前回の記事からだいぶ日が経ってしまいましたが、
それには理由があるんです。
以下は前回アップした「H.モーザー」の記事。
もうお読みいただけましたよね?
H.モーザーこそ、オヤジの次なる一手だ!|戸賀 敬城
あれからというもの、H.モーザーがずっと頭から離れず……。
買うか買うまいか、買うとしたらどのモデルが戸賀らしいのか?
そんなことを数カ月間、ずっと考えていたんです。
そして、自分なりに出した答えがこちら!
そうなったら当然、買っちゃいますよね(笑)。
悩みに悩んだ末に選んだのは、衝撃的とも言える美しさをもつ
「ベンチャー・コンセプト・ベンタブラック」。
ずっと欲しかった世界一深い黒です。
光の吸収を99.965%吸収する、
人工的に製造されたもののなかでは世界でもっとも黒い物質
「Vantablack®」を文字盤に採用しています。
イギリスの研究機関が開発したVantablack®は、
1平方メートルあたり約1億個からなる極めて細い
カーボンナノチューブ(筒状炭素分子)で構成されている。
人間の髪の毛の1万分の1という
超極細カーボンからなるムラのない綺麗な文字盤は、
ほかでは再現不可能なんです。
懐中時計に着想を得たという丸いサファイアガラスは、
11.9㎜という厚さを感じさせない。
39㎜の程よいサイズ感は着け心地のよさを。
このベンチャーの特徴でもあるドーム型のネオヴィンテージスタイルと
温かみのある優しい色調の18Kレッドゴールドが、
ハイテク素材とのコントラストを楽しませてくれます。
ムーブメントは自社製手巻きキャリバーHMC327を搭載。
ダイヤルのエレガンスを損なわないよう、
パワーリザーブは時計の裏側のインジケーターに表示される。
H.モーザー社については前の記事で少し触れているので、
今回は割愛させていただきますが、
戸賀のベンチャーはロゴもインデックスもなし!
単に時間を表示する道具ではない、そこもH.モーザーの魅力です。
極めてスマートでラグジュアリーな究極の黒。
トレンドの“ラグジュアリースポーツ”はやや食傷気味。
程よいモード、“with モード”でラグジュアリーを楽しみたい今、
まさに手にしたい一本だったんです。
たとえば、こんな風に。
ベルルッティのニットジャケットに、インナーのニットはユニクロ。
パンツは心地よく美脚シルエットを演出してくれる戸賀の定番、
ジャブス アルキヴィオのマサッチョです。
靴はベルルッティ、アンディのラバーソールね。
ベンチャーの文字盤に合わせて、
そして今季のトレンドでもあるブラックをポイントに、
ほんのりモードなモノトーンスタイルにまとめてみました。
戸賀の「ベンチャー・コンセプト ベンタブラック」は295万円。
心斎橋店から届いてすぐ「トガブロ。」で紹介したところ、
うれしいことにすでに数人、ご購入された方がいるらしい!
愛車のマクラーレン 570Sにもベンテイガにも、
もちろんタキシードやスーツにも似合うベンチャー。
これから当面の間、このベンチャーをアップしていきたいと思うので、
皆さんお楽しみに!