ユリス・ナルダンは2023年発表の「フリーク ワン OPS」に続くOPSコレクションの新作として「ダイバー ネット OPS」と「ダイバー X スケルトン OPS」を発表いたしました。95%リサイクルされたステンレススティールに、漁網をアップサイクルして作られたナイロ®、カーボニウム®など、サステナブルな素材を採用したダイバー ネット OPS。そして、文字盤を支配する巨大なスケルトンX構造とブラックDLCコーティングのチタンケースを特長としたアヴァンギャルドなデザインのダイバー X スケルトン OPS。
“OPS”というネーミングには、「Operation (任務)」という意味合いが込められています。ともに、カーキグリーンの色合いで、これまでのダイバーコレクションの系譜に冒険的なひねりを加える新作モデルの登場です。
ユリス・ナルダンが発表する2本のカプセルコレクションモデルに込められた冒険心、革新の探求、サステナビリティへの決意。
高級時計製造の分野におけるマニュファクチュール ユリス・ナルダンは、創業以来、比類なき革新を続け、その先見性で数々の画期的な技術を生み出してきました。ユリス・ナルダンのレガシーは19世紀に海上で始まりました。我々が生んだ伝説的なマリンクロノメーターは当時、最も多くの受賞歴を持つ最先端の航海計器でした。海洋世界の運命が危機に直面しているいまなお、我々は最優先事項としてその美しき世界を守り続けたいと考えています。2020年にコンセプトウォッチとして発表されたダイバーウォッチ「ダイバー ネット」は、いち早く市場に投入され、ユリス・ナルダンの革新的なスピリットを示すと同時に、根本的な使命としてメゾンが大切にしている“サステナビリティ”を体現しています。ユリス・ナルダンは、ハイテク・スタートアップ企業や環境保護団体と協力し、環境に対する責任の意識をさらに高めるべく、専門知識を駆使して革新的な素材や技術を開発しています。この旅を続けながら、ユリス・ナルダンは今年、トレンディかつスポーティシック・スタイルの躍動感あふれる2本のタイムピース、「ダイバー ネット OPS」と「ダイバー スケルトン OPS」を発表します。この新作モデルは2023年発表の2つのフリークOPSに続き、ユリス・ナルダンの「OPS」カプセルコレクションをさらに充実させ、不屈の自社時計製造を称えるとともに、ダイバーの系譜に冒険的なひねりを加えます。それはまるで、Operations(OPS/任務)のように…
DIVER [NET OPS]
ダイバー ネットOPSは、自社製ムーブメント搭載のスポーツウォッチの中で、最もサステナブルな高性能タイムピースです。300メートルの防水性と、60時間のパワーリザーブを備えた自社製自動巻きキャリバーUN-118を搭載。ヒゲゼンマイは、2001年にユリス・ナルダンが初めて導入し最先端素材であるシリコンで作られています。さらに脱進機には、シリコンにダイヤモンドをコーティングした超ハイテク素材で特許も取得しているDiamonSilが施され、卓越した精度と耐久性を実現しています。
独自のケースは、95%をリサイクルされたステンレススティールを使用して作られ、その構造はユリス・ナルダンが開拓してきた画期的な素材の組み合わせを特徴としています。サイドパーツとケースバックは、ナイロ®(60%)とカーボニウム®(40%)で構成されています。ナイロ®は漁網をアップサイクルして作られたポリアミドで、カーボニウム®は最先端の航空機の翼や胴体に使用されているものと同じカーボンファイバーを使用して作られた、優れた強度と軽さを併せ持つ最先端素材です。実際、カーボニウム®は航空機の製造工程で発生する端材を利用して製造されており、他の炭素複合材料と比較して環境への負荷を40%削減しています。さらに、このユニークな素材は、逆回転防止ベゼルにマーブリング効果をもたらしています。
12時位置にパワーリザーブ表示、6時位置にスモールセコンドを備えた文字盤は、サンドブラスト仕上げのカーキグリーン色で、サテン仕上げの大きな「X」の文字がエンボス加工されています。これを背景に、スーパールミノバ®︎マーカーが暗い場所で緑色に光ります。そして、部分的に漁網をリサイクルした素材を使用しているカーキグリーン色のファブリック製ストラップと、6時位置にブラックセラミック製の“Ulysse Nardin”の文字があしらわれたカーキグリーン色のラバーストラップが、冒険的なスタイルをより引き立たせます。
DIVER [X SKELETON OPS]
大胆なダイバー スケルトンOPSは、ダイバーウォッチをオート・オルロジュリーとして再解釈したアバンギャルドなモデルです。
200メートルの防水性を備えた44 mmのダイバー スケルトンOPSは、シリコン製の大型オシレーターと脱進機を備えた、自社の優れたスケルトン自動巻きムーブメントUN-372を搭載しています。
カーボニウム®が再び主役に躍り出ます。コンケーブ型の逆回転防止ベゼルだけでなく、12時位置の香箱カバーにもカーボニウム®は使用され、斑模様の美しさが時計の中心部まで広がっています。文字盤を支配する巨大なスケルトンX構造と、ブラックDLCコーティングが施されたハイテク軽量チタン製の洗練されたケース構造が、超モダンなデザインを裏付けています。また、大胆なビジュアルスタイルとサステナブルなアプローチは、アップサイクルされた漁網を部分的に使用したカーキグリーンのファブリック製ストラップにも表現されています。
