カレラ キャリバー 02T トゥールビヨン ナノグラフ
SIHH2019と平行して開催されてるジュネーブウオッチフェアにおいて、タグ・ホイヤーから時計製造と科学的発見を融合したカレラの最新モデル「カレラ キャリバー 02T トゥールビヨン ナノグラフ」が発表されました。
次世代のトゥールビヨンを象徴となるこの新作には自社製ムーブメントによく知られた素材であるエリンバーやシリコンではなくカーボンコンポジット製ヒゲゼンマイを採用しています。この新しいヒゲゼンマイはクロノメーター認定を受け、最新技術を盛り込んだ印象的なコンプリケーションとなっています。
トゥールビヨンは見るのも魅力的な複雑機構の一つ。「カレラ キャリバー 02T トゥールビヨン ナノグラフ」はトゥールビヨンの緩急システムにフォーカス。アルマイト仕上げのグリーンのアルミ製ブリッジやテンワ上にスーパールミノバを施すなど「見て楽しむ」ことも追求されています。
ユニークなデザイン
ヒゲゼンマイに用いられたカーボンのナノスコピック(1mmの100万分の1)のヘキサゴン(六角形)パターン(結合した分子構造の形をモチーフ)が、デザインにも取り入れられています。また多層構造のダイヤルとムーブメントの組み合わせもこのモデルの大きな特徴です。サンドブラスト加工と美しいサテン仕上げが施された地板のヘキサゴンパターンは、オープンダイヤルから鑑賞することができます。ベゼルとラグはカーボン製、リューズも新形状のラバーを採用し操作性の向上が図られています。サファイアシースルーバックからはブラックPVDでコーティングされたローターにも同じ装飾が施され、その動きを楽しんでいただけます。バックルも抜かりなくカーボン製。
次世代のヒゲゼンマイ
機械式時計の心臓として知られるヒゲゼンマイは、寸分の狂いが時計全体の精度に直接影響を与えることから、制作が最も難しい部品のひとつです。カーボンコンポジット製のヒゲゼンマイは、伝統的な時計製造を大変革するだけでなく、自社製のクロノメーター認定ムーブメントを搭載した時計自体の性能も大きく改善することに成功したのです。この技術は将来的にタグ・ホイヤーの他の製品にも応用される予定で、ナノグラフにおいて特に重要とされています。
タグ・ホイヤーのカーボンコンポジット製ヒゲゼンマイのポイント
・カーボンナノチューブとアモルフォスカーボンの複合素材
・軽量で密度が低く、重力や衝撃の影響を実質的に受けない
・完全な同心円状の振動で時計の精度も向上
・テンプによる温度保証
・完全な耐磁性
・偽造対策として不可視の透かし模様入り
そしてエクスクルーシブなモデルに相応しく、ウォッチワインダー内臓の専用BOXがついてきます。
スペック
タグ・ホイヤー
カレラ キャリバー 02T トゥールビヨン ナノグラフ
品番:CAR5A8K.FT6172
ムーブメント:タグ・ホイヤー キャリバー ホイヤー 02T トゥールビヨン マニュファクチュール ムーブメント、パワーリザーブ65時間
ケース素材:ブラックPVDチタン製ケース
ケース径:45mm
防水:10気圧(100m)防水
予価:¥2,745,000 (税抜)
2019年5月発売予定