チューダーはこれまで様々なコレクションを世に送り出していますが、その中でも一際特殊なモデルをご紹介致します。

今回紹介するブラックベイ P01ですが、まずはそのフォルムに注目していただきましょう。
リューズは4時位置に設けられ、12時側、6時側のそれぞれに大きな金属製のパーツ『エンドリンク』が。ベゼルには数字があり、その外側にはしっかりとした刻みが設けられています。現代の高級時計に見られるスマートさと言うよりは全体的にかなり無骨な印象を与えます。

12時位置に設けられた大きなパーツ『エンドリンク』は、両方向に回転するベゼルをロックする為に使われます。

ブラックベイ P01は1960年代後半にアメリカ海軍に提案されたモデルを元に作られ、チューダーの知られざる歴史を垣間見ることが出来る1本です。このデザインは真に実用性を求めたプロトタイプに敬意を表し、現代に蘇らせました。よって、モデル名にあるブラックベイ P01の『P』はPROTOTYPE（プロトタイプ）の頭文字から、『01』は最初の、といった意味で『最初のプロトタイプ』といった意味になります。

残念ながら当時のプロトタイプは定番化される事はありませんでしたが、50年もの時を経てブラックベイ P01として当時の精神を受け継ぎ、再び命が吹き込まれました。
ラバーをベースにブラウンのレザーをトリミングした独自のストラップを採用し高い耐久性とオリジナリティを確保。
ユニークなデザインと高い実用性を備えたブラックベイ P01、是非店頭にてご覧ください。