時計のオーバーホールとは?そしてその後の保証について。
約4cmほどのケースの中に非常に多くの、そして小さい部品で構成されている時計のムーブメント。
長年時計を使用していると部品の破損や潤滑油の劣化などにより、精度や巻き上げの不具合が発生し、最終的には動かなくなってしまいます。
時計にはオーバーホール(分解掃除)という定期的なメンテナンスが必要であり、それにより時計本来のパフォーマンスが維持されます。
オーバーホールは部品の破損や摩耗を確認しながら分解し、劣化した潤滑油や金属粉を洗浄により除去、そして注油と劣化したパーツの交換をしながら組み立て直し、調整を行い、精度や持続時間や防水などのテストを行うという内容であり、3〜4年周期に受けていただくことが理想的といわれています。
しかしながら、オーバーホールして間もないのに不具合が起こることも稀にございます。
オーバーホール時には発見されなかった不具合や、その時は交換不要と判断されたパーツが破損したりすることがあるからです。
このような場合、再度有償でオーバーホールしなければならないのか?
オーバーホール後の不具合に関しては保証があり、ブランドにより期間に差はありますが、修理完了日から1年〜2年の保証が設けられており、自然故障であればお客様に費用をご負担いただくことはございません。
※衝撃や水入り、外装部品の不具合、操作ミスなど誤った使用による不具合は保証対象外となる場合がございます。
弊社では修理完了品をご納品させていただく際に、オーバーホール後の保証についてもご説明いたします。
精度やパワーリザーブなど、使用していて『おかしいな?』と感じた際はお早めにご相談ください。