7年くらい前に購入した一本ですが、
所有している時計のなかでもお気に入りのひとつです。
世界限定250本で販売されたステンレスモデル。
ゼニスの「エル・プリメロ クロノマスター1969 ローリングストーンズ」です。
ゼニスを語るうえでは欠かせないエルプリメロを搭載した、
ブランドを代表する「クロノマスター1969」と
ザ・ローリング・ストーンズとのコラボですね。
世界的なレジェンド同士のタッグであり限定なので、
類を見ない特別感があります。
ニットに細身のパンツをネイビーで統一して、
足元にブラックのスリッポン。
時計のベルトもブラックで、アズーロ・エ・ネロの着こなしに。
シックなトーンと名作時計で、
品のある装いを意識していますが、6時位置に配された
ザ・ローリング・ストーンズの代名詞でもある舌出しロゴによって、
リラックス感と遊び心も加えられていると思います。
オヤジの着こなしだって上品なだけでは物足りない！
特にカジュアル全盛な今の時代に、
チープに見せずにいかにして抜くかは日々のテーマですね。
手首から、しかも本格時計で遊びを加えるのは、
モダンでラグジュアリーな着崩しといえるのではないでしょうか。
ダミアーニのベル エポック ブレスレットとの重ね付けで、
高級感と手首コーデも楽しんでいます。
ファッションにおいて、足し算、引き算とは昔から言いますが、
その足しているのか…引いているのか…
この曖昧な感じを楽しむのも昨今のファッションかなと。
服だけなく、時計とアクセサリーの関係で
実践するのもオヤジの嗜みと言えますね。
エル・プリメロが発表された当時のオリジナルモデルをベースに
オープンダイヤルを取り入れた時計好きでなくとも惹かれる「クロノマスター1969」。
歴史的背景や薀蓄はここで書かずともご存知の方も多いと思います。
アイコン的なモデルで「あっ！」と思わせておいてのザ・ローリング・ストーンズ。
時計としての価値はもちろんですが、
着ける喜び、所有する喜びに加えて、ファッションとしても楽しめる一本です。
