【ブルガリ】デザインと機能の融合 オクトフィニッシモクロノグラフGMT
ブルガリはジュエリーブランドでありながら時計ブランドでもあります。自社でケーズやムーブメントまで製造することができるマニュファクチュールブランドです。
ジュエリーブランドでもあるブルガリだからできる発想のデザインと、それを実現化することができる技術が詰まったオクトフィニッシモの紹介です。
操作しやすいGMT機能
クロノグラフGMT機能で細かな文字盤になっていますが、左は秒針、下はクロノグラフの30分計、右が昼夜を示す24時間表示となっています。
個人的に関心するポイントは、2時と4時位置のクロノグラフのプッシュボタンと9時位置のGMT機能の操作ボタンです。それぞれが多面体のケースデザインに馴染み、プッシュボタンはまるでリューズガードのようで一見プッシュボタンとはわかりにくいです。
9時位置のGMTの操作ボタンは押すと短針を動かくことができます。左の画像は10時で見G日の画像は11時ですが、24時間表示はそのままなので、ここでホームタイム(第一時間)とローカルタイム(第二時間)を合わせることができます。GMT機能の操作方法と言えば、リューズを引っ張って回して調整することが多いと思いますが、こちらのモデルはプッシュボタンなのでとても楽です。
精密なケースデザイン
ブルガリの起源はジュエリーですが、いち早く時計ブランド化宣言を行い、自社で時計を作ることができるマニュファクチュールブランドです。部品を作る機械への投資を続けた結果、精密な部品を作ることができるようになりました。
オクトフィニッシモは独特なオクタゴンデザイン(八角形)で角を立たせた#なデザインが特徴的です。機械の精度が低いと丸みが出てしまうので、高い技術がないとできないケースデザインとなっています。面が多い上にサテンとポリッシュの磨き分けをしているのでケースができあがるまでの時間を想像すると大変なのがよくわかります。
装着感にこだわったバックル
ブルガリは腕時計は第二の肌であれというコンセプトで時計作りに取り組んでいます。
オクトフィニッシモの特徴の一つがバックルの収納です。秘密は左上の画像の窪みです。右上、左下の画像のようにバックルを折りたたむと窪みにぴったりと収まります。右下がバックりを閉じた状態なのですが、うまく収納されてるのでバックルの厚みが全くございません。ケースデザインとは真逆でバックル部分を指で等っても角が立っていなくサラッと滑らかな仕上げられています。腕時計は肌に見つけるアイテムなので、肌のことを考えた肌と一体化する仕様になっています。他のモデルやブランドと着け比べをしていただけると一目瞭然なので是非試してみてください。
薄さの秘密はペリフェラルローター
昨年世界最薄の機械式時計を発表したブルガリは、定番のオクトフィニッシモでさえ薄さは充分です。
こちらのモデルはクロノグラフ機構搭載でありながら厚み8.75mmという驚愕の薄さです。
その秘密は自動巻きのローターの形状です。一般的にローターの形状は半円や扇形が多く、ムーブメントと重なるように配置されているものが多く存在します。しかしこちらのモデルはリング状の形状をしてムーブメントの周囲に配置されています。
上の画像の左からリューズ位置を下→右下→右と90度回転さても、ローターに刻印されたBVLGARIの位置は変わっていません。つまりケースを回すとローターが回ってるということです。
これが薄さの秘密です。ケース薄くするために、それに関わるあらゆるものを薄くしたり小さくしたり配置の工夫をしないといけません。とても技術が詰まったモデルです。
商品詳細
モデル:オクトフィニッシモクロノグラフGMT
品番:103467
ケース径:43mm
動力:自動巻き
防水:100m
価格:2,673,000円(税込)