洗練されたダイヤル
2022年に発表された『グランド・ランゲ1』は、ケース径の高さを8.2㎜に抑えました。2012年に発表された『グランド・ランゲ1』は、高さが8.8㎜となっており、0.6㎜薄くなりました。この薄型設計により、時計が腕元にぴったりとフィットし、装着感がさらに増し、表示要素を非対称にバランスよく配置したランゲ1シリーズのデザインが袖口のアクセントを効かせます。
オフセンターダイヤルは、A.ランゲ&ゾーネ独自のゴールドで縁取られた『2窓式アウトサイズデイト』、お馴染みのパワーリザーブ表示『AUF/AB(アップ/ダウン)』、そしてフラットな『アプライトインデックスを備えたサブダイヤル』で構成されています。レコード盤のように同心円を幾重にも刻んだアジュラージュ仕上げを施したサブダイヤルは、メインダイヤルの表面よりも一段低くなっています。
サブダイヤルから、マットに仕上げられたメインダイヤルの表面へ自然に移行するように、両ダイヤルの境界部分を面取りで緩やかな傾斜にしました。この加工を行った事で、針、ローマ数字、ひし形のインデックスが更に鮮やかに浮かびあがります。
ケースとベルトのカラーにもこだわり、ホワイトゴールドのモデルにはブラックを、ピンクゴールドモデルにはレディッシュブラウンのレザーベルトを組み合わせました。グランドスケールのこだわりを細部の細部まで追求した『グランド・ランゲ1』は、重厚感と刺激的なデザインが見事に融和した、理想的なドレスウォッチです。
1つの香箱でパワーリザーブが72時間
新しい『グランド・ランゲ1』では、定評のある手巻きキャリバーL095.1を搭載しています。サイズ径が38.5㎜の『ランゲ1』に対して1周りも大きい『グランド・ランゲ1』では、比例して針の軸も若干外側に配置するなど細部に至るまでこだわり抜いた1本です。
もう一つ『ランゲ1』と異なるところは、香箱の数です。『ランゲ1』ではゼンマイを2つ重ねたツインバレルを使用していますが、『グランド・ランゲ1』の香箱は1個だけです。41㎜径のサイズだからこそ、72時間のパワーリザーブを蓄えることを実現しました。
サファイアクリスタルのシースルーバックからは、2度組方式で作る挙げられたムーブメントを見ることができます。『グランド・ランゲ1』のムーブメントを構成する397個の部品1つ1つに、丹念に手作業で施された仕上げ装飾が施されています。
ムーブメントを飾るルビー色の受け石42個のうち、7石を鏡面研磨し、ブルースクリューで留めたゴールドシャトンで固定しています。様々な素材や仕上げ装飾が施されたムーブメントは、上品な印象を与えるように相互に調和がとれ、色とりどりの魅力的な美しさを放ちます。
『グランド・ランゲ1』の創作美を完結させるのは、昔ながらのチラネジテンプとランゲの自社製ヒゲゼンマイからなる調速機です。この装置を受けるテンプ受けのハンドエングレービングは、芸術作品の銘のように、A.ランゲ&ゾーネの時計1本1本を世界に2つとしてない1点物にしています。
A.ランゲ&ゾーネ 2022年新作
グランド・ランゲ1
品番:137.038(ホワイトゴールド)
137.033(ピンクゴールド)
ムーブメント:手巻き ランゲ自社製キャリバーL095.1 72時間パワーリザーブ
ケース素材:18Kホワイトゴールド/18Kピンクゴールド
ケース径:41.0mm
予価:5,890,000円(税込)
発売時期:未定