グランドセイコー 初代グランドセイコーをはじめとするヒストリカルモデル特別展示中 2月24日まで
現在フェア開催中のグランドセイコーから、今日は非常に珍しいモデルたちをご紹介いたします。
東京都墨田区にセイコーミュージアムというところがあり、セイコーの歴史にまつわる様々な展示物が所蔵されています。
そのセイコーミュージアムに所蔵されている貴重な過去の名作たちの一部を、現在oomiya和歌山本店にて展示しております。まずはコチラ。なんと1960年に発売された初代グランドセイコーです!
当時のスイスクロノメーター優秀規格と同一の社内検定を行い、これに合格したものが初代グランドセイコーとして世に誕生しました。
スイス製高級時計に対抗する第1歩となったモデルです。
続いては1964年に発売されたGSセルフデーター。カレンダー機構を搭載し、防水性能を水深50mまで対応し、より実用性を向上させることに成功します。
こちらは1967年に発売された44GS。現代のグランドセイコーにも採用されるセイコーデザインの礎となったこのモデルは、数あるグランドセイコーの時計の中でも名機と呼ばれるほど。こちらも同じく1967年に発売された62GS。グランドセイコー初となる自動巻きのモデルで、りゅうずを巻く必要がないことをアピールする為に、あえてりゅうずを4時位置に配置し、目立たなくしています。また、デザインはベゼルレス構造と言い、ベゼルの主張を抑えたスッキリとしたデザインになっています。1968年に登場したコチラは国産時計として初の自動巻き10振動モデル。姿勢差や外乱の影響を受けにくく、より安定した高精度を実現することが可能に。1969年に発売されたコチラは45GS V.F.Aというモデル。V.F.Aとは『Very Fine Adjusted』の頭文字を取ったもので精度が月差±1分以内という、機械式時計としての正確さを極限まで追求した超高精度モデルです。コチラは先程ご紹介したV.F.Aのレディースモデルで1972年に登場。メンズモデルよりも小型なムーブメントで月差±2分以内という高精度を実現したモデルです。
様々な時計ブランドがある中で、これほどまでに高精度を追求し、また実現できたブランドはそれほど多くありません。
ある程度の時間の誤差は致し方ない機械式時計の中でも、正確な時を刻むための技術者たちの様々な努力と工夫の結晶が現在の腕時計だと感じます。
そんなグランドセイコーの歴史を辿る事ができるモデルの展示は今月の24日までです。是非この貴重な機会をお見逃しなく!