「CHRONOSWISS online Luzern tour」
2023.12.9 (Sat) at oomiya SHINSAIBASHI
2023年12月9日(土)、oomiya 心斎橋店にて「クロノスイス オンライン ルツェルン ツアー」が開催されました。
クロノスイス創業約40周年を記念するイベントで、クロノスイスのアトリエであるスイス・ルツェルンとオンラインでつなぎ、本国CEOのオリバー・エブシュタイン氏に工房を案内していただきました。
クロノスイスのコレクションが勢ぞろい
イベントに合わせ、店頭にはクロノスイスのコレクションが勢ぞろい。色とりどりの「オープンギア」シリーズや、新作の日本限定モデルなどが並びました。
ギョーシェとエナメル
はじめはムービーで、ギョーシェ彫およびエナメルの職人が登場し紹介をしていただきました。
ギョーシェは工房内で「シック・レディ」と呼んでいる、約100年前に製作された機械を使用し手作業で制作されています。デザインにもよりますが、1日に作れるのは2~4つだそうです。
釉薬→焼成を繰り返すエナメルは、焼成後にどんな色に仕上がるか予測するのは難しく、また焼成以外にも様々な工程があり、1つのダイアルを仕上げるのにとても時間がかかるそうです。
ムービーの後はリアルタイム映像に切り替わり、オリバー氏自ら工房を案内してくださいました。クロノスイスは特にギョーシェとエナメルに力を入れており、「長い歴史をもつギョーシェとエナメルの技術を守り、クロノスイスのスタッフが長く続けていけるようにしていきたい」とおっしゃっていました。
工房はとてもモダンなデザインです。この工房は見学が可能で、ギョーシェやエナメル文字盤を作っている作業を目の前で見ることができます。ルツェルンは高級リゾート地として有名で、チューリヒから電車で一時間くらいなので、訪れる機会があればぜひお立ち寄りください。
ムービーにも登場したギョーシェマシンのさらに詳しい解説。ギョーシェの模様の違いは、マシンにある何十枚ものディスクの組み合わせと角度によって作っています。回せば簡単に彫れるというものではなく、彫っては止めて、組み合わせ・角度を変えての繰り返しで気の遠くなるような作業がなされています。
1920年製や1924年製とヴィンテージのマシンを修復して使用しており、デザインによって縦のギョーシェを入れる専用のマシンと組み合わせて使用しているそうです。
前述されていましたが、エナメルは釉薬をのせて何回も焼成し完成します。焼成したのちポリッシュして再度焼成を重ね、また、すべて成功するわけではないので非常に手間がかかるそうです。
こうして一切の妥協なく、高度なクラフツマンシップをもって制作されている場面を知ると、時計を見た際の印象がまた変わりますね。
お客様からのギョーシェやムーブメントについての質問にも丁寧に答えていただきました。
最後はなんとオリバー氏とじゃんけん大会となり大盛り上がり!勝ち残った方にプレゼントが進呈されました。
クロノスイスのクラフツマンシップが感じられる貴重な機会となりました。
ご来店いただいたお客様、CEO オリバー・エブシュタイン氏、ご協力いただいた関係者の皆さま、誠にありがとうございました!
クロノスイス取扱店舗
クロノスイスは下記の正規品販売オオミヤ店舗にてご覧いただけます。