チューダー フランス海軍特殊部隊との密接な関係を表すモデル ぺラゴス FXD

『チューダー=ダイバーウォッチ』のイメージを持たれる方は多く、事実いくつかの国の海軍との強力なパートナーシップにより誕生した腕時計も存在します。
今日ご紹介するのはフランス海軍とチューダーの強い結びつきを感じる1本です。

チューダー フランス海軍特殊部隊との密接な関係を表すモデル ぺラゴス FXD - TUDOR

フランス海軍との共同開発を経て独自の機能をもたらしたぺラゴス FXD。
一見他のダイバーウォッチと変わらないように見えますが大きく違う点が、まずは回転ベゼルの数字です。

回転ベゼルの数字や目盛りはなんの為にある?

そもそもダイバーウォッチに備わる回転ベゼルの数字や目盛りはどのような意味があるのか?
一般的には『潜水時の経過時間を計るもの』として使われており、ダイバーにとって重要な意味を持ちます。
ベゼルの12時位置にある三角形のマーカーを起点とし、時計回りに分単位の目盛りや10分単位での数字が使われるものが一般的で、潜水時の分針の先にベゼル上のマーカーを移動させ経過時間を計ります。
時計はその名の通り時計回りに時刻が経過しますので、次に時計を見た時に分針の先に『10』があれば潜水開始から10分が経過したことが確認できます。
一般的なダイビングなどでの使用にはとてもありがたい機能であり、命を守る機能でもあります。
さて、ここまで説明すると今作のベゼルの数字表記に違和感を感じると思います。
そうです、ベゼルの数字表記が逆になっており、60分からカウントダウンをする目盛りとなっています。

チューダー フランス海軍特殊部隊との密接な関係を表すモデル ぺラゴス FXD - TUDOR

なぜ逆回りなのか?

ここで生じる疑問、ベゼル上の数字はなぜ逆回りでカウントダウン形式なのか?
それはこのモデルが作られた背景にあります。
元々はフランス海軍特殊部隊との共同開発され、水中ナビゲーションの為に作られたモデルで、一般的なダイビングとは異なります。
水中ナビゲーションとは綿密に計画されたルートをたどり、水面に浮上することなくピンポイントでの移動が必要とされます。
ライフラインと呼ばれる紐で互いを繋いだ2名のダイバーが磁気コンパスを用い、連続した直線の水泳を行います。
各セクションを一定の速度で設定された時間を計測しながら目的地にたどり着くまでまっすぐと泳いでいきます。
あらかじめ設定された時間を泳ぎ切り、次のセクションに入ったらまた新たに方向と時間を設定しなおし目的地を目指します。三角形のマーカーが分針の先にくれば設定時間を泳いだとすぐに確認できるようにこのような目盛りになっており、すぐに次の時間設定ができるように両方向回転のベゼルとなっています。

チューダー フランス海軍特殊部隊との密接な関係を表すモデル ぺラゴス FXD - TUDOR

また、ケース本体よりも少し大きく作られたベゼルは長時間の潜水により冷えて感覚を失ったグローブ着用の手でも操作できるようにグリップを向上させています。
さらに時計を裏面から見ても特徴的な造りに。

チューダー フランス海軍特殊部隊との密接な関係を表すモデル ぺラゴス FXD - TUDOR

ほとんどの時計は時計のケースとストラップを固定するためにバネ棒を用いて固定しますが、万が一にもバネ棒が破損して水中ナビゲーション中に時計が外れてしまったら・・・・といった万が一に備えケース構造を変え、その間にストラップを通すことでより強固な造りに。
モデル名にもある『FXD』は固定するといった意味の『Fixed』が語源となっています。

チューダー フランス海軍特殊部隊との密接な関係を表すモデル ぺラゴス FXD - TUDOR

針やアワーマーカーだけでなくベゼル上の数字や目盛りにも夜光塗料が使用され、暗所での視認性もしっかりと確保されています。

チューダー フランス海軍特殊部隊との密接な関係を表すモデル ぺラゴス FXD - TUDOR

これからの季節にますますピッタリなダイバーズウォッチ。特徴的なデザインで『語れる』ポイントも満載です。
是非一度店頭にてご覧ください。

商品詳細

チューダー フランス海軍特殊部隊との密接な関係を表すモデル ぺラゴス FXD - TUDOR

チューダー
ぺラゴス FXD
品番:M25707B/24-0001
価格:¥583,000(税込)
防水:200m防水
ケース:42mm チタニウム製
パワーリザーブ:約70時間
その他:5年間の国際保証
別途付属ストラップ