A.ランゲ&ゾーネが大阪心斎橋にブティックをオープン
2021 年 7 月 30 日、日本有数の経済都市である大阪市の中心街に、国内 5 店舗目となる A.ランゲ&ゾーネ ブティック 「A.ランゲ&ゾーネ ブティック 大阪心斎橋」がオープンします。西日本エリア初の路面店となるこのブティックは、日本を代表する建築家、安藤忠雄氏がデザイン監修を手がけ、活気あふれる御堂筋に今年オープンした W ホテル大阪の 1 階にあります。
A.ランゲ&ゾーネの時計を知る最良の方法は、時計を実際に手にとって、その時計の特徴の説明をしっかり聞いていただくことです。新しい A.ランゲ&ゾーネ ブティック 大阪心斎橋は、それに最適な場所です。同ブティックでは、ドイツ・グラスヒュッテを拠点とするマニュファクチュールの歴史を紐解くこともできます。 始まりは、175 年前にドレスデン出身の時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲがエルツ山地の山間の町グラスヒュッテに設立した時計工房でした。そして 1990 年、F.A. ランゲの曾孫ウォルター・ランゲが、東西に分断されていたドイツの再統一を機に、A.ランゲ&ゾーネを蘇らせ世界屈指の機械式時計ブランドの地位に復帰させました。
A.ランゲ&ゾーネは1995年に日本市場への進出を果たし、それ以来、手作業によって生み出される当ブランドの時計は日本の時計愛好家やコレクターの間で高い評価を得ています。しかしそれは決して不思議なことではありません。日本の文化では古くから、職人技が高く位置づけられているからです。
透明性と明快さを特徴とするインテリアデザインの無数のディテールには、A.ランゲ&ゾーネのタイムピースと同様に、完璧を追求する姿勢が反映されています。ブティックの販売面積は 67.75 平方メートル、大きなガラスのファサードが道行く人々を招き入れます。中に入ると、四角く区切られた空間が連なる光景が好奇心をそそり、希少なウォッチコレクションの展示エリアから商談エリアまで、変化に富んだ空間を楽しむことができます。
ブティックの見どころの中心となるのはエクスペリエンス・ライブラリーです。マニュファクチュールの歴史を物語る品々が展示されたこのエリアは、いわば A.ランゲ&ゾーネの世界への入り口です。壁に書かれた”Never Stand Still”(決して立ち止まらない)という言葉が、お客様を迎えます。この言葉は、2017 年に他界した新生ランゲの設立者ウォルター・ランゲの座右の銘です。また、予約してご来店いただいたお客様を個別にお迎えすることができるよう、VIP エリアとプライベートラウンジの二つの独立した空間を設けました。
壁に組み込んだ金属製の装飾帯などのディテールでは、A.ランゲ&ゾーネの時計に施されている手作業による仕上げを表現しています。装飾帯のエッジは、自社製キャリバーの洋銀製の受け部品と同じように、45 度の面取りが施され、表面は光沢研磨で仕上げられています。このようにインテリアデザインの細部でも、A.ランゲ&ゾーネの品質、機能性、永続性を表しているのです。
そして、この特別な空間の中では、ブティック限定モデルをはじめ、ブティックだからこそ手に取ることのできる希少性の高い特別な時計をご覧いただくことができます。
A.ランゲ&ゾーネ ブティック 大阪心斎橋の店舗情報
オープン日 | 2021 年 7 月 30 日(金) |
店舗名 | A.ランゲ&ゾーネ ブティック 大阪心斎橋 |
所在地 | 〒542-0081 大阪市中央区南船場 4-1-3 W Osaka 1F |
電話番号 | 06-6243-1845 |
営業時間 | 11:00 ~ 19:30 水曜日定休 |
A.ランゲ&ゾーネについて
ドレスデン出身の時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲは、1845 年に時計工房を設立し、ザクセン高級時計産業の礎を築き
ました。彼が製作した価値の高い懐中時計の数々は、今でも世界中のコレクターたちの垂涎の的となっています。第二次世界大戦後、東ドイツ政府により A.ランゲ&ゾーネは国有化され事実上消滅、一時はその名が人々の記憶から消え去ってしまうかと思われました。しかし 1990 年、フェルディナント・アドルフ・ランゲの曾孫ウォルター・ランゲがブランドを復活させます。
現在では、ゴールドまたはプラチナのケースを使った腕時計を中心に、毎年数千本のみ製作されています。A.ランゲ&ゾーネの時計には必ず、自主開発され、手作業で入念な装飾と組み立てを行ったムーブメントが搭載されています。1990 年以降に開発された自社製キャリバーは 67 個を数え、A.ランゲ&ゾーネは世界でも最高峰の地位を確立しました。その代表作には、一般モデルとして初めてアウトサイズデイトを搭載しブランドを象徴するモデルとなったランゲ 1 や、瞬転数字式時刻表示を搭載したツァイトヴェルクがあります。まれに見る複雑機構を搭載するツァイトヴェルク・ミニッツリピーター、トリプルスプリット、そして 2013 年に発表された 6本限定のブランド史上最も複雑なモデル、グランド・コンプリケーションは、受け継がれてきた時計作りの技をさらに高めようとする A.ランゲ&ゾーネの真摯な姿勢を体現した時計です。2019 年には軽快さとエレガンスが共存するオデュッセウスを発表し、A.ランゲ&ゾーネの歴史に新しい章を開きました。