品番:1183-170-8A/0A (ファブリックストラップ)、1183-170-8A/3A (ラバーストラップ)
ムーブメントと機能:自動巻きマニュファクチュール・ムーブメントUN-118、時、分、スモールセコンド、日付、パワーリザーブインジケーター、シリコン製ヒゲゼンマイ、ダイヤモンシル製ガンギ車とアンクル、部品数260 / 石数50、振動数4 Hz / 28’800 V/H
ケース:95%リサイクル・ステンレススティール製ミドルケースとムーブメントホルダーナイロ(Nylo®) X カーボニウム(Carbonium®)製サイドパーツとケースバック : 60%アップサイクル漁網 & 40%アップサイクルカーボンファイバーカーボニウム® コンケーブ逆回転防止ベゼル : 100%アップサイクルカーボンファイバー、ドーム型サファイアクリスタルガラス、オープンサファイアケースバック、直径44 mm、厚さ14.81 mm、防水性能 : 300 m
文字盤:サンドブラスト仕上げカーキグリーンの文字盤、エンボス加工されたサテン仕上げの「X」サイン、12時位置にパワーリザーブインジケーター、6時位置に日付とスモールセコンド、ベージュのスーパールミノバ®を塗布したロジウム仕上げのインデックスと針
ストラップ&バックル:部分的にアップサイクル漁網を使用したカーキグリーンのファブリックストラップ、6時位置にブラックセラミック製“Ulysse Nardin”エレメントがあしらわれたカーキグリーン色のラバーストラップ
価格: 2,090,000円(税込)
4,345,000円(税込)
4,345,000円(税込)
品番:3723-170-2C/0A (ファブリックストラップ)、3723-170-2C/3A (ラバーストラップ)
ムーブメントと機能:スケルトン自動巻きマニュファクチュール・ムーブメントUN-372、時、分、秒、シリコン製大型オシレーター、ガンギ車、アンクル、ヒゲゼンマイ、部品数171 / 石数23、振動数3 Hz / 21’600 V/H
ケース:サンドブラスト&サテン仕上げを施したブラックDLCチタン仕上げケース、カーボニウム®コンケーブ逆回転防止ベゼル、ドーム型サファイアクリスタルガラス、ブラックDLCチタン オープンサファイアケースバック、直径44 mm、厚さ15.7 mm、防水性能 : 200 m
文字盤:ポリッシュ&サテン仕上げ「X」形のブラックPVD加工の文字盤、12時位置にカーボニウム®香箱カバーベージュのスーパールミノバ®を塗布したブラックのインデックスと針、部分的にアップサイクル漁網を使用したカーキグリーンのスクラッチクロージャー式ファブリックストラップ
ストラップ&バックル:6時位置にブラックセラミック製“Ulysse Nardin”エレメントがあしらわれたカーキグリーン色のラバストラップ、ブラックセラミックとブラックPVDチタン製フォールディングバックル、R-ストラップと互換性あり
価格:4,345,000円(税込)
ULYSSE NARDIN HAUTE HORLOGERIE. WITH A TWIST. SINCE 1846.
ユリス・ナルダンは、1846年の創業以来、限りない想像力を原動力に、自由な精神を持つ時計コレクターのために最先端のタイムピースを作り続けている、自社一貫生産体制を持つスイスの独立系マニュファクチュールです。型破りな発想、先見の明、パイオニア。マニュファクチュールの創始者ユリス・ナルダンは、常にこの3つを体現してきました。スイス ル・ロックルの山中で、マニュファクチュールとして海洋探検と卓越した時計製造への情熱をかけ合わせ、世界で最も偉大な受賞歴を持つ精密なマリンクロノメーターを製作しました。
しかし、これはほんの始まりに過ぎません。「可能なことは、もちろん実現する。不可能なことも、必ず成し遂げる」。自身もパイオニアであるポール=ダヴィッド・ナルダンのこれらの言葉は、単なる美辞ではなく不朽のレガシーを反映するものです。革新的な技術と画期的な素材によって時計製造の限界に新しい風を吹き込み、時計製造の常識に抗い、クリエイティブな試みと機械的な実験を組み合わせていくこと。こうした不可能の追求こそが、過去から現在までユリス・ナルダンの核心なのです。オート・オルロジュリーにおけるこの特異な表現は、2001年に発表された、文字盤もリューズも針もない最初で唯一の時計、まさに「フリーク」と名付けられたその時計に象徴されます。この革命的なアイコンは時計製造にシリコンを導入し、業界全体にわたり驚異的な精度と信頼性への道を切り開きました。
創造的な自由は、ユリス・ナルダンの職人によって支えられています。彼らは、約180年にわたり培われた自社内の機械的および芸術的ノウハウを融合しながら、技術の独自性を体現し、サステナブルな価値を守り続けています。この揺るぎない伝統は「フリーク」「ブラスト」「マリーン」「ダイバー」の4つのコレクションに息づいています。ユリス・ナルダンは、姉妹メゾンのジラール・ペルゴとともに、初の独立系時計マニュファクチュールの一員として、オート・オルロジュリーにおける独自のビジョンを大切にし、時計業界全体に新しい地平を切り開いています。型破りな発想とともに