のリューズは男性の大きな手でも回しやすいのが嬉しいポイントですね♪

◎ケースバック

46.2mmはケースバックには飛行機のエングレービング施され、43mmはシースルーバックムーブメントを鑑賞できるようになっています。
目に見える違いではありませんが、46.2㎜の方には耐磁性軟鉄製インナーケースを内蔵しており、携帯電話やiPadなど身近な電子機器の磁気に怯えず使用する事が出来ますね。完全に遮断するというわけではありませんのでご注意を！

着け比べ

腕回り17㎝の男性スタッフにつけてもらいました。
46.2㎜はラグも含めると腕の幅を少し超えるぐらいの大きさですので、シャツに合わせると大きすぎるかな…という印象ですがもう少し腕回りがしっかりしてらっしゃる方ならまた印象は変わるかもしれませんね！

夜にみてみると

暗いところで見てみると違いがありました！
パイロット・ウォッチらしく太い針でどちらも充分見やすいのですが、46.2㎜は時分針と12.3.6.9時位置だけが光るのに対し、43ｍｍは針とローマ数字のインデックスが光ってくれるので光が無いところで見た時に、より瞬時に時間が判断しやすいと感じました。

比べてみると様々な違いがありますが、それぞれ良いポイントがあるので迷っちゃいますね(笑)
ぜひ店頭にて実際に着け比べてみて下さいね！