ブライトリングはどんなウォッチメーカーなのか?様々な角度からブランドを解説!

ブライトリングというウォッチブランド‥どのようなイメージがありますか?
大きくて存在感のある時計、クロノグラフ、パイロットウォッチ‥といったイメージでしょうか。
今回のブログではブライトリングについて様々な角度からご案内いたします。

ブライトリングとクロノグラフ

1884年にレオン・ブライトリングが創業したブライトリング。
スイス・サンティミエの工房で時計の開発・製造をスタートし、創業から8年後にはスイス時計産業の中心地ラ・ショー・ド・フォンに活動の場を移し、今現在もそこで革新的な時計製造が行われています。
ブライトリングの時計にはクロノグラフ(ストップウォッチ機能)付きの時計が多くラインナップされており、クロノグラフの進化に大きく貢献してきたブランドでもあるブライトリングにとっては当然のことなのかもしれません。
ブライトリングはどんなウォッチメーカーなのか?様々な角度からブランドを解説! - BREITLING メンテナンス
1915年に2時位置にスタート・ストップ・リセット機能を備えたプッシュボタン付きクロノグラフを、1934年にはリセット機能を4時位置の第2プッシュボタンに移した2つのボタンを備えたクロノグラフを製造、これらの発明によりクロノグラフの操作性は向上し、リューズの上下にボタンを配した今日のクロノグラフ機能付きの時計のベースを生み出しました。
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また1969年には他社とタッグを組み、20世紀の時計製造における課題の一つ、自動巻きクロノグラフの製造にも成功しております。

ブライトリングと航空業界

1930年代には自社の「ユイット・アビエーション部門」で軍用と民間航空からの需要に応えるため、過酷な状況下でも使用可能な信頼性の高いオンボード計器の開発・製造を行なっていたブライトリング。
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英国空軍用オンボードクロノグラフの大量発注を皮切りに、他の軍隊からの需要も高まりブライトリングは世界屈指の航空産業向けサプライヤーになり、『時計ではなく、計器である』を哲学に航空業界との強固なパートナーシップを築いていきます。
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そしてブライトリングは国際オーナーパイロット協会(AOPA)の依頼から、平均速度、移動距離、燃料消費量、上昇率など、パイロットが必要とするすべての飛行管理計算を行うことができる手首装着型クロノグラフの開発に着手、1952年にナビゲーションとタイマーを掛け合わせた【ナビタイマー】を発表、AOPAの公式タイムピースに採用され、ブライトリングは航空時計の第一人者としての地位を確固たるものとします。
またNASAの宇宙飛行士スコット・カーペンターの依頼から誕生したコスモノート、24時間表示で時を知らせる時計は1962年初めて宇宙を旅したスイス製ウォッチとして、【航空時計=ブライトリング】という認知度を更に高めたモデルの1つになります。

ブライトリングのコレクション

ブライトリングの現行モデルを1部ご紹介‥
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1954年から一般販売もされるようになった【ナビタイマー】
計器のような文字盤は唯一無二の存在であり、普遍的で完成されたデザインのナビタイマーはパイロットウォッチのアイコンとして時計史に名を刻むモデルとなります。ブライトリングはどんなウォッチメーカーなのか?様々な角度からブランドを解説! - BREITLING メンテナンス ブライトリングのもう1つのアイコン【クロノマット】
1883年精鋭で構成されるイタリア軍曲技飛行隊フレッチェ・トリコローリが公式時計の公募を行い、15分ごとに4つのライダータブが付いた回転ベゼルや、ルーロー・ブレスレットを装着したブライトリングの時計が採用されました。
ブライトリングは創業100周年を記念して翌年にクロノマットを発表。そのデザインは前年にフレッチェ・トリコローリに採用された時計に着想を得たものです。
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フランス語で最初を意味する【プレミエ】
軍事や航空、エンジニアリング分野の専門家を主な顧客としていたブライトリングが、専門家ではない人々がクロノグラフを『初めて』使用することを意味し、1943年に目の肥えたスタイリッシュな顧客向けに発表したコレクションになります。

ブライトリングのアフターサービス

ブライトリング・クロノメトリーで2009年に開発された最初のマニュファクチュールキャリバー01、性能はもちろんのこと、メンテナンス性にも重きを置いた設計となります。
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01を中心とした自社クロノグラフ、コンセプト社と共同開発したフルカレンダー、デュボア・デプラ社とのトゥールビヨン、スーパーオーシャン ヘリテージに搭載されるケニッシ社のムーブメントには5年という長期の国際保証が与えられております。
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また国内正規店でブライトリングを購入されたファーストオーナーはクラブ・ブライトリングという会費無料のカスタマーサービスがございます。
メンバーズサロンなどのイベントやメンバーズマガジン、メンバーズラウンジなど様々な特典がご用意されていますが、ユーザーにとって最大のメリットは標準価格の半額でオーバーホールなどのメンテナンスを受けていただけるところではないでしょうか。

クオーツの電池交換は3針¥9,900(税込)
、クロノグラフ¥16,500(税込)

機械式のオーバーホールは
3針¥55,000(税込)、クロノグラフ¥79,200(税込)

ハイスペックな時計が多いブランドですが、その性能は定期的なメンテナンスを行ってこそ維持されるものになります。
弊社ではご購入店問わず、ブライトリングのメンテナンスを承っておりますので、ブライトリングに関してお困りの際は是非ご相談ください。
※上記の価格は2023年9月現在のクラブブライトリングのメンバー特別価格となります。

最後に‥

パイロットにとっては、一瞬の判断の誤りが生命の危機に繋がることがあるため、航空時計には正確な時刻を瞬時に伝えることが求められます。
ブライトリングは1999年、全てのムーブメントをクロノメーター認定を受けるという非現実的な目標ともいえる【100%クロノメーター宣言】を行い、クロノメトリーではそれが守られ続けております。
ブライトリング家から
1978年代に航空業界に精通したアーネスト・シュナイダーが経営を引き継ぎ、2017年からは世界最大級の投資ファンドであるCVCキャピタル・パートナーズの元、IWCで手腕を発揮したジョージ・カーンをCEOに迎え現体制となったブライトリングですが、1884年に始まったブライトリングの伝統は変わらず継承されております。

ブライトリングはどんなウォッチメーカーなのか?様々な角度からブランドを解説! - BREITLING メンテナンス 空のイメージが強いブランドではありますが、スーパーオーシャンやトップタイムなど海と陸を表現したモデルも多数ラインナップされており、これら3つの世界観をクールでカジュアル、どんなシーンにもよく合うデザインで表現し、また非常に高いスペックを誇るブライトリング‥ぜひ正規特約店のoomiya和歌山本店で商品をご覧ください。

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oomyia 和歌山本店は、ブライトリングの世界観を体感できるコンセプトショップ「スピリット・オブ・ブライトリング和歌山」設置店です。