他にもブライトリング「スーパーオシャン ヘリテージⅡ 42」やパネライ「マーレ ノストゥルム アッチャイオ-42mm」、ボーム&メルシェ「クリフトン クラブ」、ボール ウォッチ「ストークマン NECC」などの“小ぶりなスポーツモデル”がすごく気になります。どれも子供の目鼻立ちみたいなギュッとした顔つきと、ぷっくりとした佇まいが実にいい。また、偏差値が高そうに見せてくれるゼニス「ヘリテージ 146」の美しさや、漲るバイタリティを演出できそうなタグ・ホイヤー「カレラ キャリバー16デイデイト クロノグラフ」のバランス感覚にも惹かれます。ともに中身の信頼性が抜群なのも、これまたいい。
ともあれ、前述と重複しますが、今年は例年にも増してユーザーの選択肢が豊富に用意されています。経済的に余裕があるなら技術革新に余念がない弩級の1本で最新・最高のそれを手に入れてもいいでしょうし、2~3本目を狙っているならブランドやデザインや価格をじっくりじっくり検討してお眼鏡に適う1本を選出してもいいでしょう。もちろん“初めて”の場合でも、価格等々を含めて間違いのない1本が充分に探し出せるはずです。
広く提示された数多の選択肢から徐々に絞っていき、自分にとっての“ベスト”な1本に辿り着くのは、時計好き冥利に尽きるのではないでしょうか。