只今開催していますSEIKO100周年記念フェアで特別展示としていますヒストリカルモデルをご紹介いたします。

初めてのSEIKOブランド腕時計

まず今回の目玉となる時計で初めてSEIKOブランドが冠された腕時計です。
関東大震災で一度は焼失した工場「精工舎」から、復興後初の新製品として1924年に誕生した腕時計です。
創業から40年余りの時を経て「精巧な時計を作る」という精工舎創業時の原点に立ち返り作られた時計です。

KING SEIKO

ブランド復活にあたり、開発の土台として採用した「KSK」と呼ばれる2代目キングセイコーは、1961年に発売された初代モデルには無かった防水性能や、秒針を止めて時刻合わせができる秒針規正装置が備わり高く評価されました。無駄のないダイヤルレイアウト、エッジを際立たせたシャープなケーススタイリングやボックス型のガラス形状など、キングセイコーデザインのオリジナリティを確立したモデルと言われています。

メカニカルダイバーズ

1965年、セイコーは国産初のダイバーズウオッチを発売しました。1966年から4回にわたって南極観測隊越冬隊員の装備品として寄贈されたことで、その信頼性を実証したこのモデルは、ダイバーズウオッチのみならず、アドベンチャーウオッチやパイロットウオッチに通ずる、セイコー特殊時計開発の原点といえます。

ファイブスポーツスピードタイマー

1969年の春から販売を開始した世界初の自動巻クロノグラフ、キャリバー6139セイコー『ファイブスポーツスピードタイマー』シリーズのひとつです。このムーブメント、Cal.6139Aが採用した垂直クラッチ式のクロノグラフ機構は時代を越えて1987年に誕生し、オーデマ・ピゲやバシュロン・コンスタンタンらが挙って採用した名機、フレデリック・ピゲのCal.1185に継承され、その後に設計された多数のクロノグラフムーブメントに決定的な影響を及ぼしました。

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