H.モーザーの2021年新作モデル「ヘリテージ・デュアルタイム」が発表されました!
有名な時計師であったハインリッヒ・モーザーはまた、賢明な起業家にして先見の明を持つ業界の先駆者でもありました。22 歳で生まれ故郷のシャフハウゼンを出ると波乱に富んだ冒険の旅を始め、やがてサンクトペテルブルクへとたどり着きます。そして、貴族たちに高く評価されるま門技術を磨き、1年後の 1828年に H. Moser & Cie.(H. モーザー社)を設立し、スイスに工場を建設しました。ハインリッヒは旅に対する情熱を、1844 年に誕生した息子のアンリとも分かち合いました。生涯を通して彼らを導くエネルギーとなった発見への渇望に触発されて H. モーザー社が作り上げたのが、冒険心に満ちたヘリテージ・デュアルタイム モデルです。
大胆なステンレススチール モデルのヘリテージ・デュアルタイムは、シャフハウゼンのモーザー社 の博物館に展示されている懐中時計や 20 世紀初頭のモデルから着想を得たクラシックな美しいラウンドシェイプです。ステンレススチールケースに細身のラグと刻みのある大型のリュウズを備えています。美しいバーガンディのフュメダイアルによってさらに魅力的になった極めてクラシックなモデルで、シークレットサインのように透明な仕上げのラッカーで描かれたブランドロゴも配さ れています。
伝統的なスタイルのレイルウェイ(線路)型の分目盛りはホワイトで、非常に現代的なコントラストを成し、剣形の針にスーパールミノバ® が施されています。立体感のある独特のアプライド数字には、どんな形状や色にも仕上げることができる画期的なセラミックベースにスー パールミノバ® が配合された素材、グロボライト® が使用されています。
自然な風合いを活かした グレーのクーズーレザーストラップからわかるとおり、冒険のために作られた時計です。 ヘリテージ・デュアルタイムの中心で鼓動を刻むのは、新しい自動巻きキャリバー HMC809 です。 このムーブメントは、自社製の自動巻きキャリバーをベースに完全に社内で開発されたモジュールによるデュアルタイム機能を備えています。
グレーの針はデュアルタイムゾーンを指し、ミニマリズムを追求する H. モーザー社のスタイルに沿って、使用しないときはメインの時針の下に隠すことができます。日付は6時位置の均整の取れた枠に表示され、実用性の観点からデュアルタイムゾーン機能の動きと連動させています。HMC 809 キャリバーのパワーリザーブは3日間で、両方向ラチェット式巻き上げシステムによってローターから香箱にエネルギーが伝達されるため、完全に巻き上げるのに必要な時間を短縮できます。
伝統と現代性、過去と現在の狭間を繊細に表現したヘリテージ・デュアルタイムは、H. モーザー社という、約200年も遡ることのできる豊かな歴史を讃えつつ現代性を備えたマニュファクチュールを見事に表現しています。 疑う余地のないH. モーザー社スタイルの高級時計です。
H.モーザー 2021年新作
ヘリテージ・デュアルタイム
品番:8809-1200
ムーブメント:自社製 HMC 809 自動巻きキャリバー(3日間パワーリザーブ)
ケース素材:ステンレススティール
ケース径:42.0 mm
防水:日常生活防水
予価:¥2,640,000(税込)
入荷時期未定
H. MOSER & CIE.(H. モーザー)
H. モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在、約 60 名を超える従業員を擁し、15 つの自社製キャリバーを開発し、年間に 1,500 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H. モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。Heinrich Moser の子孫たちに設立された Moser 基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、Heinrich Moser 家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding はH. モーザー、Hautlence という企業を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。