電波時計の時刻が合わない~其の㊀~
「電波時計なのに時間が合わない。」
このような相談をお客様より頂戴する事がよくあります。
数秒や数分程度の誤差であれば電波が受信出来ていなかっただけという事が多く、窓辺など受信に適した場所に時計を置き、夜中の自動受信を待つか、ボタン操作による強制受信を行う事で正しい時刻を指すようになります。
ワールドタイム機能があるアナログやデジアナの時計で、時刻が大幅にずれている際はまず分針を見てください。
現在時刻の表示が3時間、5時間など区切りのよい時間でずれている場合は都市(タイムゾーン)の設定が正しくない可能性があります。
日本で使用する際はTYO(東京)に設定しなければ別の都市の時刻となってしまいます。
リューズやボタン操作を気付かずにしてしまい、、都市設定が変わってしまう事はよくあります。
画像のMTG-G1000シリーズは操作性に優れており、リューズのねじ込みを解除後、2段引きする事で簡単に都市を変更が出来る時計だからです。(秒針が指している先が設定されている都市になります。)
デジタル式の時計もTYOから誤ったボタン操作で違う国の時刻になってしまう事がございます。
都市設定を合わしても正しい時刻にならず、30分や1時間ずれている場合はサマータイムが設定されている可能性が考えられます。
DST(デイライト セービング タイム)を指していると、通常の時刻より1時間または30分進められます。
サマータイム制度を採用していない国で使用する場合、スタンダードタイムとサマータイムが自動で切り替わるAT(AUTO)、常にスタンダードタイムで表示されるSTDに変更する必要があります。
電波時計の時刻ずれ…都市設定の誤り以外の要因もあります。
取扱いに困った際、セイコーやカシオ、シチズンの場合は各ブランドホームページにて取扱説明書がダウンロード出来ます。
カシオ製品であれば、時計の裏蓋に外周部の四角で囲われた4桁の数字を入力し、検索が可能です。お困りの際はご活用ください。