【カルティエ】ルイ・カルティエ自ら愛用した名品、「タンクルイカルティエ」

ルイ・カルティエが愛した時計

　カルティエの腕時計の中でも特に「名作」といわれている「タンクルイカルティエ」をご紹介します。1917年にデザインされた角形時計はルイ・カルティエ自身も愛用していたことでも有名です。第一次世界大戦の真っただ中に生み出された「タンクルイカルティエ」は「戦車」をイメージして作られました。ヨーロッパでは戦争に勝利した功績のある道具として「戦車」は讃えられていたからです。また、「アールデコ」調という風潮が文化的に流行していたこともあり、「直線的な」形は多くの人の印象に残り、受け入れられました。

「タンクマスト」との違いは？

よく聞かれるのが「タンクマスト」との違いです。形状が良く似ているのでその違いがよく分からないかもしれません。まずは素材です。「タンクルイカルティエ」の素材は18Kゴールドです。対して「タンクマスト」の素材はステンレススティールのみです。また、リューズの部分が「タンクルイカルティエ」の場合は「天然石」を使用しております。これだけでも「タンクルイカルティエ」がワンランク上の特別なお時計であることが分かりますね。

「手巻き」と「クォーツ」の見分け方は？

さらに「タンクルイカルティエ」は手巻きとクォーツの2種類ございます。実はこの違いも文字盤を見るだけで見分けることができるのです！手巻きのモデルの文字盤の中央をよく見ると、「ギョーシェ彫り」が施されております。これは光の反射を防ぎ、視認性を高めるものです。よりひと手間加えられている、かつ手巻き時計なので愛着が湧いてくるのではないでしょうか！